Netflix「D.P. -脱走兵追跡官-」(シーズン2)第7‐8話:チョン・ヘイン&ク・ギョファンの黄金タッグ再び!あらすじと見どころ
チョン・ヘイン&ク・ギョファン主演の「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン2が、7月28日(金)Netflixにて全6話を一挙独占配信開始した。シーズン2の初回となる第7話では、前作のラストで起こった悲劇から数カ月、相変わらずイジメが横行するなか、軍生活を送る主人公ジュノの姿が描かれた。つづく第8話では、第二のソクポンとも思われる事件が発生し…。ここでは、気になる第7~8話の見どころとネタバレあらすじを紹介していこう。
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
「D.P. -脱走兵追跡官-」(原題:D.P 개의 날=D.P犬の日)は、ごく普通の二等兵アン・ジュノが、ある日突然D.Pに配属されて、ハン・ホヨルと共に脱走兵たちを追跡する中で彼らと向き合うようになる”青春の混乱”と”人権”を描く社会派ドラマ。
※【「D.P.-脱走追跡官-」シリーズを2倍楽しむ】にはシーズン1、2の各話のあらすじと見どころ、豆知識、メイキングなど紹介している。
■第7~8話の見どころ・感想
シーズン1のクライマックスで起こった、イジメによって豹変してしまったソクポン(チョ・ヒョンチョル)による脱走・拉致事件。昨日28日(金)に配信を開始した「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン2では、その数か月後の様子が描かれている。
相変わらずD.P.(脱走兵追跡官)として活動するジュノ(チョン・ヘイン)だったが、ソクポンの一件によって、軍での風あたりは以前に増して強くなる一方。さらにパートナーのホヨル(ク・ギョファン)は事件の影響で心を病み、ふたたび入院生活を送っていた。第2話では、失語症と思われる症状を見せ、筆談で会話するホヨルの姿が。おしゃべりでムードメーカーなホヨルだけに、多少衝撃的なシーンとなった。
©Netflixシーズン2より新たに登場する顔ぶれにも注目したい。まずは国軍本部の法務室長を務めるク・ジャウン役のチ・ジニ。登場シーンはそう多くはないものの、圧倒的なオーラを放ち、今後のエピソードにどのような影響を与えてくれるのか期待。他にも「39歳」でソン・イェジン、チョン・ミドと共演したキム・ジヒョンが、ク・准将の部下で同じく国軍本部で働く法務将校ソ・ウン役を演じている。ソ・ウンはシーズン1から引きつづき出演のソン・ソック演じるジソプの元妻でもあるので、この2人のケミ(相性)もお見逃しなく。
第7~8話(シーズン2 第1~2話)では、ソクポン事件のその後、そして新たな悲劇…。といった流れでストーリーが展開していく。本作の見どころでもあるジュノ&ホヨルのコンビネーションは、9話以降で本格的に始動するようだ。序盤のメインはシーズン1のエンディングで衝撃を与えた、生活館(兵士たちの居住施設)での銃乱射事件。ソクポンの時と同様、悪質なイジメによって豹変してしまったキム・ルリ一等兵。そんなルリを演じるのは韓国のユーチューバー、ムン・サンフンだ。ムン・サンフンといえば、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でペンス好きの自閉スペクトラム症をもつ男性を演じ、話題を集めた。本作でも、鳥肌必至のムン・サンフンの演技に注目して欲しい。
■第7話:「梅雨」
ソクポンの事件後、軍の在り方に失望したジュノは命令に背き、廃級処分に。相変わらず先輩からの嫌がらせはつづき、ぐっと歯を食いしばって任務にあたるジュノ。D.P.(脱走兵追跡官)担当官のボムグは、ソクポンの一件が本人の精神疾患によるものだという上の報告書に異議を唱え、国軍本部に拘束されていた。意地でも署名を拒むボムグに向かって、上司のジソプは「ジュノとホヨルのためだ」と声をかける。
上からの命令で脱走兵の捜索に向かうことになったジュノ。しかし、パートナーのホヨルは現在入院中。代わりにパートナーとなったのは、二等兵のパク・セウン(ユ・スビン)だった。軍では従順な風を装っていたセウンだが、実際はD.P.になれば自由に外へ出られると思って自らD.P.に志願したのだという。その日、ジュノは先輩から暴行を受けるホ・ギヨン上等兵(パク・セジュン)の姿を目にする。カッとなったジュノは、ギヨンに暴力を振るった先輩兵士に思わずつかみかかってしまう。
ジソプの言葉に署名をすることを決めたボムグだったが、その矢先、館内に緊急事態を伝えるサイレンが鳴り響く。兵士たちが寝泊まりする生活館で、銃乱射事件が発生したというのだ。銃を乱射して武装したまま逃走したのは、ソクポンの親友ルリだった。部隊に復帰したボムグは、ルリの追跡をジュノに命じる。ところが、脱走兵の話に怖気づいたセウンは、D.P.を辞めると言い出し…。
■第8話:「ダーティープレー」
4カ月前、ソクポンの件でルリと直接会って話を聞いていたホヨル。入院先の病院でルリのニュースを目にしたホヨルは、ルリがイジメに遭っていたことを知りながら、「助けてやる」の一言を言わなかったことを激しく後悔した。
©Netflix記者会見の場で、イジメを苦に今回の犯行に及んだルリを、しきりと「犯人」と呼ぶことに違和感を感じるボムグ。隣にいたジソプは、「得意の印象操作か」とかつて夫婦だったソ・ウン(キム・ジヒョン)を非難。
その頃、ルリの母親が経営する食堂の前には、事件の被害者家族が押しかけていた。同じく食堂に駆けつけたジュノの前に、ホヨルが現れる。ルリの件を早急に片付けたい国軍本部はルリを問題児扱いし、発見時は射殺もやむを得ないと発表。そんななか、ライブ動画で自分が執拗なイジメに遭っていたことを明かすルリ。動画を見たルリの母は、「どうかルリを助けてやって」とすがるのだった。
ルリが持ち出した小銃はすぐに発見されたが、ウンはマスコミにそれを伏せ、予定通りルリのおびき寄せ作戦を実行に移す。ニュースで被害者家族から罵声を浴びせられ、暴行される母の姿を見たルリは、ウンらの予想通り母の食堂に姿を現した。人質を連れて現れたルリの手には、手りゅう弾が…。
ルリがその場で射殺されることを恐れたホヨルは、機転を利かせてタブレットでルリの姿をライブ配信する。そして、「生きろ、ルリ!」と声を張り上げるホヨル。しかし、それもわずかな時間稼ぎにしかならず、すぐに通信が遮断されてしまう。駆けつけたウンが発砲命令を下そうとした瞬間、ルリの前に現れたのはルリの母親だった。
手りゅう弾を持って佇むルリを抱きしめ、「大丈夫」と声をかける母。そこへ法務室長のク・ジャウン(チ・ジニ)が現れると、ルリとその母を気遣う様子をカメラの前でアピールした。ルリはその場で逮捕され、事件は終わりを迎える。
■キャスト
アン・ジュノ役(一等兵):チョン・ヘイン
ハン・ホヨル役(上等兵、ジュノのパートナー):ク・ギョファン
パク・ボムグ(103師団 D.P.担当官)役:キム・ソンギュン
イム・ジソプ(103師団 大尉)役:ソン・ソック
ク・ジウン役(国軍本部 法務室長 准将):チ・ジニ
ソ・ウン役(国軍本部 法務将校 中領):キム・ジヒョン 他
◇Netflix
◇シーズン2制作確定予告編
【作品詳細】【「D.P.」シリーズを2倍楽しむ】