「転職の魔王様」山口紗弥加と黒川智花が“育休産休”と“しわ寄せ”のリアルを熱演! 第7話ネタバレと第8話予告

2023年08月29日09時01分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

成田凌主演のカンテレ・フジテレビ系新月10ドラマ「転職の魔王様」第6話が8月28日(月)22時より放送され、“育休産休推進”と“しわ寄せ”のリアルが描かれた。9月4日に放送される第8話でナゾの男・天間(白洲迅)の正体が“転職の天使様”だったことが明らかに!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「転職の魔王様」は、“転職の魔王様”の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる痛快転職エンターテインメント。

8月28日に放送された第7話では、会社が産休や育児休暇を推進する中、その陰でしわ寄せを食う社員がいるというリアルを、双方の立場からきめ細やかに描かれた。今回の求職者である黒川智花演じる晶穂は、8年務めた会社の仕事にやりがいを感じ、面白いとさえ思っていたのだが、あるとき憧れの先輩が産休・育休にはいることになり、仕事が倍増、ところが「子育てを応援するためみんなで協力していこう」と励まされるばかりで誰も助けてはくれなかったため、限界がきてしまった。

子育てと仕事の両立に奮闘する社員と、自らの時間と労力を削ってそれをサポートする社員。どちらも悪いわけではないのに、何故か仕事はうまくまわらない…互いに気持ちよく働くためには、どうしたら良いのか。子育て中の広沢を演じた山口紗弥加、サポート側の黒川、双方の心情を2人の演技派女優が繊細に演じ、視聴者の共感をよんだ。

そんな難問にあっさり答えをだしたのは洋子社長(石田ゆり子)のこの言葉。「子育てしてる人も、子育てしてない人も関係なく、全員が働きやすい環境を整えるのが経営者の責任だと思ってる」だ。働いている人は何も悪くない、ただ、誰か1人に負担を強いたり、誰かの負担になるからと居心地を悪くさせるような会社のシステムが悪いのだ。

今回の案件では、晶穂が辞めたことで営業の仕事が本当に回らなくなってしまったため、会社はついに求人を出し、今後の働き方やシステム作りを社員が中心となって検討することになった。仕事内容が嫌で辞めたわけではない晶穂もそれならばと再就職。人生を好転させるためにするのが“転職”ならば、みごとに晶穂の“転職”の望みは叶えられたことは喜ばしい。

次週9月4日に放送される第8話では、ついに天間(白洲迅)の正体が明らかになる。千晴との出会いは偶然だったかもしれないが、彼女が転職エージェントだと知ったあたりから何やら思惑がありそうだった天間。実は彼、大手転職エージェントに勤務する同業者だったのだ。そして、その手腕から“転職の天使様”と呼ばれているようで…。次回は魔王VS天使のバトルがみられることに。

千晴をめぐっての三角関係もありうるのだろうか?どうやら過去に千晴と会ったことがある来栖。「(君に)幸せになってもらいたいだけ…」と千晴にぼそりとつぶやいた真意も、そろそろ知りたいところだ。

一方、第8話には飯島寛騎が自己肯定感高めのフリーライター・石岡役でゲスト出演。28歳の石岡は、大学卒業後からフリーライターとして活動。有名メディアへの掲載実績もあることから自己評価が高く、正社員になるのは自らの市場価値をさらに高めるためだと豪語。しかし来栖は、ある理由から、実績に自信がある石岡を「“正社員になりたいフリーター”として選考される」と未経験者扱いし、怒らせてしまう。一方の天間は“優しく親身に”をモットーに、石岡の考えを尊重して、プライドを傷つけない巧みな話術で希望条件を広げていく。果たして自信家フリーライターの転職を成功させるのはどちらになるのか!?

■前回:第7話 ネタバレあらすじ
家の事情でしばらく残業ができない広沢(山口紗弥加)をフォローするため、来栖(成田凌)とのコンビを一時的に解消し、広沢と組むことになった千晴(小芝風花)。早速2人は、8年間勤めた製薬会社を退職したばかりの皆川晶穂(黒川智花)を面談することになる。

転職にあたって晶穂が希望する条件は、同じ業界内で、十分な人員が確保された会社であること。聞けば、以前勤めていた会社は人数が少なかったため個人の仕事の負担が大きく、激務が当たり前だったという。晶穂との面談を終えた千晴は、求職者に寄り添い丁寧にアドバイスする広沢のやり方に感激。同僚の犬飼(藤原大祐)や山口(おいでやす山口)からの信頼も厚く、仕事への姿勢や言動を絶賛されることも多く、“姉御”と呼ぶにふさわしい先輩アドバイザーの手腕を絶賛する。

後日、晶穂の希望に合う会社を数社紹介した広沢と千晴。しかし突然、晶穂は広沢の担当チェンジを願い出る。当然、心当たりのない広沢はショックを受け、千晴はそんな先輩のために自分ができることを模索する。

見かねた来栖から、必ず何か原因があるはずだと言われ、面談中の様子を思い返した千晴は、広沢に子供がいると知ったとき、晶穂の態度が少しおかしかったことを思い出した。

晶穂は同棲中の彼氏・優吾から誕生日にプロポーズをされたが、今は無職だから結婚はできないと断っていた。晶穂は、ついイライラと八つ当たりしてしまうことを謝ったが、優吾は「心に余裕がない状況なのはわかっているし、それが晶穂のせいじゃないのもわかっている」とどこまでも優しい。

千晴と来栖が晶穂の自宅を訪ねると、晶穂は前職でおきた出来事を話し出した。やりがいのある製薬会社の仕事は面白かったが、晶穂が憧れていた先輩・日下部さやか(村川絵梨)が産休に入ったことで、さやかの仕事も晶穂が担当することになってしまった。

さらに1年後、職場復帰したさやかは時短勤務のため、結局晶穂の仕事量が元に戻ることはなかった。会社側は同じ女性という立場から、さやかのフォローを晶穂に任せきり。助けを求めても、「子育てをしている人をみんなでサポートしよう」ときれいごとを並べるだけ。シワ寄せを受けている晶穂には手を差し伸べてくれない。子育て中の社員をサポートするためとはいえ、周囲の社員に重度の負担を強いる会社の体制に我慢できず、晶穂は転職を決意して退職したのだった。

来栖に「子育てをしている人が憎いんですか?」と聞かれた晶穂は、「子育てしている人が憎いわけじゃない」と本音を語る。さやかのこと応援したいと身を削ってがんばっていたが、どうにも限界がきてしまった。さやかが悪いわけではないこともわかっていたのに、会社を辞める時に酷いことを言ってしまった。そんな後悔もあり、子育て中の広沢を千晴がフォローしていると聞いて、つい自分のことと重ねてしまったのだという。

晶穂側の事情を広沢に説明した千晴。引き続き製薬会社の求人を検索していると、晶穂が前に勤めていた会社が営業を求人しているのをみつける。

晶穂に面接してもらいたい会社があると連絡し、「シェパードキャリア」に来てもらう。晶穂の前に現れた面接官は、さやかだった。元の会社の面接だったと知りおどろく晶穂に、千晴たちは事情を説明する。

晶穂が辞職したあと、本格的に営業の仕事が回らなくなってしまったため、営業が人事にかけあって、やっと求人をかけることになった。その際のヒアリングで、これからは誰か1人に負担が偏らないようなシステムづくりをすることが話し合われた。そのシステムづくりを提案したのがさやかだった。さやかは晶穂に、限界まできていたことに気づかなかったことを謝り、晶穂もさやかに酷いことを言ったと謝った。

晶穂は、仕事も限界だったが、なによりこのまま今の会社にいたら、今度は自分が誰かに負担を強いるようになる。それが嫌で会社を辞めたと明かした。来栖は「それを会社に言うべきだった」と断じる。「あなたが変われば、あなたのいる環境も変わるかもしれない。変わろうという決意さえあれば。げんに、あなたが辞めたことが劇薬になって、誰かひとりに負担がかからないよう。会社全体が変わるよう動き始めた」と。

さやかは「貴女さえよければ会社に戻ってきてほしい」と言い、晶穂はそのオファーを受け入れた。帰宅した晶穂は優吾に就職が決まったこと、さやかと仲直りできたことを告げ、先日のプロポーズはまだ有効かと尋ねた。

■次回:第8話 あらすじ
「あなたに、お会いしてみたいと思ってました」千晴の知り合いの天間(白洲迅)が初対面の来栖に意味深な言葉を投げかけてから、しばらくたったある日。新規登録者でフリーライターの石岡遥太(飯島寛騎)の面談でカフェに呼び出された千晴と来栖は、手間を省くため、別の大手転職エージェントの担当者も同じ席に呼んだと言われる。そこに現れたのは同業者であることを千晴に隠していた天間だった。


カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「転職の魔王様」は7月17日22時スタート。/原作:『転職の魔王様』『転職の魔王様2.0』額賀澪 (PHP研究所)/主題歌:Milet「Living My Life」/オープニング曲:LIL LEAGUE「Monster」/出演:成田凌、小芝風花、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tenshokumao 」。公式Instagramアカウントは「@tenshokumao」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「転職の魔王様」番組公式サイト

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