「国民死刑投票」第10話最後の審判、パク・ヘジンは殺人鬼キム・グォンを生かすのか?ケタル組織図で中間報告
26日に放送されたSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第10話は60分間、手に汗握る怒涛の展開で視聴者の目を惹きつけた。プライムビデオでも独占配信開始したこの回のあらすじと見どころ、視聴率など紹介。(ネタバレあり)
●【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】
「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】に第1話のあらすじや制作発表会レポートがある。
キム・ムチャン(パク・ヘジン)とチュ・ヒョン(イム・ジヨン)がケタルの中の謎だった”X”の正体まで明らかにした中で、クォン・ソクチュ(パク・ソンウン)は国民死刑投票を通してイ・ミンス(キム・グォン)に向けた最後の復讐を始めた。同日の放送はニールセンコリア全国、首都圏基準ともに3.2%の視聴率で、瞬間最高視聴率は3.9%を記録した。
■キャスト:
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクジュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
ほか
■第10話
ヒョンはミンスの隠し部屋で閉じ込められてしまうが、8年前ミンスがソクジュの娘ナレが助けを求め、ミンスが殺害する動画を見つけた。ムチャンに動画を送り、ミンスが犯人だと報告する。ヒョンが隠し部屋に閉じ込められていることも知ったムチャンは上層部に内証でミンスの家宅捜査を指示する。
ところがこの動画が特別捜査本部のチェ・ジンス(シン・ジョングン)によってミンスの母親ミン議員(キム・ユミ)の手に渡った。内通者はジンスだった。彼はソクチュがミンスを国民死刑投票のターゲットにするつもりだと教え、警察の保護を受けるのが最善作だと提案。ミンスはすぐに自首する。
ムチャンはこのタイミングでの自首に疑問を抱き、情報が洩れていると確信する。その頃隠し部屋では勝手にパソコンが初期化を始める。マスターがなくなれば証拠としての力はない。慌てるチュンだがどうにもできない。家宅捜査が始まりムチャンに事態を説明するチュン。
やっと外に出たヒョンは、そこに妹チュ・ミン(クォン・アルム)と同級生キム・ジフン(ソ・ヨンジュ)がいたことに驚く。ジフンはミンスがケタルなのかと訊ね、ヒョンはケタルではなく殺人犯だと答える。ミンは驚きジフンはこっそりスマホでミンスの自首と彼のノートブックを探すようケタルのグループメールに上げる。実はミンはこのところのジフンの行動を怪しみ、ひょっとして彼がケタル一味ではないかと心配して尾行していたのだった。
ソクチュの元に駆け付けたジフンは自分たちの計画が失敗したのかと問う。ソクチュはすぐにミンスを死刑投票にかけるための策を講じることに。
心臓移植を受けているミンスには特別のケアが必要。ミン議員の力でまるで療養所のような手厚い待遇を受ける。これを認めるジンスにチームメンバーたちは不満顔。
ヒョンはミンスのノートパソコンを取りに高校の職員室に行くが、そこでジフンと鉢合わせ。ジフンは、ミンスの女子高生への異常な執着が気になり、ミンスの身辺を探っていたと話す。それがミンスの自宅前にいた理由でミンが自分を尾行した理由だと話す。ジフンの正体を知らないヒョンはそれを信じ、危険なことをするなと忠告してノートパソコンを持ち帰る。
特捜本部でケタルについて共通の理解を持つために、サイバーチームのキム・ジョダン(コ・ゴンハン)による、次のような中間報告でチーム全員で情報を共有する。
ケタルの黒幕:ソクチュ。最終目的はミンスの死刑。
●特殊部隊出身のチョン・ジヌク=死刑執行実行係のリーダー
●タクシー運転士のコ・ドンギュ=ターゲット監視&隠し撮り担当
●医療知識のあるメンバー=ジフンの祖母で医師ヤン・ヘジンを疑う
●X:コンピューターの達人(不明)=投票アプリ構築・拡散など
※前回のターゲットがムチャンとした配信ソースがミンスの個人PCだったことなどから、タクシー運転士のコ・ドンギュが裏切りミンスと手を組んでケタルシステムが乗っ取られたと推測。ソクチュがミンスの心臓手術の前に反撃しようとソクチュが脱出。危険を察したミンスが自首したと推察する。
ムチャンとの捜査方針の違いによりチームを辞めると言ったヒョンは、ムチャンの捜査方法は認めないものの、前言取り消して謝罪、ミンスのデータの消されたPCを渡す。ムチャンは医師ヤン・ヘジン(オ・ジヘ)とジフンの過去を調べるよう指示する。
その頃ソクチュは記者チェ・ドヒ(チェ・ユファ)に接触。自らケタルであることを明かし、国民死刑投票特別ショーに出演すると提案。テレビ放送を通じて、勝手に個人のスマホにハッキングしたことへの謝罪と、死刑執行したことで被害者が幸せな暮らしをしている映像を映し出し、死刑執行ゲームの再開を告知。こうしてミンスに奪われた国民死刑投票の主導権を取り戻したソクチュは、教師の仮面をかぶったイ・ミンスの国民の審判を仰ぐ。
そうした中、ムチャンはジフンがソクチュの養子になる少年で、Xだと確信する。死刑投票が夜10時スタートなのは彼の塾が終わる時間だったからだった。これをヒョンにも伝え、ヤン・ヘジン医師もケタルのメンバーと確信する。その頃ヤン医師は自首する覚悟を決めていた。ところが自首する前に逮捕されてしまう。
そんな中、警察庁に拘束されているミンスが心臓発作を起こし倒れる。特捜部の中にもケダルのメンバーがいた。その人物によりミンスの薬にニコチンを入れたのだ。ミンスが病院に移送されたとき、1号のジヌクが、ミンスを拉致し、その間に“X(ジフン)“がミンスを対象にした国民死刑投票を始めた。
ソクジュの怒りの前に引き出されてもミンスは狂気で目を輝かせ、挑発を止めない。死刑方法はニコチンで動悸が早くなったところに大型スピーカーで音楽を流し、埋め込んだ心臓の機械を壊すという方法。ソクチュはナレを殺害した理由を問い、「ソクチュの関心を独り占めしたかった」というバカげた理由と知り憤怒する。生中継されるミンスの狂気が、国民の死刑投票賛成ボタンを押させる。ミンスの死刑投票結果は過半数以上が賛成だった。ソクチュはミンスの首を絞め、最後の復讐を終わらせようとした。
その瞬間、ムチャンと警察が突入!ミンスを殺そうとするソクチュを引き離すムチャン。ミンスを助けるために心肺蘇生を始める。ソクチュは「お前も殺したかったじゃないか!」とムチャンに向けて絶叫する。
その頃、ヒョンは国民死刑投票を進行中のジフンがいるアジトを突き止める。ジフンはジュヒョンの前で自ら仮面を脱いで、今回だけ見逃しくれないかと頼むが…。
ミンスを生かそうとするムチャン、絶叫するソクチュ、ジフンと向き合ったヒョンの姿が交差し、緊張感の中「国民死刑投票」第10話は終わった。
ちなみにミンスのホストコンピューターとなるノートパソコン(PC)のフォルダの名前は「FUN」だった。自分を無条件に信用してくれるヒョンに信頼を寄せる。他のメンバーがそれぞれの恨みをもってケダルの一員となった中、ジフンだけは違った。そんなジフンの未来を心配するヤン医師。最後の食事のシーンでは本当の祖母が孫を見つめる深い愛情が感じられる素敵なシーンだった。
次回、最終回前話の11話、ムチャンにとっても憎むべき相手のミンスを救うのか?ヒョンはジフンを止めることができるのか?予告動画で見られる首つり自殺をするのは誰か?予告動画歯以下のYouTubeにて視聴できる。
SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」は毎週木曜日21時に放送する。
◇YouTube「국민사형투표」第11話予告(日本語字幕なし)
SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第10話は木曜日21時から放送予定。
◇SBS「국민사형투표」HP
【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】