視聴率13.8%で有終の美!ジュノ、ついにユナにプロポーズ!?「キング・ザ・ランド」第15・16話(最終回) あらすじ、見どころ
2PMジュノ&少女時代ユナが主演を務める「キング・ザ・ランド」が、6日(日)に最終回を迎えた。前回のエンディングでついに姿を現したウォンの母ミソ。果たして、ミソがこれまで姿を消していた理由とは?さらに最終回では、ついにプロポーズに踏み切るウォンの姿が…。気になるあらすじと見どころを紹介していこう。(4ネタバレ)
●【Netflixシリーズ韓国ドラマ】【2023年配信ドラマ/映画、他】
「キング・ザ・ランド」は、笑顔を軽蔑するキングホテルの本部長で財閥3世ク・ウォン(ジュノ)と、笑わなければならない“スマイルクイーン”ことチョン・サラン(ユナ)が、ホテリエたちの夢であるVVIPラウンジ“キング・ザ・ランド”で明るく笑える日を作っていくロマンスだ。
【「キング・ザ・ランド」を2倍楽しむ】では各話のネタバレあらすじや見どころ、メイキングなどまとめて紹介している。
■キャスト
ク・ウォン役:イ・ジュノ(2PM)
チョン・サラン役:イム・ユナ(少女時代)
オ・ピョンファ役:コ・ウォニ
カン・ダウル役:キム・ガウン
ノ・サンシク役:アン・セハ
イ・ロウン役:キム・ジェウォン
他
■第15話あらすじ
©JTBC突然姿をあらわした妻ミソ(ナム・ギエ)を見て、驚くイルフン(ソン・ビョンホ)。過去、ミソは社長夫人という立場ながらも労働組合を作ろうとし、イルフンの父の怒りを買い、家を追い出されたのだった。ウォン(ジュノ)のスキャンダルで恋人のサラン(ユナ)が観光ホテルへ左遷されたと知ったミソは、イルフンにこれ以上ウォンを自分たちと同じ目に遭わせるなと警告しにきたという。その後、廊下でウォンとすれ違ったミソは、すっかり大人になったウォンに「母さんよ、覚えてる?」と声をかける。ミソが自分のもとを去らなければならなかった理由を知るウォンは、「大事なものを守ろうとする気持ちが、今ならわかる」と、自分を捨てた母を責めようとはしなかった。そして、かつてミソがそうしてくれたように、ぎゅっとその身体を抱きしめるウォン。
観光ホテルへ飛ばされたサランは、じきホテルが売却される予定だと聞きショックを受ける。そんなサランの前に現れたのは、ウォン。すぐにでもソウルへ戻ろうと話すウォンだったが、まだやるべき仕事が残っているとサランはいう。一方、またしてもしつこく言い寄ってくるパイロットに腹を立てたピョンファ(コ・ウォニ)は、その股間に蹴りを入れる。実はフラれた腹いせに婚姻届けを提出した元カレとは、他でもないこのパイロットだった。その後、改めてロウン(キム・ジェウォン)に告白されたピョンファは、ついにそれを受け入れる。
サランからホテル売却の件を聞いたウォンは、自ら観光ホテルを買い取ることに決める。しばらくして、キングホテルの社長に就任したウォン。サランもまた、これまで通りキング・ザ・ランドで働くこととなる。夫に離婚届を突き付けられたファラン(キム・ソニョン)は、夫の愛人に手切れ金を渡して別れさせる。ファランを軽蔑するような目でにらみつけ、平手打ちを食らわすファランの夫。夫が立ち去った後、ファランはその場で泣き崩れた。そんなサランに歩み寄り、やさしく抱きしめたのは息子のジフだった。
プロポーズを決心したウォンは、「変わらない愛」という意味を持つ特別な指輪を購入。初めて一緒に食事をしたレストランで、2人だけのディナーを楽しむウォンとサラン。そんななか、急に深刻そうな面持ちで口を開いたサランは、「もう、やめにしたいの」と切り出し…。
■第16話あらすじ
サランから「離れたい」と言われ、一瞬ドキリとするウォン。しかし、サランが離れたいと言ったのはウォンではなく、キングホテルからだった。自分なりのホテルを作りたいと考えたサランは、キングホテルを辞めることに決めたのだ。そんなサランの想いを尊重したウォンは計画していたプロポーズ作戦を一旦中止にして、サランの夢を応援することに。その後、イルフンと食事の席を設けたサランは、直接退社の旨を伝え、これからは職員と上司ではなく、正々堂々とウォンと付き合っていくと話した。そんなサランをますます気に入った様子のイルフン。
ホテルを退社したサランをリムジンで迎えに来たウォンは、花束と靴をプレゼント。そして、これまでのホテルへの貢献に感謝を伝えた。代表理事として本格的にホテルの経営に踏み切ったウォンは、職員ファーストのホテル作りを目指す。さらにサンシク(アン・セハ)を課長から部長に昇進させるウォン。一方、サランは理想のホテルに見合う物件探しに大忙し。やっとのことで物件を見つけ、ほっと一息つくサラン。そんなサランを呼び出した祖母スンヒは、これまでサランのために貯めてきた預金通帳を差し出す。
©JTBC母ファランのためにアメリカに戻ることを決めたジフ。そんなジフを見て、自分たちのようにはなって欲しくないとウォンは考える。ファランに向かって、「もう一人で寂しく生きないでくれ」とウォン。翌日、ジフを見送りに空港へやってきたファランは、出国手続きへ向かうジフの手をつかみ、「家に帰ろう」と伝えた。記者会見の場で、キングホテルの目標を聞かれたウォンは、皆が心から笑顔になれるようなホテルにすることだと語る。一方、サランは自ら手掛けたホテル「ホテル アモール」をオープン。開業祝いに駆けつけたウォンは、「泊って行く?」というサランの一言ににんまり。その日、ついに2人は一夜を共に…。
すっかり人気となったホテルアモーレは、友人らでも予約が取れないほど大盛況。一人では厳しいと考えたサランは、アルバイトを雇うことにする。しかし、なかなか希望に沿う人材が現れず…。疲弊するサランの前に現れたのは、ウォン。面接に合格したウォンは、「最終面接だ」と言ってサランの前に跪く。そして、「一生一緒にいたい」と指輪を差し出すウォン。2人の結婚式にはファランとジフ、そしてウォンの母ミソの姿もあった。皆に祝福されるなか、しあわせな結婚式を挙げるウォンとサラン。‐END‐
■見どころ・感想
©JTBC文句なしのハッピーエンドで幕を下ろしたドラマ「キング・ザ・ランド」。最終話では、自らの夢を叶えるため、キングホテルを去るサランの姿が描かれた。15話のエンディングではサランがウォンに別れを告げる(?)ような場面が登場し思わずヒヤッとしたが、サランが決めたのはウォンとの別れではなく、キングホテルとの別れだった。その後、これからは正々堂々とウォンと付き合っていくと宣言するサランの姿が、なんとも魅力的に描かれている。
一方で、第1話から視聴者の心をヤキモキさせてきたウォンの失踪した母ミソの真相は、よくある財閥家特有の大人の都合だったと判明。イルフンは自分に力がなかったからだと弁解したが、結局は愛する妻よりもグループを優先した結果だった。だが、会見でウォンが言ったように、これまでのイルフンやファランの経営が必ずしも悪だとはいえない。すべての過程があったからこそ、いまのキングホテルがあるのだ。そんなファランも、最後には息子ジフと一緒に暮らすことを決め、こちらもハッピーエンドとなった。ドラマではそれぞれの恋愛がメインで描かれているが、その一方で「家族」にも大きな重点が置かれているのがわかる。ウォンとミソ、サランと祖母、そしてファランとジフ、など。それぞれの家族愛にも注目してみて欲しい。
個人的に最終話で一番グッと来たのは、晴れてカップルとなったロウンが恋人のピョンファを連れて母に会いに行くシーン。急に母親に紹介すると言われて慌てるピョンファだったが、ロウンが連れて行ったのは母の墓前だった。以前、ロウンに助けられたお礼に女性もののスカーフをプレゼントしていたピョンファ。彼女が「お母様に」と言って渡したスカーフもまた、墓前に丁寧に供えられていた。ロウンの亡き母に対する想い、そして何よりも愛するピョンファを大事に思う気持ちが伝わってきて、思わずジーンとなる場面だ。
最終回となった第16話の視聴率は、13.8%(ニールセンコリア、全国調べ)と自己最高を更新。見事、有終の美を飾る形となった。終始ジュノのイケメンっぷりにドキドキさせられっぱなしだった本作。しばらくは「ウォンロス」になってしまう人も多いのではないだろうか。お相手のユナとの相性もばっちり。2人の今後の活躍にもより一層期待が高まる。ドラマ「キング・ザ・ランド」は、韓国JTBCで6月17日~8月6日まで全16話構成で放送された。日本でもNetflixで全話配信中なので、まだの方はぜひチェックしてみよう!
◇Netflix
【作品詳細】【「キング・ザ・ランド」を2倍楽しむ】