韓国ドラマ「国民死刑投票」第5話:パク・ソンウン協力計画失敗!週1放送のせいか視聴率も4.1%~3.4%に下落!あらすじ

2023年09月08日11時30分ドラマ
画像:SBS「国民死刑投票」より

9月7日放送のSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第5話は、ケタル逮捕のためにソクチュ(パク・ソンフン)に捜査協力を頼んだムチャン(パク・ヘジン)だったが、計画は結局失敗、ソクチュまで姿を消した。プライムビデオでも独占配信開始した第5話のあらすじと見どころ、感想を紹介。(ネタバレあり)

【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】



「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】にネタバレあらすじと考察、視聴率や制作発表会レポートなどがある。

■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクチュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
 ほか

■第5話あらすじ
3回目の国民死刑投票が実施される日の明け方、捜査協力のために赦免されたクォン・ソクチュは位置追跡装置を足に装着され、チュ・ヒョンが南部庁の特別捜査本部へ連れて行った。

ソクチュはムチャンに自分が組むのはヒョンだけだと条件を出す。さらにケタルの「正義は理解されるはずだから」という言葉から、「ケタルになりうる人物は今もムチャンしか思い浮かばない」という。その言葉は8年前、ソクチュの娘ナレを殺害した犯人が無罪になったことに憤怒するムチャンを言い放った言葉だった。

次のターゲットと目される「軍隊、性犯罪犯」を絞り込んだ結果、4年間で1407件。その中からケタルが狙うだろう悪人を10数名に絞り込み、彼らにターゲットになる可能性があるので警察に保護を求めるよう連絡する。そしてムチャンはヒョンに対して、3回目の国民投票が始まると、ソクチュを連れて現場に行くよう指示する。ソクチュならケタルが識別できると確信していたからだ。

ついに3回目の国民投票が始まった。ケタルはターゲットをオ大尉とだけ発表。オ大尉は軍隊で常習的な性暴力でイム少尉を苦しめ、イム少尉は恋人にも相談して軍事法院訴えたが、強制性交は認められず懲役6か月、執行猶予1年の刑にとどまり、失意のイム少尉は衛生隊のトイレで自殺し一家は崩壊した。オ大尉は除隊後、不自由なく暮らし虚偽の証言をした隊員たちと“戦友会”を開いて金一封を配ったと証拠の写真で暴露した。

絞り込んだターゲットの中にオ姓は5名。内、行方不明が2名。ところがその1人オ・ギョンピョを名乗る人物から保護要請の電話が入る。「宅配便」という以前の死刑執行との共通点を口にしたことでムチャンは部下と共に本人がいるという安山に出動。ヒョンにも電話で安山に向かうよう指示する。

一方、セヒョン病院のオ医師はケタルの放送を聞いて、ターゲットが自分だと気づく。部屋に入って施錠し警察に保護要請の電話を入れた。チェ警部補がムチャンに報告。ムチャンは直接オ医師と電話で話し、安山のオ・ギョンピョがフェイクだと気づき、捜査員たちをセヒョン病院に向かわせ、自身も急行する。

その頃、ソクチュたちと安山へ向かっていたヒョンは、「衛生隊のトイレ」という自殺場所から医療従事者だと気づく。5名のオ大尉のうち医療従事者は1名だけ。ヒョンは独断で行先をセヒョン病院に変えた。病院に到着したヒョンはムチャンに報告。ムチャンは20分以内に着くのでそれまでオ医師を守り、ソクチュを見張ってケタルを見つけるよう指示する。

ヒョンが立てこもるオ医師に声をかけるが、怯えて鍵を開けない。ついに投票が終わり賛成72%で死刑執行が決定。ケタルはオ大尉が大病院を経営する親の力で減刑になり、オ・ジョンホに改名した後、医師を続けているとセヒョン病院のオ医師だと発表し、現在も麻酔で眠らせた患者で性欲を満たしていると情報を公開した。

たまたま怪我をした腕の治療に病院に来た高校生キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)も医師オ・ジョンホに一緒に閉じ込められてしまう。部屋の外ではソクチュが顔見知りの宅配便の配達員を発見。逃げる配達員をヒョンが追いかけ、彼が置いていった箱が爆発し病院内は大混乱に陥る。

やっと病院に到着したムチャンは制御され開かないドアを壊すために車を病院に向け走らせる。混乱の中、姿を消したソクチュは位置追跡装置を切断し、人々が逃げる方向を逆に歩くボンベを運ぶ男とすれ違う。オ・ジョンホが隠れる部屋を「爆発処理班」を名乗る謎の男がノックする。

■見どころ、感想、考察
第5話では、ぺ・ギチョルの外国人妻のスマートフォンに「夫が死んだ日、メールで脅された」というメッセージが残っていたことが判明。さらに妻がロシアに残してきた子供を使って彼女を脅し、ギチョルをおびき出してタクシーで運んで殺害した手口も分かった。葬儀場にも来ていたタクシー運転士がやはり怪しいが、彼にはアリバイがあった。また、オム・ウンギョンを連れ去った男が「宅配業者」だと子供たちが証言。顔はマスクで隠していたが武術にたけているようで、ソクチュの家でムチャンを襲った男と同一人物の疑いが濃い。

ソクチュと娘を殺害し無罪となった犯人が暮らす家がすぐ目の前ということも分かった。彼らが住み込みで働くその家は議員のミン・ジヨン(キム・ユミ)とイ・ミンス(キム・グォン)の家。両家は顔見知りで、犯人と同年代だったミンスと一緒に登園するナレを見つめていたこともあった。

本作は韓国ドラマとしては異例の週1回、1話という編成。これには視聴者から没入感が途切れると苦情の声が散見されていた。そのせいか、これまで順調に視聴率を延ばしてきたが、第5話は前回の4.1%から3.4%(首都圏3.1%)に下落した(数字はニールセンコリアより)。

折り返しに入る次回以降、視聴率を戻すことはできるのか?SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第6話は9月14日21時から放送、その後、Prime Videoで独占配信される。

SBS「국민사형투표」HP

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