「良くも、悪くも、だって母親」第5-6話:かつての恋人に再会するイ・ドヒョンと胃がんを宣告されるラ・ミラン

2023年05月14日18時30分ドラマ
Netflix シリーズ「良くも、悪くも、だって母親」独占配信中!
画像出典:番組公式サイト

ラ・ミランとイ・ドヒョンW主演の新韓国ドラマ「良くも、悪くも、だって母親」が、5月10日、11日JTBCにて放送、Netflixでも独占配信。第5話、第6話では幼馴染で昔の恋人ミジュが村に帰ってきてガンホと再会を果たす一方、ヨンスンが重い病気の宣告を受ける様子が描かれた。気になるあらすじと見どころを見ていこう。

【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ映画、他】

「良くも、悪くも、だって母親」は、子供のために悪い母になるしかなかった母親のヨンスンと、予期せぬ事故で子供になってしまった息子のガンホが、失った幸せを追い求めていく感動的なヒーリングコメディだ。【「良くも、悪くも、だって母親」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあらすじや見どころなどドラマを深掘り紹介している。



■第5話あらすじ
双子を預けて渡米したと嘘をついていたミジュ(アン・ウンジン)がチョウ里に帰ってきた。ボールを届けに来たガンホ(イ・ドヒョン)と鉢合わせするが、事故に遭った事を知らない彼女は咄嗟にガンホを拒絶してしまう。

ソウルでガンホと幸せな同棲生活を送っていたミジュ。しかし、優しく愛情にあふれていたガンホは検事の任官式当日に突然態度を変えて家を出ていき、それっきり顔を合わせる事はなかった。母(カン・マルグム)からガンホの近況を聞いて驚きながらも双子がガンホと遊ぶのを禁止するミジュ。母もまた、突然帰ってきた娘の表情にかつての自分を重ね、傷ついた彼女を励ました。

その頃、ヨンスン(ラ・ミラン)の軽トラックと接触事故を起こして怒り心頭だった盗作作曲家のフナ(ペク・ヒョンジン)は新たな曲が出来ない苛立ちに加え、養豚場から漂ってくる悪臭に耐えかね文句を言いに行き、ヨンスンと再会。大人げない主張でヨンスンと対立、更には役所の人(シン・スンホ / 特別出演)にまで呆れられる始末。

ミジュが母にしてあげたネイルアートが話題になり村の女性達がネイルアートに感動するのを見て、故郷での開業を思い立ったミジュ。一方、ミジュが犬を可愛がるのを見て、犬を飼いたいと駄々をこねるガンホは歩行訓練中も頭の中は犬の事ばかり。たびたび襲う胃痛の為に検査を受けたヨンスンはかつて夫を担当していたテス(チョン・ウンイン)が大統領選に出馬するニュースを見る。

ガンホのおねだりに呆れながらも犬の飼育を許そうと思っていたヨンスンだが、その頃ガンホは養豚場で飼っていた犬でミジュの気を引こうと企み、犬を逃してしまい、預かった子豚も逃してしまい双子と必死に追跡。ヨンスンはフナとちゃんと話し合って養豚場への理解を得ようとするも、フナの乗った車が子豚がガンホらを避けた拍子に畑に突っ込んだ事で更に反感を買ってしまった。ガンホを巻き込んで乱闘騒ぎとなり警察沙汰になるが、ヨンスンは咄嗟に法律を読み上げたガンホに驚く。

その頃テスの娘ハヨン(ホン・ビラ)の行動は荒れに荒れて、見かねたテスは奉仕活動以外の外出を禁じ、大統領選出馬の邪魔になるガンホを始末するよう命令。ひとり家にいたガンホのもとにナイフを持った殺し屋がやって来るのだが…。

BadMother画像出典:番組公式サイト■第6話あらすじ
殺し屋に狙われたガンホを救ったのは一足先にソン会長(チェ・ムソン)の命令でガンホの部屋に忍び込んでいた少しおちょこちょいな部下ソ室長(ソ・ジソク)とチャ代理(チャ・スンオン)だった。二人は殺し屋を追い詰めて病院送りにするが直後に逃がしてしまう。ガンホは母ヨンスンに状況を説明するが、子豚が部屋を散らかした事をごまかす為の嘘だと思われ叱られる。

迷惑作家フナはチョウ里出身で里長(キム・ウォネ)ら村の人々と幼馴染だった。再会する度に涙で芝居を打ち、養豚場を壊してトロット専用のコンサートホールを作ると謳ってなかば強引に村人達を味方につけると養豚場反対のデモを開こうと計画。村人達がデモに賛同していると思ったヨンスンは裏切られた悲しさを通り越して苛立ちを感じていた。

母が結婚資金にと貯めていた通帳を渡されたミジュは感謝しつつ、ネイルショップを開くテナントを探しに町に出る。バスに乗る彼女を偶然見つけたガンホは、彼女が財布を落とした事に気づいて慌ててタクシーで後を追いかける。ミジュは巻爪で困っている老人にアドバイスをした事が好機になって農薬屋の一画で家賃無料でネイルショップを開ける事になる。一方、ミジュの財布をすられたガンホは咄嗟に八百屋のりんごを投げて犯人を撃退。代わりに泥棒扱いされたところをミジュとたまたま通りがかったヨンスンに助けられる。

養豚場では豚のお産が始まり、ヨンスンが徹夜で作業に当たる。ソ室長とチャ代理は養子縁組の書類を探しに養豚場を漁るが、ヨンスンと出くわしてしまい、咄嗟に嘘をついた事で近所の畑を購入する羽目に。その直後、ヨンスンは倒れて病院に運ばれてしまう。

出所後、違法賭博場でウェイターをしていたサムシク(ユ・インス)は、かつて犯罪を持ちかけた男と鉢合わせし乱闘騒ぎを起こしたせいで法外な損害賠償を命じられるが海に飛び込んで逃走。村に戻るとミジュに見せる為に魚釣りをするガンホを発見。かつてソウルで再会し、犯罪を起こして減刑を懇願した時も冷たくあしらわれ、恨みを抱いていたサムシクは悪態を突くが、自宅に戻って両親に泥棒と間違われて袋叩きに遭った後、ガンホの身に何が起きたのかを知る。

なかなか戻らないヨンスンを探して、デモ参加を考え直した村の人々と病院に向かったガンホ。その頃、ヨンスンは末期の胃がんを宣告され絶望していた。母を見つけて駆け寄り車椅子から落ちたガンホを手伝おうとしたヨンスンだが、自分がいない世界に取り残されるガンホの事を考え、手を差し伸べる事なく去っていく…。

■見どころ
第5-6話では、ガンホに続き、ミジュとサムシクが生まれ育った村に戻ってきて旧知の三角関係が勢揃いした。それぞれガンホと再会を果たす様子が描かれ、記憶を失ったガンホとどんな関係を築いていくのかに注目したい。中でも気になるのがミジュとの関係だ。先週放送分ではソウルで再会したガンホとミジュが恋人として同棲生活をしていた事が明かされ、「双子の父親はガンホなのでは?」と匂わせたが、第5話冒頭ではファンをメロメロにしてしまうほどのキスの嵐でラブラブな同棲生活が描かれた後、検事任官と同時にガンホが態度を豹変させて出ていった別れの経緯が明かされた。仮にガンホが双子の父親だとすると、双子からしたらアメリカにいると言われていた父親は嘘で、毎日友達として遊んでいるガンホが父親という事になり、やや厄介な展開になりそうだ。

彼が検事になった途端に豹変してしまった理由も気になるところ。第5話でオ・テスが語った通り「父親の復讐の為に近づいた」のであれば、ガンホが突然、復習という目標を見つけてミジュと距離をとったのも頷けるが、どこで父の死の真相を知ったのだろうか。続く物語に期待したい。

ソン会長やオ・テスと関連するダークな要素は控えめに描かれた反面、村の人々とのやり取りがコミカルに描かれ、常に美容パックをして現れる里長夫人の正体に関する話題や、ガンホが「合体」の合図で双子を車椅子に乗せて子豚を追いかける様子が微笑ましい。また、迷惑な作家フナのエピソードでは役場の職員でシン・スンホが特別出演。サムシク役のユ・インスと共に「還魂」での役柄が印象的だっただけに、「世子だ!」と叫んだ視聴者も多かったのではないだろうか。

ダーク要素の一端を担っていたソン会長の二人の部下も、第6話からは突然おっちょこちょいな表情を見せ始め、絶対に逃げ場の無い場所に隠れてしまった上に、超密着でブロマンスっぷりを披露したり、咄嗟の嘘で高価な畑を買う事になってしまったりとなかなかの存在感を見せつけた。畑を買って肥料を貰いに来たと嘘をついた事で、この二人があらたな曰く付きの村の人々に加わる可能性も期待できる。

終盤ではヨンスンが末期の胃がんだと判明し「病魔に勝てるのか」という新たな要素も加わり、更に深みを増していく物語から目が話せない。

「よくも、悪くも、だって母親」は韓国JTBCにて2023年4月26日~6月8日まで全14話で放送予定。Netflxiでも毎週木・金曜に独占配信される。

■スタッフ
監督:シム・ナヨン
脚本:ペ・セヨン
原題:나쁜엄마(ナップンオンマ=悪い母親)

■キャスト
チン・ヨンスン役:ラ・ミラン
チェ・ガンホ役:イ・ドヒョン
イ・ミジュ役:アン・ウンジン
パン・サムシク役:ユ・インス

※チョウ里の人々
イ・ジャン役:キム・ウォネ
チョンさん役:カン・マルグム
パクさん役:ソ・イスク
青年会長役:チャン・ウォニョン
トロット・ペク役:ペク・ヒョンジン
ヤンさん役:イ・サンフン
パク・ボギョン、キム・ジウン
ミジュの双子の弟妹(子役):キ・ソユ、パク・ダオン

ウビョクG会長ソン・ウビョク役:チェ・ムソン
国会議員オ・テス役:チョン・ウンイン
オ・テスの娘オ・ハヨン役:ホン・ビラ
 ほか

YouTube日本版予告動画

Netflix

kandoratop【作品詳細】【「良くも、悪くも、だって母親」を2倍楽しむ】