研究場所も我が子も失った神木隆之介と浜辺美波!次週こそ幸せを!「らんまん」第18週ネタバレと第19週予告

2023年08月04日08時41分ドラマ
©NHK

田邊(要潤)の逆鱗に触れ研究場所を失ってしまった万太郎(神木隆之介)!ロシアのマキシモビッチ博士を頼ろうとしていた矢先、愛する我が子・園子が天に召される!NHK連続テレビ小説「らんまん」第19週「ヤッコソウ」(8月7日~8月11日)のあらすじと見どころをご紹介!関連動画は番組公式サイトで公開されている。



日本の植物学の父である言われる牧野富太郎をモデルとした「らんまん」の第18週目が7月31日から放送された。第18週は週の頭、月曜日・第86話の冒頭から田邊教授(要潤)の怒りのシーンからスタートした。教授の下で研究し、教授に助言をもらったからこその研究の成果なので、共著とすべきところを単独で出してしまった。そのことが田邊は気に入らない。あまりの激しさに「週の初めから」と視聴者も引き気味になるほどの迫力だった。第17週では田邊のいいところもでていたが、第18週はその冷酷さに悲鳴があがった。

そんな万太郎を寿恵子(浜辺美波)がいつも明るく支えてくれる。そして園子が花を探して、万太郎の希望をつないでくれた。ロシアで研究を続けようと決心した水曜日の第88話は明るい兆しが見えていたが、ラストに映ったスミレの花が枯れているのを視聴者も心配した。その心配はあたり、万太郎にもっとも厳しい状態が訪れた。実家の峰屋の経営も傾き、さらには愛している長女の園子が亡くなってしまう。これはいつも明るい寿恵子に参ってしまう。二人は悲しみにくれてしまう。身重の寿恵子を気遣って母親のマツ(牧瀬里穂)がやってきた。

園子©NHK
園子を演じる子どもの演技がうますぎると話題になっている。特に第89話では歩いてきて、自然に万太郎に甘えるのだ。その後の園子の運命を知ると、なお、このシーンでみせる園子の愛らしさが際立つ。このシーンなどのメイキング映像は番組公式Twitterで公開されている。

8月7日から放送される第19週では、次女が生まれる。そして、亡き園子に捧げるためにと図鑑の作成を再開させようとする。万太郎のことを強く買ってくれていたロシアのマキシモヴィッチ博士が亡くなってしまい、ロシア行きは断念せざるを得ず、万太郎は目の前にあることをこなすことにする。穏やかな雰囲気で進んできた「らんまん」。田邊の厳しさと園子を失うという経験で一気に暗い転換となったが、そこから這い上がってゆく第19週となる。

【第18週(2023/7/31-8/4)ネタバレあらすじ】
万太郎(神木隆之介)の書いたムジナモの論文に激怒した田邊(要潤)は、大学の出入りを禁ずる。大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)は、どうにか万太郎を許してほしいと懇願するが、田邊は追い打ちをかけるかのように、土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう万太郎に命じる。あまりのことに呆然としてしまう万太郎だったが、本当に「なにが悪かったか」には思い至っていない。それでも、このままでは研究ができなくなってしまう。そのために、大窪のいうように論文を書き直し、教授との共著の形をとることが先決と思われた。

急いで帰った万太郎から話を聞いた寿恵子(浜辺美波)は納得がいかない。田邊は結婚のお祝いに家に呼んでくれたり、高頭(伊礼彼方)の主催する音楽会にも万太郎を連れてきていたのは、愛情があるからだろうという。しかし、万太郎は田邊の思いは違うところにあることはわかっていた。

文部大臣・森有礼(橋本さとし)の号令のもと、東京大学の理学部は帝国大学理科大学と改められ、田邊がその初代教頭に就任した。一方の万太郎は、大窪の協力を得ながら、ムジナモ発見の論文を書き直し、発見の経緯で田邊が多くの助言をしたことなどを書いて図鑑も出版しなおしたが、田邊の気持ちは変わらなかった。波多野、藤丸も田邊を説得しようとしたが、強い権力を持った田邊の心を変えることは出来なかった。大学への出入りを禁じられ落ち込む万太郎に、寿恵子はいつも通り明るく接する。そして、万太郎はもう一度、田邊の元へと向かい、許しをこう。しかし、田邊の心は動かない。さらに万太郎の願いであった植物図鑑を大学の力を結集して作り上げるといいだした。図鑑のアイデアまで取り上げられた万太郎は失意のまま町をさまよう。家に戻った万太郎を寿恵子と園子が迎えてくれた。

万太郎は、野田(田辺誠一)と里中(いとうせいこう)の元を訪れていた。田邊を怒らせてしまった経緯を話し、博物館で研究をさせてもらえないかと二人にお願いするのだった。しかし、大学と博物館は協力関係にあるため難しいと断られてしまう。万太郎を応援したい二人は、君の才能を認めている人は他にもいると背中を押す。それはロシアのマキシモヴィッチ博士だ。万太郎の才能を高く買っていて万太郎が送る標本や植物画を愛してくれている。野田はロシアに研究に行くことを勧めてきた。しかし、万太郎は寿恵子や園子、寿恵子のお腹にいる子どものことを考えると簡単にロシア行きを決められない。

家に帰ると、寿恵子がある人物から届いた手紙を万太郎に渡す。それはマキシモヴィッチ博士からの手紙だ。そこには万太郎が研究したムジナモのことを高く評価してくれてあった。その発見は世界の植物学者から評価されるとも書いてあり、万太郎は、寿恵子と娘を連れてロシアへ行くことを決める。寿恵子もロシアについてゆく決意をした。

そして、峰屋に渡航費の相談をしようと考えていた矢先(やさき)、峰屋では腐造が起こってしまい、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)は窮地に立たされてしまう。綾と竹雄は店をたたむほかなくなり、従業員達にも頭を下げる。

突然の高熱にうなされる園子。長屋の皆も心配して医者を呼ぶが、医者は「はしかではないか」と。そして、春、ヒメスミレが咲く頃、長女・園子が天国へと旅立った。悲しみに暮れる万太郎と寿恵子の元へまつ(牧瀬里穂)がやってくる。身重の寿恵子の身体を心配してなんとか好物のタケノコの炊き込みご飯などを食べてもらおうと工夫をする。しばらくは床にふせって悲しみにくれていた寿恵子だったが、マツや長屋のみんなの暖かさに食事をくちにすることができた。

一方の綾も、峰屋をたたむことに心を痛めていた。そこへ豊治(菅原大吉)らがやってきて、竹雄と綾に労(ねぎら)いの言葉をかける。分家としては助けることはできるレベルではないが、これまで峰屋を守ってきた綾を励ましてくれる。本家の家と土地を売って、峰屋の土地を売り、再出発するように促す。綾と竹雄は万太郎にも報告に東京へ向かうことにする。

万太郎と寿恵子は、園子が好きだった花の画を燃やし、天まで届かせ、園子に見てもらうとする。二人は園子の幸せを空に祈るのだった。

【第19週(2023/8/7-8/11)あらすじ】
■第91話(月)
長女・園子を亡くした悲しみから、なかなか立ち直れない万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。まつ(牧瀬里穂)、りん(安藤玉恵)、倉木夫婦(大東駿介・成海璃子)らも心配していて…。万太郎は、いつか自分たちが園子のところへ行くときに図鑑を持っていこうと寿恵子と約束をする。

■第92話(火)
まつ(牧瀬里穂)に支えられ、寿恵子(浜辺美波)は第二子を出産。万太郎(神木隆之介)、は、赤ちゃんの長寿を願い千歳と名付けた。そんなある日、ロシアからマキシモヴィッチ博士が亡くなったとの知らせが届く。ロシア行きを断念した万太郎は、今、自分がやるべきことをやろうと決心する。まずは大学に寄贈する標本五百点を用意しようと意気込んでいるところに、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)がやってくる。

■第93話(水)
万太郎(神木隆之介)、寿恵子(浜辺美波)、竹雄(志尊淳)、綾(佐久間由衣)は久しぶりに再会。いばらの道を行く万太郎を心配する竹雄だが、寿恵子と共に夢に向かう姿を見て安心する。綾もまた、長屋の面々が自由に楽しく生きる姿を見て、元気をもらうのだった。そして、竹雄と綾は高知へ帰り、万太郎も植物採集の旅へと出かけていく。ある日、寿恵子は中尾(小倉久寛)の質屋で見かけた新聞小説の内容に衝撃を受け…

■第94話(木)
卑劣な内容の新聞小説に胸騒ぎがした寿恵子(浜辺美波)は、田邊(要潤)の妻・聡子(中田青渚)の元へと向かう。田邊家の周りはやじ馬だらけで、警察が来るほどの騒ぎとなっていた。そんな中、駆けつけてくれた寿恵子に、聡子は心から感謝するのだった。そこへ、田邊が帰ってきて…。一方の万太郎は、高知の山で植物採集の真っ最中。ある日、山奥で虎鉄(寺田心)という少年と出会い、彼の案内で珍しい植物を発見する。

■第95話(金)
珍しい植物を持ち帰った万太郎(神木隆之介)は、早速、研究を始める。ある日、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)が長屋へやってくる。万太郎は、二人を巻き込んでさらに研究を進め、その植物が新種であると認定。「ヤッコソウ」と名付けた。数か月後、虎鉄(寺田心)からたくさんの標本が送られてくる。植物を通じて人と繋がれると、ワクワクしている万太郎を見て、寿恵子(浜辺美波)は安堵(ど)するのだった。

■スタッフ他
脚本:長田育恵
音楽:阿部海太郎
主題歌:あいみょん「愛の花」
語り:宮﨑あおい
出演:神木隆之介,浜辺美波,志尊淳,佐久間由衣,大東駿介,成海璃子,安藤玉恵,牧瀬里穂,池田鉄洋,小倉久寛,,中田青渚,寺田心,要潤,ほか

 <総合>(月~土)8時~8時15分/12時45分~13時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)7時30分~7時45分/23時00分~23時30分[再]
   (土)9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「らんまん」番組公式サイト
NHK朝ドラ「らんまん」番組公式Twitter @asadora_nhk
NHK朝ドラ「らんまん」NHK-PRサイト

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