NHK海外ドラマ「DOC2 あすへのカルテ」アルバが“青い犬”の意味を探るが…第5話“親子”ネタバレと第6話“生きる喜び”予告

2023年10月16日11時22分ドラマ
NHK番組サイトより

10月15日(日)23時より「DOC(ドック)2あすへのカルテ」第5話“親子”がNHK総合にて放送され、アンドレアがチェチーリアとアニェーゼの有能さに脱帽した。10月22日に放送される第6話“生きる喜び”では、二回目の医長試験が開始。娘のカロリーナと外科医長ヴァレンティが一緒に出勤してきたのを目撃したアンドレアは…。NHK番組公式サイトで予告動画やまとめ動画が公開中だ。



「DOC(ドック)あすへのカルテ」は、イタリア初の医療系ヒューマンドラマ。12年間の記憶を失ったエリート医師・アンドレアの愛と再生が描かれた感動の物語。

10月15日に放送された第5話では、同時に起きた二つの診療でアンドレアが大きなミスを犯してしまう。患者に寄り添うあまり、チェチーリアとアニェーゼの診断を信用せず、患者の嘘が見抜けなかったり、不治の病を知らせることが遅れてしまったのだ。誰でもミスを犯すことはあると、エンリコに諭されたアンドレアは自分の尊大さにきづくことに。

一方、内科のメンバーたちにも大きな転機が訪れていた。コロナ禍の中でおこった“ある出来事”のせいで、父への信頼を失い、大きな重荷を背負ってしまったカロリーナは、父と同世代である外科医長ヴァレンティに心惹かれるように。そして、元から希望していた外科への異動を願い出た。

リッカルドとアルバの恋愛は順調だが、コロナ禍に病院に居なかったアルバは、同僚たちが合言葉にしている「青い犬」の意味が分からず、何人もに尋ねて回るが、だれもそのことを教えてくれない。憑りつかれたように仕事に没頭するリッカルドはアルバとの時間もないがしろにしがちで…次第に自分を部外者のように感じ始めてしまう。内科チームの結束を促す合言葉として使われている「青い犬」。その謎については視聴者も気になるところだ。

そして、パニック障害の原因を探るために心療を受けることになったガブリエルは、エリーザとの別れがその根本にあることに気づくことに…。

さらに、ジュリアとダミアーノがデートに。富裕層の画廊パーティーに出かけた2人は、そこで“美しいもの”と“価値のあるもの”について会話を重ねる。コロナ禍で英雄視された医者たちがその後、告発や裁判で苦境に立たされている現状が語られ、ダミアーノは自分が望んでいるのは、医者の尊厳とその対価だと率直に語る。てっきりジュリアはそれに反発すると思ったのだが、ジュリアは自分もそう思っているとダミアーノに告げた。

アンドレアは自分のミスを認め、チェチーリアそしてアニェーゼの優秀さも認めるが、必要なのは賢い医者ではなく、“患者”を経験した寄り添う医者なのだという持論をカルーソにぶつけ、医長試験に挑み続ける姿勢をくずさなかった。

次回、10月22日に放送される第6話では、カロリーナがヴァレンティと一緒に出勤してきたのを目撃したアンドレアは、嫉妬に駆られてヴァレンティーを攻撃してしまう。そんな中、2回目の医長試験が始まる。



■前回:第5話「親子」ネタバレあらすじ
シングルマザーの弁護士・アンナが娘のガイアを伴って裁判所へ向かう途中、金属探知機で腹部に金属があることを指摘され、「自爆テロ」を疑った警備員に止められる。その場で体調を崩したアンナはアンブロジアーノ総合病院に入院してくる。胃洗浄の結果、アンナの胃の中から大量なクリップが見つかる。

アンナには貧血の症状があったが、それ以外の病状は見つからない。チェチーリアはアンナが精神障害を抱えていると考え、精神科医のアニェーゼに診察を受けさせ確認する。アンナは娘を取り上げられることを何より恐れているとアニェーゼは診断。しかし、アンドレアはアニェーゼの診断を信用せず、アンナが精神医学的な問題ではなく、何か隠れた問題を抱えていると主張。以前アンナにリンパ腫の外科治療を施したエドアルド・ヴァレンティ医長もアンナを診察するが問題はなにもないと言う。アンドレアとリッカルドが 何度検査をしても異常は見つからず、ジュリアはアンナを精神疾患と診断する。そんな中、アンナの様態が急変。アンドレアはアンナの血液に放射性鉄を注射し、その鉄が体内を通過する過程を観察する“フェロキネティクス”をジュリアに提案し、なんとか認めてもらう。

パニック障害の診断を受けたガブリエルは、自分のPTSDにエリーザとの別れが関わっていることにようやく気づく。

“フェロキネティクス”の検査の結果を見たアンドレアは、アンナの血液中のヘモグロビン値が段階的に突然下がっていることを知ると、帰宅しようとしているアニェーゼを引き戻し、カロリーナが過去に患ったある病気と結びつける。アンナの病気は精神的疾患である“ミュンヒハウゼン症候群”で、自ら病気を演じるために、自分で血液を抜き貧血を装っていたことが判明する。

一方、ダミアーノ・チェルコーニとガブリエルは、黄熱のワクチンを接種したあと、右足の麻痺がおこり入院してきたインド系の牧畜業者の治療に当たっていた。患者はイタリアで生まれ育った息子に自分の出自を知ってもらおうと計画していた。しかし、金融業界にいる息子は父の話しを真剣に聞かずに病室でも常に仕事をしていた。チェチーリアは彼が不治の病であるウエストナイル熱に感染しているとして、隔離措置をとる。しかし、アンドレアは病名を決めつけるのは早すぎると反論。患者に4か月後の旅には行けるだろうと話し安心させる。

しかし、患者の様態は急変し失明、チェチーリアの判断が正しかったことがわかり、余命数時間と告げられる。息子は父に寄り添い、2人は最後の時間を共にする。

カロリーナは、患者に寄り添い過ぎる父のやり方にはリスクが伴うと考えていた。そして本来希望していた外科に異動したいと願い、外科医長のヴァレンティに交渉する。初めは拒絶していたヴァレンティだったが、カロリーナの真摯な態度や自分と似ている部分に興味を示し、アンドレアの承認を得ることを条件に、内科と外科を半日づつ交代に研修医として働くことを許可する。

アンドレアは、チェチーリアに彼女の診断が正しかったこと、自分がミスを犯したことを詫びる。チェチーリアがアンドレアを抱擁して慰めていると、通りかかったアニェーゼが2人の様子をみかけて複雑な思いに駆られる。

内科の皆が口にする「青い犬」についてたずねまわるアルバだったが、タイミングが悪く、誰からもその意味を教えてもらえない。とうとうアルバは「青い犬」について知ることを諦め自分は部外者なのだと思うように…。

チェチーリアからアンドレアのミスを知らされたカルーソは、アンドレアに医長試験を断念させようとする。しかし、アンドレアはミスは誰でもするものだと思い直し、カルーソの提案を拒否して、誇らしげに部屋を出て行った。

■次回:第6話「生きる喜び」あらすじ
頻脈と呼吸困難の症状があり、新型コロナの感染歴があるシェフの男性は、レストランが忙しいのだから帰らせろとかんしゃくを起こす。彼はかたくなに何かを隠している様子だ。激しいかゆみを訴える大学生のアントニオは遺伝性の持病があり、厳しい食事制限をしなければならなかった。アンドレアは食べ物が原因と考えるが、断定できずにいた。そんな中、アンドレアはカロリーナと一緒に出勤してきたエドアルドを見て逆上してしまう。

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■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
アルバ・パトリツィ:シルヴィア・マッツィエリ(声:上杉華子)ロレンツォ・エリーザ・ルッソ:シモーナ・タバスコ(声:葉山那奈)
ガブリエル・キダーネ:アルベルト・ブバカル・マランキーノ(声:野澤英義)
ロレンツォ・ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)
カロリーナ・フィンティ:ベアトリーチェ・グランノ(声:廣田悠美)
チェチーリア・テデスキ:アリーチェ・アルクーリ(声:小林ゆう)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
ラッザリーニ:ジャンマルコ・サウリーノ(声:佐藤拓也)ほか

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2022年 イタリア

【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2023年9月17日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]

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