「どうする家康」“家康を許さない”ラスボス茶々爆誕に視聴者が沸いた!第30話ネタバレと第31話予告
NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BSP、BS4K18時~)8月6日(日)に放送された第30話「新たなる覇者」で白鳥玉希が秀吉(ムロツヨシ)を手玉に取る茶々を鮮烈に演じ話題に。8月13日(日)放送の第31話「史上最大の決戦」頂上決戦を目前に秀吉が家康家臣を調略か?NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。
本能寺の変から、秀吉が明智光秀を討ち取り、いよいよ秀吉の天下人への道が開かれた8月6日放送の第30話では、信長の後釜を決める清州会議から、お市(北川景子)と柴田勝家(吉原光夫)の結婚、そして賤ヶ岳、北庄城まで一気に駆け抜けた。「お市様のことはこの竹千代が助けます」という家康(松本潤/嵐)との幼い日の約束を最後まで信じ続けたお市と、助けたくても、隣国との戦、秀吉の勢いに静観することを選んだ家康の切ない想い。北川景子が凛々しく力強いお市を演じ、信長の妹としての誇りを見せながら潔い最期を迎えた。
そして8月13日放送の第31話では、勢いに乗る秀吉が、信長の次男・秀雄(浜野謙太)を安土城から追放し、勢力を伸ばしていく。信雄からも助けを求められる家康だが、人の心を掴む天才・秀吉は家康の家臣の調略にもかかっているようで・・・。天下分け目の大戦を目前に、家康と秀吉が火花を散らす。
■大注目!茶々役・白鳥玉希
幼少期に「お市様のことは、この竹千代がお助けします。必ず助けます」と約束した家康の言葉を信じたお市だったが、その願いは果たされなかった。そんな母の姿を見ていた茶々は「やはりお見えになりませんでしたな。見て見ぬふり。」「徳川様は嘘つきということでございます。茶々はあの方を恨みます。」と冷たく言い放ち、後々起こる対徳川を予感させた。
その中で、視聴者の注目を集めたのは茶々役・白鳥玉希の妖艶な雰囲気と抜群の存在感だ。母を死に追いやった秀吉に頬をなぞられ笑顔を見せる茶々。不気味さと美しさを兼ね備え、一瞬で秀吉を手玉に取る少女の微小にネット上では「ラスボス茶々が爆誕!」「未来の淀君見えて来て怖い」と沸いた。
白鳥は「とと姉ちゃん」(2016年)、「テセウスの船」(2020年)、「極主婦道」(2020年)に出演。昨年公開された凪良ゆう原作、李相日監督の映画『流浪の月』では800人のオーディションで広瀬すず演じる主人公の少女時代を射止めた逸材だ。家康、秀吉の対立構造と共に、弱冠13歳の白鳥演じる茶々がどう絡んでいくのか期待が高まる回となった。
■前回(第30話)ネタバレあらすじ
明智光秀を討った秀吉は、織田家跡継ぎを決める清須会議で、信長の孫、三法師を立てつつ、実権を握ろうとしていた。そんな秀吉の動きを苦々しく見ていたお市は柴田勝家との結婚を決意。秀吉と勝家が対立を深める中、家康家臣の本多忠勝(山田裕貴)は、伊賀から戻ってすぐ攻めれば家康が秀吉に先を越されることはなかったと不満を募らせていた。しかし、信長の死により、がら空きとなった旧武田軍の甲斐、信濃、上野を狙う真田、そして北条氏政(駿河太郎)との一戦に臨む。
甲斐・新府城に陣を構えた家康は、本多正信(松山ケンイチ)の案で、黒駒にて北条軍を待ち伏せ、少ない手勢で北条軍を退去させることに成功。そして井伊直政(板垣李光人)は召し抱えた武田兵を引き継ぎ一軍の将となる。それから程なくして北条から和睦の手紙を受け取った家康。上野一国をもらえれば手を引くという悪くない条件だったが、徳川臣下に入った真田から領土を取り上げれば、恨まれることになる。しかし家康は仕方なく家康はこの条件を飲むことに。また、和睦の証として家康の娘を嫁に迎えたいということだったので、お葉(北香耶)との子・おふうが北条氏直に嫁ぐことになった。
一方、信長の三男・信孝が三法師を連れ柴田勝家に助けを求めていたが、秀吉は次男・信雄を担ぎ上げ、柴田勝家に戦を仕掛けてきた。秀吉と柴田の天下争いに、信長の息子たちが巻き込まれるかたちとなり、この戦で秀吉の軍勢は柴田勝豊の長浜城を落とし、信孝を降伏させ三法師を奪還。そして、近江・賤ヶ岳の戦いに勝利した秀吉は、前田家を調略し、柴田を窮地に追い込む。そんな中、お市は幼い日に家康と交わした約束を信じて、家康が助けにくることを密かに願っていた。
浜松では軍議が開かれ、忠勝や直政はお市を助けることを進言するが、正信はそれに意を唱える。正信は、秀吉が人の心を掴む天才で、今や織田家臣もほとんどが秀吉に調略されている。織田家中のもめ事なので、家康は静観するべきだと主張した。これに酒井忠次(大森南朋)や石川数正(松重豊)も同意見だった。お市との約束を果たせないことに胸を痛める家康だったが、様子を見ることを選択する。
それから北庄城は落ち、お市は柴田勝家と共に自害。お市の3人の娘は、秀吉が面倒を見ることになった。最後まで家康の助けを待っていたお市の姿を見ていた茶々は、見て見ぬふりをする家康への恨みを募らせながら、母と今生の別れを交わし秀吉の元へ。お市に惚れていた上、織田家の血筋を欲していた秀吉だったが、茶々の美しさに心を奪われる。柴田勝家の敗北、そして2人の自害の知らせを受けた家康は、打倒秀吉に燃えるのだった。
■第31話「史上最大の決戦」あらすじ
お市を死に追いやった秀吉に、家康は激怒し、打倒秀吉の決意を固める。しかし勢いに乗る秀吉は、信長次男・信雄を安土城から追放し、着々と天下人への道を進む。信雄からも助けを求められ、10万を超える秀吉軍と戦う方法を模索する家康は、正信が考えた全国を巻き込む壮大な作戦を採用する。だがその策も秀吉に封じられ、家康はピンチに追い込まれる。
NHK大河ドラマ「どうする家康」第31話は8月13日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松山ケンイチ、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第31話予告動画が番組公式サイトで公開されている。
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