韓国ドラマ「アスダル年代記2:アラムンの剣」第9−10話:反乱の失敗で自ら命を絶つサヤ…アスダルとアゴ族が遂に衝突

2023年10月16日23時58分ドラマ
『アスダル年代記』シーズン2
ディズニープラス スターにて独占配信中

イ・ジュンギ、シン・セギョン、チャン・ドンゴンら豪華共演のファンタジー超大作「アスダル年代記シーズン2(アラムンの剣)」日本ではDisney+ (ディズニープラス)「スター」で独占配信中だ。第9話、第10話ではタゴンの罠で反乱が失敗に終わり、残された唯一の希望ウンソムがアスダル軍と全面衝突する様子が描かれた。気になるあらすじをチェックしてみよう。

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「アスダル年代記」は太古の地アスで互いに異なる伝説を書いていくタゴン、ウンソム、タニャ、テアルハの運命的な話を描く韓国ドラマ初の古代をテーマにしたドラマ。「シーズン2:アラムンの剣」は、凄絶な闘争の末、タゴンがアスダル初の王となってから約 8 年後の世界を舞台にしている。【「アスダル年代記2:アラムンの剣」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ、メイキングなどまとめている。

■第9話「覚えておけ、この顔を」あらすじ
狂乱したふりをして巧みに周囲を騙し続けていたタゴン(チャン・ドンゴン)。罠だと気づきながらもタゴンをあと一歩のところまで追い詰めたネアンタルの生き残りヌンビョル(イ・シウ)だが、幼いアロク王子(シン・セウ)にかつて目の前で両親を殺された自分自身を重ね、更に姉チェウン(ハ・スンリ)を人質に取られた彼女は、姉を救い逃げ延びるしかなかった。反乱の責任を問われたテアラ王妃(キム・オクビン)は捕らえられ、サヤ(イ・ジュンギ)も大祭官タニャ(シン・セギョン)を殺せば助けるという父タゴンの取引に反発し、テアラから没収された毒薬を飲んで自ら命を絶ち、遺体は山に捨てられた。

一方、アスダル軍との全面衝突を前に急ピッチで鉄剣の製造に取り掛かっていたアゴ族勢力ではウンソム(イ・ジュンギ)が裏切り者スハナ(キム・ジョンヨン)を捕らえた。時を同じくしてタニャは側近だったヤンチャ(キ・ドフン)をタゴンの処罰から守るためにウンソムのもとへ向かわせていた。伝令を持ってきたヤンチャを一時捕らえたウンソム。しかし、彼は長く離れて暮らすスハナの実の息子だった。

ヤンチャを解放する代わりに情報を流す取引に応じたスハナのおかげでアスダル軍の奇襲作戦を知ることができたウンソムは、森林地帯でアスダル軍を迎撃。タゴンを孤立させ平原に追い込む。タゴンの首を取るのも時間の問題かと思われたのもつかの間、全てはアスダルの罠だった。平原に押し寄せる軍に押され始める。罠だと知ったウンソムらは騎馬兵を率いて平原へ。こうして戦局は再びウンソムら反乱軍側に傾き始める…。

■第10話「炎の渦」あらすじ
完全に押され始めたアスダル軍。タゴンもアスダル軍も死んだはずの総兵長サヤにそっくりなウンソムに動揺、更に彼がかつて英雄アラムンが跨った天馬カンモルの子孫ドウリに跨っていることに退却を進言するが、自らがアラムンの再来であることに固執するタゴンはなかなか認めようとしなかった。

その頃、アスダルの北の最果てまで逃げ延びたヌンビョルら姉妹はネアンタルの生き残りたちと再会し、彼らに遥か昔に分かれた血脈が存在すること、そして「イコマヒス」とは「約束の兄弟」であることを知る。アスダルではタニャの指示で村にアラムンの生涯を記した落書きが描かれるが、それはウンソムが辿ってきた半生そのものだった。

英雄アラムンが従えた天馬カンモルが敵イナイシンギの再来であるウンソムに従っていることにショックを受けたタゴンはウンソムに会談を申し出ると、スハナとカンモルを渡せば、捕虜を解放し、退路を用意すると持ちかける。戦力では圧倒的に劣勢なウンソムらは条件を飲むほかないと決断をするが、人質の交換後、アスダル軍は森に火を放ち、風下にいる自分たちを焼き殺すつもりだと知り、部隊の一部をアスダル軍よりも更に風上に移動させ、火を放つ作戦に出る。

一方、アスダルでは死んだはずのサヤが息を吹き返した。テアラが持っていたのは毒薬では仮死状態になるための秘薬だったのだ。更に捕らわれていたテアラも自害を装い、医務室へ運ばれた隙をついて城を脱出。タニャも秘密裏にテアラの救出を画策し、タゴンもテアラもアスダルから遠ざかっているタイミングに国を崩壊させようとしていた。

スハナはかつてイグトゥであるという理由で人々から迫害を恐れていたタゴンと共に育った姉のような存在だった。捕虜交換に応じたウンソムだが、タゴンはまず天馬ドウリを手に入れると非情にもドウリを斬ってしまう。これで交渉は決裂し、ウンソムらは仲間の一人を殺され、激高した戦士はスハナを殺害。

間もなくアスダル軍が火を放つという頃、風上に向かった部隊からの合図は来なかった。部隊は軍隊に気づかれなかなか放火を成功させられずにいた。ウンソムは自ら風上の部隊へ合流すると言い出し、二人の戦士を連れて敵陣を突破する。そしてテマジャ(イ・ウンサン)という勇敢な戦士の犠牲を経験しながらも、どうにか森に火をつけることに成功する。

退却していたアゴ族を風上から火攻めしようとしていたタゴンらだったが、不穏な風が吹き始め、自分たちよりさらに風上で炎が上がったことに気づく。煙を見て反撃に出たアゴ族。タゴンらは追撃はおろか、退却すら難しい状況に陥り、兵も混乱する中、巨大な炎の渦がタゴンに向かって襲いかかる…。

■見どころ
前回まではサヤやテアラかつての敵同士が結託してタゴンを討とうとする反乱の様子が描かれたが、タゴンがそう簡単に首を取られるはずはなかった。逆に罠にかかり、作戦は失敗し、テアラもタゴンも捕らえられてしまった。そして、サヤは服毒自殺…。ただし、飲んだ毒薬はテアラが窮地を抜け出すために潜ませていたものであることから、サヤが本当は死んでいないということは視聴者にとっては予想しやすかったのではないだろうか。

一方のウンソム側ではシーズン1から裏切り者として登場していたスハナの素性がついに明かされ、彼女がヤンチャの生き別れた母親であり、かつて迫害を恐れいていたタゴンの姉のような存在だったことが分かった。結局そんな彼女も最後にはタゴンが仕掛けた策略の中命を落としてしまうのだが…。

このようにアスダルではそれぞれがそれぞれの計画を果たそうと思惑が絡み合い、外地ではタゴンとウンソム、偽りの英雄アラムンと本当のアラムンの全面戦争が火蓋を切った。果たして炎に呑まれたタゴンらアスダル軍は生き残ることができるのか。最終週となるラスト2話ではタニャと対立するテアラ王妃や戦争の結末、そしてアスダルの未来が描かれることだろう。

期待の新作「シーズン2:アラムンの剣」は2023年9月9日~10月15日にtvN新土日ドラマ21:20から放送される予定で、日本ではディズニープラス(Disney Plus)スターにて独占配信を開始した(全 12 話/初回3話一挙配信、以降毎週土・日1話ずつ配信)。

■スタッフ
監督:キム・グァンシク 「安市城 グレート・バトル」
脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン 「善徳女王」「六龍が飛ぶ」

■キャスト
ウンソム/サヤ役:イ・ジュンギ「麗<レイ>〜花萌ゆる 8 人の皇子たち〜」「悪の花」
タゴン役:チャン・ドンゴン「紳士の品格」「SUITS/スーツ〜運命の選択〜」
タニャ役:シン・セギョン「新米史官ク・ヘリョン」「ハベクの新婦」
テアラ役:キム・オクビン「渇き」「悪女」

韓国tvN番組サイト

【作品詳細】【「アスダル年代記2:アラムンの剣」を2倍楽しむ】
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