「連続ドラマW 事件」椎名桔平ら総勢13名による緊迫感溢れるポスターと特報映像解禁

2023年06月22日12時00分ドラマ

WOWOWにて8月13日(日)午後10:00から放送・配信される「連続ドラマW 事件」より主演の椎名桔平をはじめ、総勢13名の俳優陣が真っ直ぐ前を⾒据えながら、左右に真実の扉を開く菊地の表情が印象的なポスタービジュアルと特報映像が解禁された。



原作は、1978年に第31回日本推理作家協会賞を受賞した大岡昇平の不朽の裁判小説で、日本を代表するミステリー家・宮部みゆきにも多⼤な影響を与えた傑作だ。著者が「事件」のタイトルについて「裁判所と裁判官によって判決が違うのでは、裁判自体も偶然的な「事件」ではないかという考えによる」と述べている通り、構成する者の環境や心情によって、公判の風向きは大きく変わる。

裁判裁判員が日本で始まって14年。普段の出来事とは無縁だと思っている人々も、裁判官の立場に立つ可能性がある今だからこそ、考えるべきテーマだ。1978年の映画版では、丹波哲郎、永島敏行、松坂慶子、大地真央、渡瀬恒彦など豪華なキャストが共演し、数々の映画賞を受賞した。今回のWOWOWドラマ版では、舞台を昭和から令和に移し、当時導入されなかった裁判員制度の心理戦を緻密に描く。自分が育った環境や過去との葛藤から抜け出す中で、現代社会の孤独や苦悩、そして社会の闇を厳しくえぐりながらも、そこに微かな希望が輝く人間ドラマとして描かれている。

主人公・菊地大三郎は、過去に裁判⻑として下した判決がトラウマになりながらも、抜群の洞察力と機知に富む弁舌で、裁判という空間と改めて向き合う決意をした元エリート裁判官の弁護⼠。殺人罪を問われている被告人と被害女性のみぞ知る事件の裏に潜む孤独と絶望、その闇の真相を痛みを伴いながらもたぐり寄せていく。

監督を務めるのは「連続ドラマW インフルエンス」「連続ドラマW 絶叫」など重厚な人間ドラマを数々手掛けてきた水田成英。この度、すでに発表されている菊地大三郎役の椎名桔平に加え、オールキャストが解禁。事件の被害者で、地元で⼩さなスナックを経営していた坂井葉津子役に北⾹那、交際相手の姉で幼なじみの葉津⼦の殺害容疑で逮捕され、裁判員裁判にかけられる上田宏役に望月歩、葉津子の妹で宏の交際相手・坂井佳江役に秋田汐梨、歌舞伎町で出会った葉津子に付きまとい、彼女の店に出入りする宮内⾠哉役に高橋侃、菊地が所属する高橋・坪田法律事務所の共同経営者で、菊地と高橋の理解者である坪田真紀子役にふせえり、同事務所のクラークで、自身も法律家を目指して前向きに仕事にあたっている大崎志那子役に貴島明日香、地元の建築会社の経営者で、葉津子の遺体の第一発⾒者・大村吾一役に中村シユン、宮内の現在の交際相手で、裁判の流れを大きく左右する重要な情報を持っている桜井京子役に仁村紗和、菊地と真っ向から対決する神奈川地検屈指のエース検事・岡部梢乃役に入山法子、地元の市議会議員を務める宏の父親・上田喜平役に堀部圭亮、葉津子と佳江を⼥手ひとつで育てた⺟親・坂井すみ江役にいしのようこ、また、本事件の裁判⻑を務める谷本一夫役には、映画版で宏役を演じた永島敏行が決定。さらに、高橋・坪田法律事務所の代表で、菊地とは大学時代からの親友で最大の理解者でもある高橋茂樹役に髙嶋政宏という個性溢れる実力派キャストが集結した。



裁判を通して真実と真摯に向き合った者たちがその先に⾒つけるものとは…。先の読めないストーリー展開と⼈間模様、そして衝撃の結末とは︕︖8月からの放送・配信を楽しみに待とう。

【番組情報】
■あらすじ
ある資材置き場で刺殺体が発⾒される。被害者は地元で細々とスナックを経営する20代⼥性。ほどなく19歳の⻘年が殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕された。⻘年の弁護は、ある裁判を機に過去にとらわれ、“真実”に背を向けた元裁判官の弁護⼠・菊地⼤三郎(椎名桔平)に託された。⻘年の⾃⽩もあり、すぐに判決が下る単純な裁判だと思われたが、検察での取り調べから⼀転、裁判で⻘年は殺意を否認する。
⻘年のことを調べるうちに、再び“真実”と対峙する菊地。やがて法廷では意外な事実が次々と露⾒し、裁く者を惑わせる。果たして⻘年は、本当に「人殺し」なのか――― 。

■キャスト
椎名桔平
北香那 望月歩 秋田汐梨 高橋侃 / ふせえり 貴島明日香 中村シユン 仁村紗和 入山法子 堀部圭亮 いしのようこ / 永島敏行 / 髙嶋政宏 ほか

■スタッフ
原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)
監督:水田成英
脚本:三田俊之 保木本真也
音楽:横山克
企画・プロデュース:大木綾子
プロデューサー:大原康明 大瀬花恵
制作協力:FCC
製作著作:WOWOW

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