韓国ドラマ「国民死刑投票」主人公パク・ヘジン、保険金殺人女と共に爆死!?第2話あらすじと考察、視聴率
昨日8月17日放送のSBS新木曜ドラマ「国民死刑投票」第2話では、チュ・ヒョン(イム・ジヨン)がクォン・ソクチュ(パク・ソンウン)と対話する姿が描かれ、衝撃的なラストで終わった。プライムビデオでも独占配信開始した第2話のあらすじと見どころ、感想を紹介。(ネタバレあり)
ニールセンコリアによると、この回の視聴率は前回の4.1%より少し数字を落した全国3.8%、首都圏3.9%にとどまったが、瞬間最高視聴率は5.5%で木曜ドラマ視聴率1位を記録した。
●【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】
「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】に第1話のあらすじや制作発表会レポートがある。
■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソチュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
ほか
■第2話あらすじ
チュ・ヒョン(イム・ジヨン)は、特捜本部チーム長キム・ムチャン(パク・ヘジン)に「(犬の仮面“ケタル”をかぶった国民死刑投票の)犯人は、8歳の娘に性的暴行を加え殺害し、証拠不十分殿無罪になった犯人を殺害して自首した法学者クォン・ソクチュだ」と訴える。決め手となったのはソクチュが法廷で訴えた「無罪の悪魔たち」という言葉を犯人も使ったからだと。収監されている彼には不可能だと、取り合わないムチャン。
チョンナン刑務所でソクチュは受刑者たちから慕われ、所長の法律相談にも乗るなどして優遇されていた。
1人目の被害者ペ・ギチョルが殺害される前の状況を逆追跡したムチャンは、チョンナン刑務所へ出向きソクジョに面会を求めたが拒絶される。そこで、特捜本部へ異動となったヒョンと共助し、彼女をチョンナン刑務所に行かせる。
ソクチュと面会したヒョンは「国民死刑投票」の犯人が放送で使った「無罪の悪魔たち」という言葉に言及し、「この言葉をあなたが法廷で使ったのを知る人物は数名のはず。犯人があなたと関連があると思う」と慎重に話を切り出す。
ソクチュはあきれ顔で、「犯人が分からなければ被害者から探してみろ。次の犯行を予告したほどなら、すでに次のターゲットを決めているだろう」と意味深な言葉で面会を切り上げ、部屋から出て行く。会話の一部始終をイヤモニで聞いていたムチャンは、ソクチュの周辺の人物が犯人だろう。必ず白状させると決意する。
特捜本部では、次の死刑投票日にターゲットが発表されるや、投票締め切りの1時間以内にターゲットを捜し出して救出する計画を立てる。ヒョンはペ・ギチョルと共通する「無罪の悪魔たち」となりうる候補たちを洗い出し、ターゲット特定に備える。
2回目の投票日。犯人“ケタル”は、ターゲットが夫の死亡で数十億ウォンの生命保険金を受け取った「オム・ウンギョン」と発表する。「彼女は3度の結婚で、一人目の夫は溺死、二人目は糖尿病の合併症、三人目は交通事故。そして前妻の子供たちまでケガを負わせて総額100億ウォンを手に入れた」と罪状を発表し、「賛成or反対」の投票をスタートさせる。
ムチャンたちはターゲットの発見に成功する。オム・ウンギョンは駐車場の車中にいたが、車には爆弾が仕掛けられていた。最悪、爆発しても問題のない広場に車を移動させることに。自分も車に乗り込み猛スピードでソレ高校の運動場へ移動させる。そして犯行を止めるために車から降りず、「正義を実現すると全国民に言っただろう。ここで俺が死ねば非難されるぞ」と犯人の説得に当たるが、車は爆音と共に火を噴いた!
■見どころ、感想、考察
この回の衝撃的なラストに、X(旧Twitter)にはさっそく「2話目にして主役死んだ?」という書き込みが上がっていた。韓国ドラマには主役が途中で死亡するドラマが意外に多い。同じSBS金土ドラマ「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム2」の11日の放送でもメインキャストの一人(ネタバレになるので名前は伏せる)が火災現場で遺体で発見されるという仰天の展開に、視聴者を驚かせたばかり。まさか、本作ではそうしたことはないはず。だが、あれだけの爆発、生きている方が不思議だ。いったいムチャンをどう生かすのか、納得できる種明かしが欲しい。
それにしても今回もハラハラドキドキの展開。ターゲットがムチャンに叱咤されながら髪を振り乱して時間との勝負のカーチェイス。目的地はヒョンの妹チュ・ミン(クォン・アルム)が通う高校の運動場で、生徒たちの大慌ての避難する場面は、思わず「早く早く」と画面の中の生徒たちを追い立てた。
その学校だが、ミンのクラス担任イ・ミンス(キム・グォン)が気になる。生徒たちに「国民死刑投票」についてあまり騒ぎ立てるなと注意をするが、生徒キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)に、「最初の投票で…」という言葉尻をとらえられ「先生は、また投票があると確信していますね」と言われてしまう。また、ミンスは自宅のPCから「executor」宛に「予定通り?」とメッセージを入れている。それまでのメッセージは全て「!削除されました」となっている。ちなみに「executor=遺言執行者」でミンスのハンドル名は「justice15=正義15」だ。いったいこれは何を意味しているのか?さらにその直後、ミンスは胸を抑えて呼吸困難になっている。
ほかにも、ムチャンがユ・ジョンファン本部長に「犯人がクォン・ソクチュと関係する人物の場合、ミン・ジヨン議員も関係があり、あの子も…」と報告している。あの子とはミンスのことなのか?
ミスリードに気を付けながらミンスの言動に注視したい。
SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第3話は24日21時から放送、その後、Prime Videoで独占配信される。
◇SBS「국민사형투표」HP
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