韓国ドラマ「ムービング」第14-15話あらすじ:もうひとりのやさしい怪物と学園の秘密
リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン共演の「ムービング」(全20話)がDisney+ (ディズニープラス) スターで大好評独占配信中だ。第14-15話では学園編で登場するもう一人の能力者ガンフンの親の物語や、学園にまつわる真実が少しずつ明らかになった。気になるあらすじと見どころを見てみよう。(ネタバレあり)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「ムービング」は、韓国の有名作家である Kang Full の人気ウェブトゥーン漫画『ムービング』を実写化ドラマした作品。超能力を隠したまま現在を生きている子供たちと、過去の傷を隠したまま生きてきた親たちが、時代と世代を超えて襲いかかる巨大な危険に立ち向かう超能力アクションヒーロー物語。
※【「ムービング」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじや見どころ、キャスト紹介などまとめている。
■キャスト
チャン・ジュウォン役:リュ・スンリョン
イ・ミホン役:ハン・ヒョジュ
キム・ドゥシク役:チョ・インソン
キム・ボンソク役:イ・ジョンハ/子役ハン・チャンミン
チャン・ヒス役:コ・ユンジョン
イ・ガンフン役:キム・ドフン
ほか
■第12話「バカ」あらすじ
(c) 2023 Disney and its related entities最愛の妻を交通事故で失ったジュウォン(リュ・スンリョン)は子育てのため、条件付きで内勤への転属を認められた。2003年、高速道路建設に伴い1970年代に暗渠化された清渓川を復活させる動きが活発化する中、近隣の商店街では強制退去に反対する運動が活発化。
知的障害を抱える怪力男ジェマン(キム・ソンギュン)は過去に喧嘩を売ってきた男を返り討ちにして前科者になってしまったが妻と一人息子のガンフンと幸せに暮らしていた。しかし、ある日強制退去反対のデモに参加した妻が警察に連行されるのを見て興奮したジェマンは警察の前でその超人的な能力を見せてしまう。
能力者出現の知らせを受けたミン次長(ムン・ソングン)からの召集で、ジェマンの身柄確保に駆り出されたジュウォンは地下水道でジェマンを発見し乱闘になるが、どうにかジェマンを制圧。直後にマンホールに転落して助けを求めていた少年を力を合わせて救出。ジュウォンは息子のもとへ帰るというジェマンを見逃す。
しかし、ミン次長の指示で国情院はすぐに自宅へ乗り込みジェマンを確保。ミン次長は当初、知的障害を持つジェマンを警察に引き渡そうとしたが、幼いガンフンが父譲りの怪力を発揮したことで、能力が遺伝することに気づいた。横でそれを見ていたジュウォンはヒスの能力を狙われることを恐れ、その日のうちにヒスを連れて痕跡も残さずに姿を消した。
そして現代、ヒス(コ・ユンジョン)からボンソク(イ・ジョンハ)のことや、妻の最期の様子を聞かされ、人知れずに涙を流した…。
■第15話「N.T.D.P」あらすじ
(c) 2023 Disney and its related entities一晩で忽然と姿を消したジュウォン。能力が遺伝する可能性を知ったミン次長にレヒョク(ユ・スンモク)は次世代の能力者を育成する「国家才能育成計画」を提案し、承認を受ける。
そして現代、表向きは高校として「国家才能育成計画」の舞台となっているチョンウォン高校では、講堂での事故の映像が世間を騒がせ、映像は北朝鮮にまで渡っていた。ヒスを救ったガンフン(キム・ドフン)はヒスに進学せずに公務員になることを明かす。中学時代、二度のの逮捕で保護観察処分となった父の前科を取り消す条件で高校入学を打診してきたレヒョク。ガンフンは取引に応じてチョンウォン高校に入学し、国情院で次世代の工作員となることを決意する。
事故で講堂が使えなくなったヒスは担任(キム・ヒウォン)から地域のスポーツセンターを使うようにしてもらい、ボンソクとともにバスに乗り込む。ゲド(チャ・テヒョン)はそんな二人を微笑ましく見守るが、二人を追う傷だらけの男(ヤン・ドングン)に気づき警戒心を強める。
一方、ミヒョン(ハン・ヒョジュ)は同じ学校にボンソクのほかにも能力者がいることを知り、真相を確かめに担任教師を訪ね、冷静に質問を続ける。ジュウォンもまた、学校を訪れ、副担任ソンウク(チョン・ソクホ)が警戒を強める。能力者が集まる高校、それに気づいた親たち。
学校で緊迫した空気が流れる中、北朝鮮からは怪力を使う能力者を始めとする男たちが越境し、育成計画関係者を皆殺しにしようと企む。バスに乗り込んできた男もその一派だった。危機を脱するためにバスを暴走させるゲド。彼らが向かう先は…。
■見どころ
現代の学園編が一段落し、第8話からは親世代の能力者の物語や、現代を生きる次世代の能力者誕生が描かれた。学園編で注目される次世代の能力者は3人。宙に浮くボンソク、脅威の治癒力を持つヒス、怪力の委員長ガンフンだ。第13話まではヒスとボンソクの両親のエピソードが描かれたが、第14話ではガンフンの父親や能力の秘密が描かれた。彼は特殊工作員で組織されたブラックチームの一員ではないものの、能力の遺伝の判明や、のちの育成計画発足の発端となる重要な人物だ。
第15話からは再び学園を舞台にした現代の物語の続きが描かれた。親世代のエピソードを経由したことで、彼らが同じ学校に通う理由や、教師たちの目的が明らかになり、新たな視点で俯瞰することができるようになったものの、いまだに教師の素性は謎に包まれたまま。特に育成計画に探りを入れるようにしきりに介入を試みる副担任の正体が気になるところだ。
ミン次長に利用されないために隠れて暮らしてきたはずが、子どもたちがミン次長の思惑どおりに学園で育成計画の対象となっていることを知った親たち。そして、北朝鮮からも刺客が送り込まれ、敵だらけの展開にますます目が離せない。
さまざまな人物を描いたオムニバス形式のストーリー展開が絡み合う「ムービング」はDisney+ (ディズニープラス) スターにて初回7話まで一挙配信、8話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話配信予定だ。
【作品詳細】【「ムービング」を2倍楽しむ】