【最終回前話】「国民死刑投票」第11話、最後の国民投票を決行したソクチュ(パク・ソンウン)は自死を選んだ!気になる視聴率は?

2023年11月10日14時20分ドラマ
画像:SBS番組サイトより / Prime Videoで独占配信中

11月9日に放送されPrime Videoでも独占配信開始したSBS木曜ドラマ「国民死刑投票」第11話は、殺人鬼イ・ミンス(キム・グォン)の死亡、クォン・ソクチュ(パク・ソンウン)とキム・ジフン(ソ・ヨンジュ)の2人のケダルの逃走および危機、自ら死刑投票対象者になったソクチュの自殺未遂などを防ごうとする刑事キム・ムチャン(パク・ヘジン)とチュ・ヒョン(イム・ジヨン)の凄絶な死闘が繰り広げられた。最終回の予告はYouTubeで公開している。

【「Prime Video」で独占配信の韓国ドラマ】



「国民死刑投票」(脚本:チョ・ユンヨン、演出:パク・シヌ)は、悪質犯罪者たちを対象に国民投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する物語を描く国民参加裁判劇だ。【各話のあらすじ・関連記事】に各話あらすじや制作発表会レポートまとめている。

暴風のようなスピードで反転展開を繰り広げ、最後まで視聴者の心拍数を上げた本作も残すところ1話となった。気になる視聴率は、ニールセンコリアによると、全国3.3%、首都圏3.7%。それでも瞬間最高視聴率は4.8%まで数字を上げた。

■キャストメインキャスト紹介【まとめ】
キム・ムチャン役:パク・ヘジン
クォン・ソクジュ役:パク・ソンウン
チュ・ヒョン役:イム・ジヨン
ミン・ジヨン役:キム・ユミ
イ・ミンス役:キム・グォン
チェ・ジンス役:シン・ジョングン
キム・ジョダン役:コ・ゴンハン
カン・ユンジン役:オ・ハニ
パン・サンジェ役:クォン・ドヒョン
 ほか

■第11話
ムチャンはソクチュの目の前でミンスを救った。ソクチュを兄のように慕っていたムチャンにとってもミンスは殺したいほど憎い存在だったが、究極の選択でムチャンは刑事であることを選んだ。そしてソクチュを逮捕した。

一方でヒョンもまた別のケタル、高校生ジフンを検挙した。しかし、ヒョンの妹ミン(クォン・アルム)がジフンを救出した。同じとき、刑事チェ・ジンス(シン・ジョングン)とミンスが乗った自動車が突然交通事故に遭う。後方車に乗るムチャンはジンスを救出に向かうが、パク刑務官(チャ・レヒョン)がソクチュの脱走を手伝った。ソクチュが信頼していたもう一人のケタルこそがパク刑務官だった。彼は性犯罪者で児童性搾取物流布者のペ・ギチョル(キム・ミンシク)を殺害する時も現場にいた。

拘束された車から脱出したソクチュは、事故を起こした前方車に向かいミンスと向き合う。燃える車の中でもミンスはソクチュを挑発し続けた。8年前、ソクチュの娘ナレ殺害の話をしながら悪魔のような笑みを浮かべるミンスを殺そうと車の窓ガラスの破片で刺すソクチュ。ジンスを救出したムチャンがそれに気づき止めようとするが、パク刑務官がムチャンを阻止、街灯が倒れた車は爆発してミンスは燃え盛る車のなかで死亡した。

この交通事故は皮肉なことに、ミンスの母、ミン・ジヨン議員(キム・ユミ)が仕組んだことだった。ミン議員がジンスに電話でソクチュを乗せている車を尋ね、前方車を運転するジンスは自分の犠牲を覚悟に嘘の情報を伝えた。結局、ミン議員は自らの手で最愛の息子を死に追いやった。

ソクチュとジフンが指名手配された。ミンと一緒にいたジフンは父と慕うソクチュと思い出の場所で会った後、切なく別れた。ところが、この別れの後ソクチュは最後の国民投票を始めた。ソクチュは自らを国民死刑投票に上げ、死で最後を飾ろうとしたのだ。ソクチュの前触れなしの国民死刑投票放送をテレビで見たジフンは、ソクチュ死刑賛成投票を防ぐために生放送を始め、自分がケタルであることも明らかにし、ソクチュの死を防いでほしいと訴えた。

そんな中、息子を失ったミン議院も動いた。記者チェ・ドヒ(チェ・ユファ)を拉致し、ケタルに対する懸賞金をかけたのだ。これに対し懸賞金を狙う人たちが生放送をしながらソクチュを捜しに行くジフンを狙った。ヒョンもジフンの後を追いかけ、ジフンが暴行を受ける瞬間を目撃する。

同じとき、警察は刑務所で得た手がかりを元に追跡を始め、ソクジュとパク刑務官の潜伏場所を見つける。ムチャンは直感的にソクチュが自殺を計ろうとしていると勘付き、潜伏先に突撃!ムチャンは首吊り自殺をするソクチュを発見。ソクチュの体を持ち上げ絶叫する!



■見どころ、感想、視聴率など
兄と慕うソクチュのぶら下がる体にしがみついて持ち上げようとするムチャン役のパク・ヘジンの絶叫に視聴者も思わず息をのんだ。果たしてソクチュは助かるのか?最終回の行方が気になる。

また、ムチャンの相棒である先輩刑事チェ・ジンス(シン・ジョングン)は8年前からミン議員とつながっていた。これに対する罪の意識からこれまでの全てのやり取りを証拠として携帯に残していた。そしてミン議員の計画に気づいたジンスはムチャンの命を守るために、偽の情報をミン議員に流したのだった。

一方、エンディングで流れた映像は、ムチャンとヒョンをはじめとする国民死刑投票特別捜査本部の過去のにぎやかな会食の様子だ。そこにジフンとミンも参加し、和気あいあいとした会食の様子。不遇な幼少期にやっとできた家族。それがソクチュとナレだった。小学生から高校生までの8年間を復讐だけに捧げてきたジフンは可哀そうすぎる。

このように「国民死刑投票」第11話は60分間、怒涛の展開に加えてキャスト陣の熱演もあって手に汗握る展開だったが、第6話で記録した全国4.1%、首都圏4.4%に届かず、全国3.3%、首都圏3.7%にとどまった。週1回の放送に加えて相次ぐ放送休止で視聴者の視聴意欲をそいだのが大きな要因と思われるが、それでも瞬間最高視聴率は4.8%まで上げた。最終回で有終の美を飾れるのか?気になる最終回の予告は以下で視聴できる。

果たしてソクチュはこのまま死亡するのか、警察は国民死刑投票を止めることができるのか?

SBS木曜ドラマ「国民死刑投票」最終回は11月16日木曜日夜9時に放送される予定だ。

SBS「국민사형투표」HP
第12話(最終回)予告

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