「どうする家康」“徳川四天王”堂々追披露目の裏で数正出奔フラグに激震!第32話ネタバレと第33話予告

2023年08月21日10時54分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BSP、BS4K18時~)8月20日(日)に放送された第32話「小牧長久手の激闘」で石川数正(松重豊)“出奔フラグ”に視聴者がザワついた。8月27日(日)放送の第33話「裏切り者」では秀吉は関白へ。徳川家に衝撃が走る!NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



8月13日放送の第31話では、徳川家康と羽柴秀吉が激突した小牧長久手の戦いが描かれ、赤揃えで一番槍を務めた井伊直政(板垣李光人)、頭脳派・榊原康政(杉野遥亮)、最強軍師・本多正信(松山ケンイチ)、家康を支える重鎮・酒井忠次(大森南朋)ら後の“徳川四天王”として名をはせる家臣らが活躍し、勝利をおさめた。だが、重臣・石川数正(松重豊)が勝利を喜ぶどころか「秀吉には勝てぬ」とつぶやく姿が次に起こる“数正出奔”を予感させるフラグが立ち、その不穏な空気が話題を呼んでいる。


そして8月20日放送の第32話では、小牧長久手の戦いで敗れた秀吉だが、和議を申し込み、さらに関白まで上り詰める。関白とは、天皇に代わって政治を行う最高位。ついに秀吉が天下人へ上り詰め、家康の前に立ちはだかる。さらに、予告では真田昌幸役の佐藤浩市が登場し、そして第33話で不穏な表情を浮かべる数正がついに出奔する。これを受けネットでは「来週のことを思うと胃が痛い・・・」「数正出奔か。家康には必要なのに・・・」と悲痛の声が持ち上がる一方、この数正出奔がどう描かれるのか期待がかかっている。

■重臣・石川数正の孤独
第32話で小牧長久手の戦いで功績をおさめた“徳川四天王”が華々しく紹介されたが、その中にずっと酒井忠次と家康を支えて来た石川数正の名前は上がらなかった。そしていよいよ来週は数正の出奔が描かれる。どこから数正が家康とのズレを感じていたのか。若い家臣たちが成長する一方、数正は幾度となく“これが最後の戦”であると示唆してきた。

そして秀吉との直接対決となった決戦においても、元々穏健派だった数正が和議を申し出ると、秀吉との直接対決を強く主張する本多忠勝(山田裕貴)や井伊直政らと意見が合わない場面もあり、少しずつ若手との意見の食い違いに疲れてしまったのではないかと予感させていた。この時、徳川家康41歳、本多忠勝は36歳、井伊直政にいたっては23歳だ。そして石川数正は51歳。ただ秀吉の脅威に警鐘を鳴らすだけでなく、天下統一を目指す家康の決断について行けない年齢なのではあったのかもしれない。松重豊演じる石川数正には、彼が感じる孤独、そんな哀愁がにじみ出ている。

■前回(第32話)ネタバレあらすじ
家康は秀吉10万の大軍に対し、あえて前進し小牧城に兵を集める。双方睨み合いが続く中、本多正信の一言から家康はある策を見出した。その後、康政は秀吉の悪口を書き連ねた札をばらまき秀吉を揺さぶる一方で、城の周辺に堀を張り巡らせる。徳川軍が守りに入ったと考えた池田恒興は、秀吉を引っ張り出すためがら空きとなっている岡崎城を攻撃する“中入り”策を献上するのだった。

池田勢が岡崎城を攻め、徳川軍が岡崎に向かうところを、秀吉軍が背後を攻めて挟み撃ちにする“中入り”。「中入りはいい策だが本陣を減らしてしまう。」他に打つ手がないものの、これで成功すれば池田の株が上がってしまう。それでも秀吉は仕方なく中入りでいくことを決め、池田・森勢を中心に、総大将を甥の羽柴秀次を立てて作戦を開始した。そして天正12年(1584年)4月6日、秀吉軍が動き出した。

しかし、これが徳川勢の思うつぼだった。本多正信は事前に秀吉の中入りを予測。そこで康政が堀を作っているとみせかけ中入り軍を討つための巨大な抜け道を作っていたのだった。勝機が家康に傾いた時、家康は家臣の前で、“三河の国衆の1人に過ぎなかった自分がここまで生き残ってこられたのは、良い家臣に恵まれたからだ”と感謝を述べ、奇襲作戦に向け出陣した。

そして、徳川勢は中入り勢を急襲。徳川本陣と合戦を繰り広げていると報告を受けた秀吉は、なぜ小牧城を見張らせていたのに、どうやって家康が城を出立したのか頭を巡らせた。そこで、家康が作らせていたのが堀ではなく、密かに討って出る為の抜け道だったと気づくのだった。家康に出し抜かれたことに憤怒する秀吉に、中入り勢が総崩れとなり、池田も森も討ち死にしたと知らせが入り、秀吉はすぐに兵を引かせた。

こうして大きな勝利をおさめた徳川軍は、小牧城で勝利を祝い祝杯をあげた。信雄は家康の手を取りおおいに喜び、酒井忠次はエビすくいならぬ天下すくいを披露。宴が盛り上がる中、石川数正だけが浮かない顔をしていた。勝利を喜ぶと口では言う者の、秀吉には勝てないと暗い表情を落とす数正を見て、家康の心にも不安が広がっていくのだった。

■第33話「裏切り者」あらすじ
家康は小牧長久手で秀吉に大勝するが、秀吉は信雄(浜野謙太)を抱き込み和議を迫り、さらに人質を求めて来る。その上、秀吉が関白に叙せられたという知らせが浜松に届き、家康は名代として石川数正を大阪城へ送る。そこで数正は、改めて秀吉の恐ろしさを痛感する。徳川を苦しめる真田昌幸(佐藤浩市)の裏にも秀吉の影を感じた数正は、家康に決死の進言をするが、それに対し家康は・・・。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第33話は8月27日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、ムロツヨシ、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、松山ケンイチ、松重豊ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_ieyasu」。第33話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「どうする家康」番組公式サイト
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