「どうする家康」“信長”岡田准一渾身の“本能寺の変”に視聴者が沸いた!第28話ネタバレと第29話予告
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)7月23日(日)に放送された第28話「本能寺の変」岡田准一、感情むき出しの信長最期に視聴者の注目が注がれた!7月30日(日)放送の第29話「伊賀を超えろ!」で松山ケンイチが再登場!“家康”松本潤(嵐)が伊賀で大ピンチに。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。
7月23日放送の第28話では、織田信長(岡田准一)が本能寺に入ったと知らせを受けた徳川家康(松本潤)が、信長を討った後の体制を盤石に整えるため、堺へ向かった。思いがけず再会したお市(北川景子)からかけられた“家康は信長の唯一無二の友”という言葉に揺れる家康。ついに信長を討つことを諦めた家康の元に、まさかの信長訃報の知らせが届く。一方、明智光秀(酒向芳)の襲撃を受けた信長は、家康と過ごした日々を思い返していた。離れたところでお互いを想う家康と信長。ただ一人の友に恨まれ孤高の人となった信長の悲しい最期にSNSでは「こんな描き方もあるのか」「岡田信長・・・最後までかっこよかった」などの声が寄せられた。
そして7月30日放送の第29話では、家康三大ピンチの一つ、“伊賀越え”が描かれる。信長を討った光秀が次に狙うのは徳川家康。命を狙われた家康と家臣団が、服部半蔵(山田孝之)のアイディアで半蔵の故郷でもある伊賀を超えることになるのだが、そこで服部一族が家康たちを迎え撃つ。そして毛利攻めに苦戦していた秀吉(ムロツヨシ)が速やかに毛利と和議を結び、信長の仇討ちのため全軍京へ引き返す。狂気的なムロツヨシの秀吉、そして追放されていた本多正信役の松山ケンイチが山伏姿で登場するなど、さらなる盛り上がりが期待できそうだ。
■岡田准一が信長にかけた思い
ついに信長最期の時を迎える本能寺の変とあり、注目度が高かった第28話では、家康と信長の過去と現在が交差されるように映し出された。そこで信長がいかに父・信秀(藤岡弘、)に厳しく育てられる一方、「心を許すのは一人だけにしておけ」という教えを受けていたことが明かされた。そして家康もお市から信長が自分のことをただ一人の友だと認めていたことを聞かされ動揺する。信長を憎みながらも憎み切れなかった家康、そして殺されるなら家康に殺されたいと願った信長。2人が離れた場所でお互いの名前を呼び合うシーンは、今までにないラブシーンの様相を見せ視聴者を沸かせた。
信長を演じた岡田准一は、松本潤から直に電話をもらい出演を打診されたことは有名な話。事務所の後輩でもあり、ほぼ同じ世代のジャニーズを背負って来た先輩と後輩という間柄だ。信頼あつい2人だからこそ表現できた家康と信長。岡田は番組サイトのインタビューで、家康とのラストシーンについて「(松本と)段取りとか気にせずやり合える瞬間みたいのがやりたかった」という言葉にあるように、1年間という長い間同じ役を演じる大河だからこそできる芝居を超えた体験を松本とやりたかったと語っている。
「軍師官兵衛」で大河の主役を務めた先輩として、そして事務所の先輩として“家康”松本潤を導いた“信長”岡田准一。先輩からの想いを受け継いだ松本潤がどう化けるのか今後の展開に期待したい。
■前回(第28話)ネタバレあらすじ
天正10年(1582年)6月2日、本能寺に滞在中の信長の元に敵襲が現れた。本能寺が火に包まれ、京の町は大騒ぎになる。信長の首をとったのが家康だという噂が広がる中、家康は堺を訪れていた。本能寺の変が起こる3日前、信長が京に向け出立したという知らせを受けた明智光秀は、そこで信長、信忠、家康を討とうとしていた。一方、家康も信長討伐を企み、信長亡き後も世を治める準備として、堺の会合衆と親交を深めようとしていた。
南蛮船が行き来する、最大貿易都市として発展していた堺。会合衆の津田宗及ら有力者と懇意になることで、堺に集まる人、金、物、そして鉄砲を手に入れたようなものだった。そんな中、家康は偶然堺を訪れていたお市と再会する。お市は織田信忠がいる岐阜で3人の娘を育てていた。堺には娘たちの見聞を広めるため訪れており、家康も来ていることを知って会いに来たのだった。
「兄を恨んでおいででしょう」と話すお市に、家康は「とんでもない」と返すが、2人とも夫と妻を信長に殺された身。お市は信長を恨んでいると明かし、しかし家康は信長に慕われているから安泰だと告げた。さらに「兄は、みなから恐れられ、心を許すたった一人の共にも恨まれておる。あれほど孤独で哀れな人はいない」と続け、思いもよらないお市の言葉に家康は困惑する。そして、信長はいづれ誰かに討たれるのであれば、家康に討たれたいと思っているはずだと、話すお市の言葉に家康の決心が揺らいだ。
その頃、本能寺の信長は、父・信秀に厳しく育てられた小さい頃を思い出していた。「信じられるのは己のみ」という父の厳しい教えに反発した信長は、家を飛び出し、幼かった竹千代(家康)たちと相撲を取る日々を送っていた。家督を継ぐよう父から言われた時、父からは「心を許すのは一人だけにしておけ」「こいつになら殺されても悔いはないと思える友を、一人だけ」という言葉をかけられた信長。信長にとって唯一無二の友は家康であり、家康になら討たれても良いと思っていた。
そして6月2日、信長は不穏な空気に目を覚まし、刀を持って待ち構えているとそこに鎧を着た兵士が襲って来た。家康がついに殺しに来たと思った信長は、刺されながらも家康の姿を捜した。外に出て見ると、そこには家康ではなく光秀の姿があった。「やれんのかキンカン頭!お前に俺の代わりが!」と叫んだ信長は、そのまま光秀率いる軍勢と戦うが、手勢が少ない信長側に勝ち目はなく、信長は燃え盛る本能寺の中へ姿を消した。
一方、堺にいる家康は、家臣団の前で信長を討つ決断ができないと打ち明けた。家康の言葉に戸惑いながらついて来た家臣団たちだが、家康の迷いを聞いて、酒井忠次(大森南朋)は力になれず申し訳ないと詫び、石川数正(松重豊)は時期早々だと告げた。そして、時が来たら必ず天下を取ろうと固く誓い合った。そして家康が京に戻る日、穴山梅雪(田辺誠一)と別れを告げた家康の元に、息せき切った茶屋四郎次郎(中村勘九郎)がやって来て、信長の訃報を伝えた。そして、明智光秀の号令で家康の首に賞金が懸かっていることを知った家康と家臣団は、生きて岡崎に帰るため堺を出発した。
■第29話「伊賀を超えろ!」あらすじ
信長の訃報が世の中を駆け巡る中、光秀の命令で家康は浪人から村人まで、あらゆる者から命を狙われることになる。岡崎へ帰還すべく、家臣団と共に逃亡する家康に、半蔵は、服部党の故郷である伊賀を抜けるべきだと進言。光秀の追手を欺くために、忠次らと別れた家康は伊賀の難所を超えて、一路岡崎を目指すが、道中で謎の伊賀者たちに襲われる。
NHK大河ドラマ「どうする家康」第29話は7月30日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、岡田准一、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第28話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
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