韓国ドラマ「最悪の悪」第9-10話:三国の麻薬取引に急展開!エスカレートするミング刑事の暴走

2023年10月27日00時06分ドラマ
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ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」の「スター」にて独占配信中の「最悪の悪」。第9話と第10話では、三国が麻薬ビジネスを巡って交渉を進めていく様子と、それを妨害しようとするミング刑事の暴走が描かれた。早速気になるあらすじをチェックしてみよう。
【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】

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「最悪の悪」は、世の中全体が浮かれていたバブルの時代、1990年代の韓国を舞台に、江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを潜入捜査するために、田舎の刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)がギャングに扮し、犯罪組織に潜入するというスリリングな物語だ。

■第9話あらすじ
ジュンモ(チ・チャンウク)とウィジョン(イム・セミ)の結婚式。幸せな門出を祝う一大イベントは、薬物に溺れ金を無心しに現れたジュンモの父によってぶち壊されてしまった。そんな二人は今、警察官でありながらも片や麻薬組織を束ねるギチョル(ウィ・ハジュン)の元恋人として、片や信頼される部下として一歩も引けない状況に立たされていた。

中国側の裏切りで事務所を襲われ、偶然訪れていたウィジョンにも危機が迫り、急いで救出に向かうジュンモは、一心不乱に襲撃者にとどめを刺していく。警察官としての正義よりも妻を守ろうと血に染まるジュンモを見て言葉を失うウィジョン。

日本が新たなパートナーに選んだ再建派の事務所に乗り込んだギチョルとジュンモは日本の金本派にも宣戦布告。かつてプロポーズされた時の優しい人柄と、つい数時間前に見せた血に塗れた姿を見て悲しむウィジョンに、ジュンモは捜査を早急に終えて戻るから捜査から身を引いてほしいと伝言を残す。

中国側と2倍の量の麻薬を売りさばく約束をしてしまった江南連合は、その方法鬼ついて話し合うが、取引現場を押さえたいジュンモはあくまでも金本派に謝罪をさせて日本に売りさばくべきだと提案。そんな矢先に、刑事ミング(ユン・ギョンホ)は情報屋の転落死事件を嗅ぎ回ってギチョルの前に姿を現し、ジュンモが犯人だと疑い始める。

再建派を潰し、江南を制圧したギチョルら。ジュンモは金本派に2倍の量をキロあたりの価格を据え置きで取引の継続を提案。日本側は親分の金本(キ・グクソ)を事務所に連れてくるが、裏切られたギチョルはジュンモの思惑とは違い、金本に価格の値上げを言い放つ。日本は韓国を中継せずに中国と直接麻薬取引をする計画を立て始めてしまい、慌てたジュンモはヘリョン(BIBI)を巻き込み、ギチョル抜きで金本と取引継続の交渉を始める。日本式に仁義を通して小指を切り落とされそうになり、覚悟するジュンモだが、目の前で大山(イム・ヒョングク)は金本を殺害。こうしてジュンモは大山と取引を続けることに。直後にギチョルが現れ、全ては打ち合わせ通りだったと知り、言葉を失うジュンモとヘリョン…。

最悪の悪2

■第10話あらすじ
ジュンモの中国との折衝と、金本の死によりギチョルにとっては麻薬取引のルートが全て整った。ジュンモの水面下での日本との折衝に驚いていたジュンモは、ギチョルがウィジョンに見合う男になるために麻薬取引をジュンモに託す計画を打ち明けられ困惑する。

ある日、地域開発の説明会に連れて行かれたジュンモ。そこにはウィジョンも呼ばれていた。江南連合と敵対していた再建派と結託して麻薬の取引ルートを暴こうとリンチや脅迫を使って強引に捜査を進めていたミングが説明会に乱入。度重なるミングの妨害やウィジョンの顔まで見られたジュンモはドヒョン刑事(チ・スンヒョン)にミング刑事を止めるよう抗議。

ヘリョンとウィジョンを交えて4人での食事会。ヘリョンはウィジョンを挑発し失礼な態度をとり消えていき、追いかけてきたジュンモに好意を打ち明けた。一方のウィジョンはギチョルが真面目な人間に生まれ変わるという言葉に不安を浮かべる。

ミングは売人なら誰もが知る男の存在を知り、男を検挙するが、彼はジュンモの父ジェマン(チョ・ドクヒョン)だった。ミングとジェマンの接触を知ったドヒョン刑事はジュンモには真実を伏せたまま、二度とミングに会わないようジェマンを買収。更に麻薬製造に関連していたウェンディ(ソ・イラ)を探し出すと、取引を持ちかけてミングに出頭させ、あえてジョンリョル(イ・シンキ)が殺人の実行犯であると陳述させる。

ようやく尻尾を掴んだつもりのミングだが、ジョンリョルは黙秘権を行使。ウェンディもソウル警察庁麻薬課に身柄を移管されたと知り憤る。ジョンリョルの逮捕で取引の雲行きを心配した江南連合は中国からの麻薬輸入量を増やし、警戒の目が厳しくなる前に儲けようと考え始める。取引の活発化は捜査においても好都合だった。

真夜中の港で釣り船に乗り込むギチョルとジュンモ。いよいよ取引が始まる。一方、誰もいない事務所には、ギチョルに捨てられた元幹部ジュンべ(イム・ソンジェ)が現れた…。



■見どころ
突如、ジュンモとウィジョンの結婚式の回想シーンから始まった第9話。この場面は直後に描かれた抗争でジュンモが見せた血まみれで敵組織を滅多刺しにしていく鬼のような形相との対比として効果的に使われたが、実はもう一つ第10話に繋がる伏線が張られていた。それが薬物中毒になったジュンモの父親だ。息子の結婚式にまで金を無心しに来るゲスさは、単にジュンモの悲しい家庭事情を強調しているだけかと思いきや、なんとミング刑事の捜査線上に浮上した麻薬の品質評価のプロとして再び登場。ジュンモとの親子関係が知られれば、捜査は一瞬にして失敗になってしまうことから緊張感が走る展開になった。

脅迫や暴行、更には敵対組織との取引などギャング顔負けの非合法っぷりでどちらが悪役なのか視聴者が錯覚してしまうほどの問題刑事ミングは今回も執拗に組織の周囲を嗅ぎ回り、ジュンモの潜入捜査を危うくし、物語の展開に緊張感を与え続けている。いよいよクライマックスを迎える最終2話ではどんな手を打ってくるのかにも注目したい。

様々な妨害を受けながらも、日本の麻薬組織のボスが突然交代するという衝撃の展開を経て、いよいよ取引が始まるのだが、終盤では組織に切られたはずのジュンべが登場。彼のセリフからはウィジョンがギチョルに接近した本当の目的を突き止めたかのような雰囲気が漂い、こちらも最終段階に入った捜査に何らかの影響を及ぼしそうだ。

「最悪の悪」は、2023年9月27日よりDisney Plus(ディズニープラス スター)にて全12話独占配信中。

■スタッフ
監督:ハン・ドンウク
脚本:チャン・ミンソク
原題:최악의 악

■キャスト
パク・ジュンモ役:チ・チャンウク
チョン・キチョル役:ウィ・ハジュン
ユ・ウィジョン役:イム・セミ
 ほか

公式サイト
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