3週連続夏はジブリ最終夜は『もののけ姫』世界が驚愕・絶賛した宮崎駿流“時代劇”を放送!

2023年07月19日20時00分映画
© 1997 Studio Ghibli・ND

スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』公開を記念した金曜ロードショー「3週連続 夏はジブリ」最終夜7月21日(金曜21:00)は、宮崎駿監督の超大作『もののけ姫』を放送する。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。



長編アニメ映画『もののけ姫』は、人間は自然と共存できるのか…という壮大なテーマを、室町時代を舞台に、森を侵す人間と荒ぶる神々との戦いをパワフルなタッチと練った物語の展開で描き出す壮大な物語。構想16年、制作3年もの月日を費やして完成したジブリを代表する作品だ。2013年の『風立ちぬ』を最後に長編映画の製作から引退した宮崎駿の集大成とも言える伝説の一作。当時、日本映画の歴代興行収入を塗り替え世界を驚愕させた宮崎駿流“時代劇”だ。

多彩なキャラクターに人間と自然の生命力の偉大さを反映させ、ダイナミックな映像で表現。豪華な声優陣も大いに注目を集めた。主人公の青年・アシタカは『風の谷のナウシカ』(1984)のアスベルの声を担当した松田洋治、2006年『時をかける少女』の高瀬宋次郎の声も担当した。少女・サン役を石田ゆり子ほか、美輪明宏、田中裕子、小林薫、そして今は亡き名優、森光子と森繁久弥も声の出演している。

印象的な主題歌は、宮崎監督自身が作詞し、今ではすっかり個性的なキャラで人気の声楽家・米良美一が女性のような美しいカウンターテナーで歌った。この主題歌も大きな話題になり、米良自身の知名度も一気に上がった。

単なる長編アニメとしてではなく人間社会への警告でもあり、親子で楽しめ、そして一緒になって考えることのできる作品『もののけ姫』は、7月21日(金)よる21:00~23:44まで、拡大版で放送する。

■あらすじ
北の果てにあるエミシー族の隠れ里に住む青年・アシタカ(松田洋治)は、村に現れた“タタリ神”から村を守るが、その代償として「死の呪い」をかけられてしまう。巫女のヒイさま(森光子)から、呪いを解く秘密が西にあると告げられ、アシタカは西に向かって旅に出る。アシタカは謎の男・ジコ坊(小林薫)からタタリ神の体から出てきた鉄の球を作っている“タタラ場”の存在を教えられ、そこへ向かう。
旅の途中、巨大な犬神・モロの君(美輪明宏)に襲われた村人を助けたアシタカ。彼が目にしたものはモロの君の背に乗る一人の少女・サン(石田ゆり子)だった。
タタラ場へ辿り着いたアシタカ、そこはエボシ御前(田中裕子)という女性が率いる鉄の精錬所。彼らは生きていくために森を切り開き、鉄を打ち、独立した社会を築いていた。モロの君に育てられたサンは、もののけ姫と呼ばれ人間から恐れられていた。森を守る神々とともに、神聖なる森を侵すタタラ集団と闘うサン。さらに「不老長寿」の力があるとされるシシ神の首を狙う侍たちが絡み、三つ巴の戦いとなる。その中で心を通わせるサンとアシタカ…。

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