新韓ドラ「国民死刑投票」が面白い!第3話 パク・ヘジン生還のワケ。イム・ジヨン、ケタルの家を特定か?木曜ドラマ1位独走

2023年08月25日12時40分ドラマ
画像出典:SBS「국민사형투표」HPより

24日放送のSBS新木曜ドラマ「国民死刑投票」第3話では、前回ラストの車両爆発で死亡したかと思われたキム・ムチャン(パク・ヘジン)の脱出と、ケタルのテスト放送した場所をチュ・ヒョン(イム・ジヨン)が突き止める様子が描かれた。プライムビデオでも独占配信開始した第3話のあらすじと見どころ、感想を紹介。(ネタバレあり)

【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】

「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】にネタバレあらすじと考察、視聴率や制作発表会レポートなどがある。



■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクチュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
 ほか

■第3話あらすじ
3人の夫殺害、連れ子を虐待したオム・ウンギョンを放置していた警察を非難し、ケタルが殺害したことを歓迎する人々。ついには警察と市民との間で乱闘騒ぎまで起きる。

ところが、87%もの投票で過半数が賛成した第2回目の死刑執行に関して、「刑事まで瀕死の状態となり、市民から非難の声が高まっている」とマスコミ警鐘を鳴らす報道をした。それまでケタルを正義の味方と呼んでいた世論は一気に逆転し、失墜した警察の権威は復活!しかしこれは警察とマスコミが手を組んだ印象操作だった。

国民死刑画像出典:SBS「국민사형투표」HPより報道を見たチュ・ヒョン(イム・ジヨン)は怒りに震えた。実は爆弾が爆発し黒煙が吹きあがった瞬間、ムチャン(パク・ヘジン)は車外に出てウンギョンを救出しようとした。ヒョンが駆けつけ、ムチャン(を車から引き離した。車が火を噴いて爆発したのはその直後だった。

ヒョンは改めてケタルが単なる犯罪者に過ぎないと確信するも、軽傷で済んだはずのムチャンが世論を騙したことに怒りを覚える。彼が入院する警察病院に乗り込んだヒョンはムチャンを非難するが、世論がケタルの敵につけば国民死刑投票を防ぐことができると主張するムチャンに呆れる。

その頃、教師イ・ミンス(キム・グォン)は、執行人に「興味深い動画があります」とメッセージを送っていた。議員のミン・ジヨン(キム・ユミ)は、改めてケタルの影響力に驚き、必ず側につけると、息子のミンスに話す。

チュ・ミン(クォン・アルム)は姉ヒョンのコンピュータからケタルのテスト送信した映像をDLしていた。PCに強い同級生キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)の協力を得て、映像に流れる消防車のサイレンと部屋に差し込む灯りから場所が2階と割り出した。家に帰ったヒョンはテスト映像を見ている2人に驚き、叱責するが、2人の協力でテスト送信場所が報復殺人をして収監中のクォン・ソクチュ(パク・ソンウン)の自宅だと特定。

ヒョンはムチャン電話するがつながらず、「ケタルのテスト送信はソクチュ宅と判明。これから踏み込みます」とメッセージを残して、ミンとジフンに見張りを頼んで家の中へ。スマホのライトを片手に家に入ったヒョンは、『13回目は間違えた』という不気味なメッセージと共に壁一面に貼られたソクチュの事件を報道した新聞の切り抜きを発見。その時、何者かに頭部を殴られる。駆けつけたムチャンがヒョンを助け、男と格闘するが逃げられてしまう。その頃、ケタルはネットに溢れる自分を非難する書き込みを見ていた。

その後、警察はソクチュ宅の不気味なメッセージが赤ペンキで書かれたもので、ルーターを発見し、ここが犯行和えのアジトだったと確定する。

だが、わざわざソクチュ宅を選んだことで、ソクチュは関係していないのではないかと考えるヒョン。だがムチャンは、ソクチュの報復殺人が当時国民から多くの同情を集め、ケタルもその中の一人かもしれないと考える。だが、ソクチュの娘が誘拐された時点からの担当者であるムチャンなら、ソクチュ宅だと気づいたはず。それを黙っていたことを疑問視するヒョン。ムチャンはそれには答えず、「目には目を、歯には歯を」という、法が裁かないなら自らが裁くという傲慢さがソクチュとケタルが似ていることから、ケタルは間違いなくソクチュの近くにいると推測するムチャンだった。

2人はソクチュと接見するためにチョンナン刑務所へ。本当のアジトの割り出しに焦るヒョンに、「ソクチュを甘く見るな。彼の些細な表情の変化も見逃すな」と忠告するムチャン。

ソクチュとの接見が始まる。ヒョンはソクチュの家がケタルのアジトとして投票の準備をしていた場所で、ケタルがソクチュに格別の関心を持っていると話す。ムチャンは「あなたがケタルか」と切り込む。そして赤ペンキのメッセージを見せ、「死刑投票とケタルについて何かご存知か?」と質問をかぶせる。

ソクチュは「娘のナレは22回刺された。私は数を数えながら同様に犯人を刺した。しかし雨のせいで13回目は微妙にずれてしまった。おそらく壁のメッセージはその意味だ」と答えた。公式記録にもないその事実を知る者について聞かれると「キム・ムチャン」と答え、「かつて近い人物で、私を慕い、“無罪の悪魔”を知る人物は彼の他にはいない」と爆弾発言。あきれるムチャンの「ずいぶん変わったな」のムチャンの言葉で、ソクチュは接見を切り上げた。2人が親しい間柄だったことに驚くヒョン。

警察に協力した報道で注目を集めたチェ・ドヒ(チェ・ユファ)は、スペシャル番組の準備をしていた。一方、1回目の死刑執行されたキム・ギチャンの葬儀場。夫の殺害当日の情報についてムチャンに連絡しようとしていた外国人妻が、ギチャンと同じ手口で窒息殺害される。

そしてケタルから、「善良な警察官が負傷したという報道が嘘だ」という新動画が発信された。黒煙の中から刑事(ムチャン)が無事生還した動画を見せ、「腐った警察が偽のニュースで国民を愚弄した」と発表。ムチャンに「あなたの正義は何のためか?」と問いかけた。チョンナン刑務所には大勢のマスコミや人々が詰め寄り、ムチャンに意見を求める。多くのカメラの前で「国民死刑投票の主催者、勘違いするな!お前は英雄ではない。俺が必ずお前を捕まえる」と宣言するムチャン。

■見どころ、感想、考察
ケタルに対する国民の味方が二転、三転したこの回。前回まで不審な言動をしていた高校教師イ・ミンス(キム・グォン)が、ケタルの協力者だと判明した。この回ラストで流れた爆破映像はおそらく、彼が男子生徒から100万ウォンで買い取ったもの。また、爆発現場を熱心に撮影していたり、刑事チェ・ジンス(シン・ジョングン)から「イ・ユンソンか?」と呼びかけられたりと、まだまだ謎が残る。

ヒョンは、ケタルが事前準備をしたソクチュ宅近くに本当のアジトがあると睨んでいたが、ソクチュ宅を家宅捜査する警察の様子を、ミンスが隣家の2階から見ていたことも気になる。そんなミンスを疑う高3男子ジフン。ヒョンも認める切れ者ジフンは今後も活躍しそうだ。

その一方で、姉ヒョンに劣らない無鉄砲なミン。喧嘩しながらお互いを心配する姉妹愛に心がアツくなる。

ニールセンコリアによると、第3話の視聴率は全国4.1%、首都圏40.0%で、今週も同時間帯全チャンネル1位で、木曜ドラマ1位。瞬間最高視聴率も5.5%まで上がった。

SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第4話は31日21時から放送、その後、Prime Videoで独占配信される。

SBS「국민사형투표」HP

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