「どうする家康」裏切りの“勝頼”眞栄田郷敦、瀬名の計画が明るみに!第24話ネタバレと第25話予告
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)6月25日に放送された第24話「築山に集え!」“瀬名”有村架純が始動!命を懸けた謀が明らかに。7月2日放送の第25話「はるかに遠い夢」“家康”松本潤(嵐)武田と通じる妻と子を助けるために暗躍!しかし涙の別れが・・・。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。
6月25日放送の第24話では、戦国の世を終わらせるために瀬名の一世一代の謀が明かされた。奪い合うのではなく与え合う。三河、遠江、駿河、甲斐だけでなく、相模や越後までとりこみ、経済を回して慈愛の国を目指す妻の願いが、生まれた時から戦乱の世だった家康の心を動かした。だが、この計画に同意していると思っていた武田勝頼(眞栄田郷敦)の裏切りにより、計画は漏洩するという最悪の結末を迎えた。
そして7月2日放送の第25話では、信長に瀬名と信康(細田佳央太)が武田との内通を知られてしまい、家康は妻子を逃がすために奔走する。だが、信康と共に歩むことを決意していた五徳に、瀬名は自分のことを悪く書いて信長に知らせるよう指示。そして信康も自分の落とし前を付けようとするのだが・・・。徳川家にとって苦渋の決断が迫られる。
■”瀬名との出会いは希望”千代役・古川琴音が語る
ミステリアスな巫女や、町人、そして踊り子など、ドラマの中で様々な顔を見せてくれる千代。演じている古川琴音は23日に最終回を迎えたTBSドラマ「ペンディングトレイン」のメインキャストで出演。今後も『リボルバー・リリー』(2023年8月11日公開予定)『みなに幸あれ』(2024年公開予定)など出演する映画が続々と公開されるなど、今注目の若手女優だ。
「どうする家康」では武田の間者として家康の敵方として描かれているが、古川は番組ホームページのインタビューにて、そんな千代を、「独り身で何も持たない孤独な女性」と分析する。しかし、瀬名と出会ったことで、これまでと違い千代の人間らしいところが浮かび上がって来たと語る古川。「瀬名の言葉に影響を受けて、そういう夢を持つようになったのかわかりませんが、千代の人生の中で一つ希望が生まれた」と瀬名との関係性についても語っている。
今までいつ死んでもいいような、危うさと強さを持っていた千代だが、一人の人間として希望を持つきかっけとなった瀬名との出会い。彼女の変化に注目しつつ、次回第25話を楽しみに待ちたい。
■前回(第24話)ネタバレあらすじ
武田勝頼は、千代と穴山信君(田辺誠一)が瀬名と信康を調略したことで、織田と徳川を分断できると勝機を見出す。しかし、帰って来た穴山は、2人が武田と手を結ぼうとしているのは間違いないと前置きしながら、瀬名から言われた計画を勝頼に伝えた。その頃、岡崎の信康は、瀬名の薬を飲むと高ぶることを抑えられると言っては築山に通うようになっていく。そして何か企む瀬名は築山に集うよう方々に手紙を出し、やがてそれは家康の知ることになる。
瀬名が平岩親吉(岡部大)ら家康の家来を築山に寄せ付けないでいたため、酒井忠次(大森南朋)の不安は募るばかりだった。築山からは密書が飛び、連日身元のわからない連中が忍んで来るというが、武田の間者ではないのか。家康は妻と子を信じると言うが、調略の砦になりつつある築山を、信長の耳に入れてはいけない。信長から鷹狩に誘われた家康は、「水野のようなことは、もうあれきりにしないものよ」と言われ背筋が凍る思いがした。
家康は服部半蔵(山田孝之)に頼み、築山に出入りする者たちを調べさせた。すると、このひと月の間に武田の重臣や、於大(松嶋菜々子)と久松長家(リリーフランキー)、今川氏真(溝端淳平)と糸(志田未来)などが訪れていたという。見過ごすわけにいかなくなった家康は忠次らに兵を集めるよう指示。家康たちが大樹寺で待機していると、そこへ五徳(久保史緒里)があらわれ、一緒に連れて行って欲しいと願い出た。瀬名や信康に謀反の動きがあれば信長に報告しなければいけない立場から、信康を救いたいという五徳の気持ちをくんで、家康は忠次と石川数正(松重豊)を連れて築山へ向かった。
そして築山に到着すると、瀬名たちが家康の到着を待っていた。そこには信康もおり、穴山信君も姿をあらわした。瀬名は家康には最後に話そうと思っていたと前置きし、書状を差し出す。それは瀬名の考えに賛同する久松と今川の同意書だった。瀬名はどうしたら戦がなくなるかをずっと考え、人から教えをこいながら、ひとつの答えに辿り着いていた。それは貧しいから他から食物や土地を奪い戦争がおこるなら、お互いに分け与えればいいのではないかというものだった。
家康たちから見ればそれは理想に過ぎないが、三河、遠江、駿河、甲斐、信濃、相模、越後、奥州らで共通の通貨を作り、商業を発展させる。経済を回せば大きな国になる。東国に大きな国ができれば、信長も攻めてこないはず。瀬名の言葉に、家康は今川義元から言われた王道の話を思い出し、気持ちが高ぶった。しかし勝頼もこれに合意するだろうか。穴山信君は自分が必ず勝頼を説得して見せると約束。その後の戦で武田軍が空砲を撃ってきたことで、勝頼もこの謀り事に賛同したと取り、家康たち信長に気づかれないよう瀬名の計画を進めることにする。
一方、武田に奪われた高天神城を落とせない徳川軍に信長は苛立ちを覚えていた。そして武田勝頼は、千代と穴山を呼び、謀の進み具合が順調に進んでいることを知ると、「良いころ合いだな」とつぶやき、徳川は織田を裏切り武田と手を結んでいると噂を流すよう指示をした。思いもよらない勝頼の策略に、穴山も千代も言葉を失い、人心が離れるから止めるよう説得した。しかし、戦で天下を取りたい勝頼の命に背くことはできず、噂はまたたく間に国中に知れ渡った。そのことは徳川家にも伝わり、家康は愕然とする。
■25話「はるかに遠い夢」あらすじ
瀬名と信康の策略は武田勝頼の手によって国中に知れ渡り、信長の知るところとなる。2人の始末をつけなければ織田と戦になるが、それでも家康は信長の目をあざむき妻と子を逃がそうとする。一方、瀬名は五徳に、姑は悪女だと訴える手紙を信長宛にかかせ、全ての責任を負おうとし、信康も岡崎城を出たものの、逃げて生き延びることを選べず・・・。
NHK大河ドラマ「どうする家康」第25話は7月2日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第25話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
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