「国民死刑投票」第7話、ついにナレ殺害犯が明らかに…絵の中の少年は高校生ジフンだった!8話予告
9月21日放送のSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第7話は、ナレ殺害犯と高校生ジフンの正体が明らかになった。プライムビデオでも独占配信開始したこの回のあらすじと見どころ、感想を紹介。(ネタバレあり)
※2023年9月28日の放送は、《2022杭州アジア大会》中継放送および秋夕特集番組編成により中止。第8話は10月5日木曜日に放送予定。
●【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】
「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】にネタバレあらすじと考察、視聴率や制作発表会レポートなどがある。
■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクチュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
ほか
■第7話あらすじ
8年前、被疑者の身元公開制度の是非についてミン・ジヨン議員とクォン・ソクジュ教授との公開討論会が行われた。
討論会が終わってミン議員からソクジュのファンだと息子ユンソンを紹介される。中学生で法に関心があるというユンソンを、大学の講義の聴講に招待する。話はソクジュの娘ナレが入って来たことで中断され、ユンソンは不満の表情を浮かべる。
後日、聴講生としてやってきたユンソンは、講義の後、ソクジュが女子学生たちと親し気に話すのを見つめる。
そんな中、ソクジュの家の子犬が行方不明になる。ソクジュはユンソンに子犬を見なかったかと質問する。ユンソンは否定するが、ユンソンが連れ出すのを見た人がいるとソクジュが重ねて問う。帰宅したユンソンの両親は、ソクジュを追い返すが、それがユンソンの仕業だと気づいており、庭から子犬の死体を掘り起こす。父親はユンソンに激怒するが、母親のミン議員が必死でかばい、父親は怒りの矛先を運転士の息子で知的障害のあるウテク(アン・ヨンフン)に向け、折檻する。
身代わりに折檻を受けたウテクに謝るユンソンだが、告げ口をした者を放ってはおけないとユンソン。
その後、ナレが行方不明になる。警察学校でソクジュの講義を受けて以来、「兄貴」と慕う刑事ムチャンは、ナレの行方を捜そうと、担当中の事件を無理をしてまで解決した。
捜査の甲斐もむなしくナレは倉庫から遺体となって発見され、娘の死を受け止められずに放心状態のソクジュ。遺体が運び出されるとき、ムチャンは笑みを浮かべてるユンソンを目撃し、怪しいと直感する。
ところがソクジュの犯行を示唆する証拠と、女子学生にセクハラを働いているという映像が流れ、ソクジュが娘殺害容疑で取り調べを受けることに。
一時は自暴自棄になったが、ムチャンに促されたソクジュは、ナレの所持品からカバンにつけていた人形がなくなっていることに気づく。ムチャンもウテクがナレを連れて行く映像を発見し、ウテクが容疑者として逮捕される。ウテク一人の犯行ではないと睨むムチャンは、ウテク親子の面倒をみるミン議員に聞き取りに行く。
その後、ユンソンは1人で警察署にやって来て、「ウテクが夜中に女の子のカバンを持って帰ってきたのを、目撃した」と証言する。ムチャンはユンソンの関与を証言させようと誘導するが、失敗。それでもユンソンの手の怪我について言及したときに、かすか動揺が見られユンソンの関与を確信した。
ウテクの最終公判の日。証人として出廷したムチャンは、証拠として提出したナレの人形に容疑者のDNAが付着していると主張。ところがウテクの弁護人が下水道から本物が発見され、そこにウテクのDNAはついていないと陳述。さらにウテクが取り調べの最中にムチャンに暴行を受けたと騒ぎだし、ウテクの自供は無効となり、ウテクに無罪判決が下った。
判決が認められないと興奮するムチャンを落ち着かせ、「それでも守らなければならない」と判決を認めるソクジュだった。
その後ソクジュが、ムチャンに代わってウテクに謝罪する。いつも酷い目に遭っているウテクは、自分に優しく謝ってくれるソクジュを「いい人」と認め、プレゼントをくれるという。「ナレの父親だから…」というソクジュに、自分のスマートフォンに録音した音声をきかせる。それは「パパ、会いたい。これを言ったら返してくれますか?」というナレの声だった。怒りに震えるソクジュは、ナレと同じ方法でウテクを殺害した。
現代に戻って、学生ジフンの保護者として警察に呼び出された教師イ・ミンスと、ファン1号から届いた封書をもって南部庁へやってきたソクチュが遭遇する。
取調室でミンスと向き合ったムチャンは、彼が改名したユンソンだと承知の上で、「イ・ユンソン、お前がクォン・ナレを殺しただろう」と直接切り込む。ふてぶてしい態度でムチャンの質問をかわして帰っていくミンス。
実は死刑投票の実行犯チョン・ジヌク(イ・ワン)の証言からムチャンは、「ミンスがケタルなら2日後に次の死刑投票をする」と睨み、聴取の間に刑事サンジェ(クォン・ドヒョン)たちが動いていた。ヒョン(イム・ジヨン)も学校のコンピューター室のパソコンからジフンの協力を得て、2番目のターゲットの運動場の火災動画が発見する。
ムチャンはミンスがファン1号でありケタルだと確信する。だがソクジュは海外に渡って改名、整形したミンスが、その間、犯罪に絡んだ形跡がないにも関わらず、これほど大掛かりな犯行を仕掛けたことが気になっていた。理由がない。ムチャンもそれが気になっていた。ムチャンがソクジュに耳打ちした言葉「俺がケタルならあいつを最初に断罪する。兄貴」という言葉は本心かと確認する。
ムチャンへの疑念を払ったソクジュは、8年前に子犬を探してユンソン=ミンスに確認したときに、殺人犯典型の質問を返したことを見落としていたと悔やんだ。一方、ムチャンは当時、ソクジュが養子にしようとしていた少年に言及する。ナレより少し年上で今は高校生のはず。
その頃、ジフンは雨の日のことを思い出していた。実は、ナレが信頼し、ソクジュが養子に迎えようとしていた少年こそがジフンだった。あの絵はジフンが描いたもの。8年前の雨の日、ソクジュがウテクを殺害する現場をジフンは目撃していたのだ。そっと傘を差しだす同級生ミン。ジフンはミンをナレに重ねて見ていた。
■見どころ、感想、考察
物語が大きく動いた第7話だったが、視聴率はニールセンコリアによると、全国3.1%、首都圏3.0%と4%台だった前回より少し数字を落したが、同時間帯1位を占めた。瞬間最高視聴率は4.1%を記録した。
この回は気になっていたミンスとジフンの人物像が明らかになってきた。ミンスは改名、整形したユンソンで、ナレを殺害した真犯人だった。
また、ソクジュが見せてくれた絵の少年はやはりジフンだった。少年時代に妹となるナレを亡くし、父となるソクジュが殺人を犯す現場を目撃したジフン。ウテクを殺害したソクジュが一瞬少年ジフンと視線を合わせたようだが、これが何を意味するのか?
それにしてもウンテクがあまりにも哀れだ。ミン議員はユンソンの身代わりをさせるためにウンテク親子の面倒を見ているのだ。子犬の一件で、ユンソンの代わりにユンテクが折檻を受けるシーンは、まるで朝鮮時代劇で両班が我が子の過ちを身代わりに奴婢の子を罰したよう。
第8話でまた国民投票が行われるのか?「国民死刑投票」SBSで木曜21時放送、Prime Videoで独占配信される。
◇SBS「국민사형투표」HP
◇第8話予告
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