韓国ドラマ「国民死刑投票」第6話あらすじ:イ・ワンは実行犯、キム・グォンが捜査線上に急浮上!第7話予告
9月14日放送のSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第6話は、死刑投票の実行犯が明らかになった!また教師ミンスが捜査線上に急浮上したこの回の視聴率はニールセンコリアによると前回の全国4.1%、首都圏4.4%と視聴率を4%台に戻した。プライムビデオでも独占配信開始したこの回のあらすじと見どころ、感想を紹介。(ネタバレあり)
●【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】
「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】にネタバレあらすじと考察、視聴率や制作発表会レポートなどがある。
■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクチュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
ほか
第3のターゲットオ大尉は、オ・ジョンホと改名し医師となっていた。ムチャンは封鎖された病院に車で突っ込む。爆発処理班を装った男がオ大尉の部屋にガスを流し込む。
一方、姿を消したソクチュは宅配の配達員を追いかけていた。配達員に襲われているヒョンを助け、駆け付けた警察には、信号が消えれば警察が駆けつけると思って脚の位置追跡装置を切断したと事情説明。だが、ケタルは今、ムチャンと対峙していると聞き驚く。
その頃、オ大尉は高校生キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)を人質に爆発処理班を名乗る男と向き合っていた。男は罪のないジフンを殺すことができず、銃を床に置く。そのすきをついてジフンが逃げ、男がオ大尉のメスを奪って殺そうとする。銃を構えたムチャンがそれを止めようとするが、駆けつけたソクチュがスプリンクラーを作動させたため医、男がオ大尉の首を切り裂いくムチャンがジヌクの肩を撃ちぬいたが間に合わず、オ大尉は死亡。ソクチュのせいで死者が出たと掴みかかるムチャンに、「お前も殺したかっただろ」とソクチュ。
マスコミは、警察がケタルを検挙したが、ターゲットのオ大尉はケタルに殺害されたと一斉に報道。
だが男はケタルではなく自殺したイム少尉の婚約者で、偽装死した特殊部隊の軍人チョン・ジヌク(イ・ワン)だった。イム少尉が死亡した直後、ジヌクはオ大尉を殺そうとしたが失敗。軍ではこれを隠蔽し、ジヌクを死亡したことにしたのだった。ムチャンの取り調べで、ジヌクは協力者を明かさない。
一方、ヒョンもまた、テスト配信の中で見たケタルとジヌクの体格差から、彼がケタルではないと勘付く。だが、男がケタルと同じく身近な人を殺害された憤怒と犯人に対する強い殺意を持つのは同じだと、ソクチュに話す。「君がケタルの怒りを理解する理由が、私の考える理由なら胸が痛む」と返すソクチュだったが、ヒョンはこの会話を録音し、後でこれをムチャンに聞かせる。
ケタル逮捕で本部を解散しようとする特捜本部長に、解散は時期尚早だと怒りをぶつけるムチャンだが、ひとまず、ソクチュを刑務所に戻すことに。そしてファン1号が接触してきたらすぐに連絡するよう指示する。
ソクチュは、ムチャンがケタルであってほしいと憎しみに満ちた目で言い続けた。実は8年前、ナレ(キム・へリン)のぬいぐるみにピョン(アン・ヨンフン)のDNA以外に身元不明の血痕があった。つまり共犯者がいたのだ。ムチャンはそれが誰だか知っていながら隠蔽した。その罪の意識からムチャンがケタルになったと思いたかったのだ。ムチャンの脳裏には少年ユンソン()の顔が浮かんだが、否定する。「自分を餌にして本物のケタルをおびき出すなら、今度こそちゃんと捕まえろ。決してお前を許さない」と怒鳴りつけるソクチュ。別室でこの様子を見ていたヒョンだったが、最後にムチャンが耳打ちした言葉は聞き取れなかった。
ジヌクは、婚約者イム少尉の父親の説得で共犯者について供述を始めた。彼は殺人の実行犯で、投票の仕組みは協力者が行った。協力者とはダークウェブで連絡を取り会い面識はないという。ケタルの犯行に手を貸したのは、「正義を知らしめるため」というジヌクに、どんな理由をつけようとも犯した罪は変わらない、と告げたムチャンは、協力者がソクチュのファン1号だと教える。ジヌクは、協力者がケタルと師弟関係で、「自分がクォン・ソクチュの最愛の人を奪ったから彼に憎まれるだろう」と語ったことも明かす。
一方、特捜本部では事件当夜、病院にいたユンソンが改名したミンスで、ミン議員の息子だと知った。ミンスは中学を中退後、高卒認定試験に合格、留学して好成績で大学を卒業。その後、身内が運営する私学ソレ高校の教師になったのだった。過去にハッキング技術で受賞した経験もあるほど優秀で、母親のミン議員は裁判に来ていたのでケタルが口にした「無罪の悪魔」の言葉も知っているはず。
ヒョンも8年前のナレ事件の供述書から妹の教師ミンスが当時参考人調書を受けていたことをしる。さらに妹ミンの携帯から、2回目の死刑執行直後にミンスが男子生徒と取引している映像も見つけた。
供述調書で少年ユンソン=ミンスは「隣人の小学生の少女をじっと見つめていたピョン・ウテクが、夜更けにピンクのカバンを持って帰ってきた」と証言してた。
ミンスを探ろうと高校に向かったヒョンだったが、車のタイヤがパンクし、ミンスの車に乗せてもらうことに。気まずい雰囲気の中、ヒョンが過去にミン議員が違法なサイがバー攻撃で取り調べをうけたときのサイバー捜査官だったと明かし、ミンスは不思議な縁を面白がる。さらに自ら8年前に自分が殺人犯と間違われたと話し、ヒョンの反応を面白がる。
車は急にスピードを上げ、南部庁とは違う道を進む。その時、南部庁から「ジフンのことで事情聴取に来てほしい」と南部庁から電話が入る。ヒョンが車に同乗していると割り込んで言った直後、車は南部庁に到着する。
後日、ファン1号から届いた封書をもって南部庁へやってきたソクチュは、事情聴取を受けたジソクとミンスと遭遇する。
自宅に帰ったミンスは母ミン議員から、「なぜまた人を殺したの?」と告げられると、「バレちゃった」と開き直り、母さんにプレゼントがあるという。直後ミン議員にはケタルの動画が送られてきた。
■見どころ、感想、考察
中盤に入ったこの回では、国民死刑投票の実行犯が特殊部隊の軍人チョン・ジヌクだと判明した。ジヌクを演じたのは「天国の階段」でシン・ヒョンジュンの少年時代や「パーフェクトカップル~恋は試行錯誤~」にも出演したイ・ワンが久々にドラマに出演した。イ・ワンは女優キム・テヒの実弟だ。
またこの回では、ヒョンが気になっていたムチャンとソクチュとがいがみ合う理由もあきらかになった。ソクチュは、ナレ殺害はピョンの単独犯ではないと確信し、ムチャンが共犯者を知っていてそれを隠蔽したのだと考えていた。だからこそ、その罪の意識でムチャンがケタルであってほしいとながったのだ。
だが、ムチャンはオ大尉が金をやるから命を助けてくれと、ジヌクを刺激したとき、「家族が同じ目に遭ってもこいつを助けるか?」とジヌクに詰め寄られたとき、「俺だって許せない。法の力で生き地獄を味わわせてやろう」と答えているだけに、ムチャン=ケタル説は弱い。
半面、法が裁けない悪人は人が裁いてもいいと思っていたが、自分が逃げたせいでオ大尉が死んだことに強い罪悪感を覚えた高校生ジフン。そういえばミンス同様に、ジフンもまた、3つの犯行全てに立ち会っている。ソクチュの家で見たナレが書いた絵の“男の子=お友達”もが年齢的に合致する。ジフンの事件関与の可能性もぬぐえない。
それにしても息子の殺人をさらりと指摘するミン議員とミンス母子が不気味すぎる。
気になる第7話ではついにムチャン役パク・ヘジンとミンス役キム・グォンが対面する。予告動画では「刑事さんを忘れやしませんよ」という挑発的なミンスの言葉が今後の波乱の展開を予感させる。
第7話は9月21日SBSで放送、Prime Videoで独占配信される。
◇SBS「국민사형투표」HP
◇第7話予告
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