視聴率も急上昇!Netflix「無人島のディーバ」第5−6話:明らかになるギホの真実!パク・ウンビンにライバル登場
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビン主演のtvN新土日ドラマ「無人島のディーバ」第5話と第6話では、ギホとボゴルの兄弟に関する真実が明らかになる一方で、ランジュとモクハは夢に向けて快進撃を遂げた。12日の第6話は全国7.9%、首都圏は8.9%と最高視聴率を記録!Netflixでも独占配信を開始した第5話と第6話のネタバレあらすじと見どころ、激戦の土曜日の視聴率についても紹介しよう。(数字はニールセンコリア調べ)。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
tvN新土日ドラマ「無人島のディーバ」は、15年ぶりに無人島から救助された歌手志望のソ・モクハ(パク・ウンビン)のディーバ挑戦記を描いた物語だ。
■キャスト
ソ・モクハ役:パク・ウンビン(中学時代:イ・レ)
ユン・ランジュ役:キム・ヒョジン
カン・ボゴル役:チェ・ジョンヒョプ
カン・ウハク役:チャ・ハギョン
イ・ソジュン役:キム・ジュホン
チョン・ギホ役:ムン・ウジン
チョン・ボンワン役:イ・スンジュン
ほか
■第5話「後悔 VS 誇り」
ギホからの花束は彼を15年間追い続ける父ボンワン(イ・スンジュン)の罠だと知ったモクハ(パク・ウンビン)。駆けつけたボゴル(チェ・ジョンヒョプ)は安易にテレビでギホに呼びかけたことを責めつつも、ギホの行方を知っているような態度で話を誤魔化す。遅れて待ち合わせ場所に駆けつけたウハク(チャ・ハギョン)はボンワンを尾行し自宅を突き止めるが、妙な既視感を覚えていた。
徐々に真実が繋がり始めてきたウハクは、家に入らず車で泣いていた。そんな様子に気づいたモクハは、15年前にギホと一緒に島を抜け出そうとした選択に悔いはないと答えると、理由も聞かずにウハクを慰めた。ボンワンを警察に通報しようとするウハクに顔色を変えて反対するボゴル…。
テレビ出演を機に、ラジオでもランジュ(キム・ヒョジン)の歌を聞かない日がない中、売り場からCDが回収されてしまい、セールスを伸ばす術を奪われたランジュは、苦渋の決断でデビュー当時の所属事務所のファン代表(ソン・ギョンチョル)と連絡を取る。一方、モクハもソジュン(キム・ジュホン)がCDを回収してランジュを妨害しようとしていると知り、抗議しようとするが、先輩マネージャーのヨングァン(シン・ジュヒョプ)に口パクの証拠映像を拡散すると脅されて何も手出しができず。
過去の作品を再販する代わりに娘の結婚式で歌えと言われプライドが傷ついたランジュは泥酔し、ついモクハにきつく当たってしまう。結婚式場に向かったモクハは、ランジュが移籍前の音源を再リリースするつもりだと知る。ファン代表はかつてチュンサム島の中学校の生徒だったランジュを歌手にするために音楽教師の職を捨てた人間だった。5歳の時にチュンサム中学で歌っていたランジュを見てファンになったことを明かし、結婚式場に来るよう説得するモクハ。今や恩師にとって恥であり後悔であると気後れしていたランジュもモクハの誠意のこもった説得に応じ、二人してマイクを握り、ファン代表とデビューを夢見て島を出た時のことを思い出しながら歌うと結婚式は大成功。過去、仕事がうまく行かずに八つ当たりしたことを謝るファン代表と長年のわだかまりを解いた。
ソジュンはファン代表を外部取締役に誘い、ランジュの過去の作品を再販しないよう根回しをしていたが、最初は喜んでいたファン代表も条件を聞くとソジュンの誘いを一蹴。ソジュンは現在の事務所の顔であるモレ(ペ・ガンヒ)を番組に出演させてランジュと真っ向からぶつける手に出る。
ボンワンはモクハを連れて逃げた男がギホだと思い込み、15年間逃げ続ける息子に憎しみを募らせ、逆恨みをやめるよう諭したデウン(キム・ミンソク)は直後に交通事故に遭ってしまう。モクハにギホが生きていると告げたウハクは危険を冒してボンワンの家に侵入。そこに飾ってあったボンワンと母ハジョン(ソ・ジョンヨン)と二人の息子が写った四人家族の写真に驚愕。直後に背後から現れたのは、彼を追ってきたボゴルだった…。ふとしたきっかけでハジョンのモットーを聞いたモクハが、ギホを知っているか尋ねるとハジョンの表情は凍りついた。
■第6話「秘密 VS ウソ」
ウハクを追いかけたボゴルは、隠し続けた過去を語り始めた。二人は本当の兄弟で母子共にボンワンからの暴力に苦しんでいた。耐えかねて父に反抗したギホは大怪我を負わされ記憶を失っていたのだった。大人になった今、ボンワンと決別して本来の名前で生きるべきだと訴えるウハクだが、それができない理由を悟り、言葉を失う。一方、ギホなんて知らないと答えたハジョンも、真実が明るみになることを恐れていた。
復刻版作品の先行予約が好調な滑り出しのランジュ。ウハクから「ギホは結婚していた」と嘘をつかれ、思い出のUSBを渡されたモクハはかえって兄弟のどちらかがギホなのではと疑いを深めていく。ウハクは交通事故の取材で偶然にもデウンの妻に取材する機会を得る。
出演中の番組は好評だが、次の放送でモレが対戦相手だと知ったランジュらは激怒するが、弱みを握られたモクハはヨングァンに対して反論できず悔しい思いをする。ボゴルはモクハを陰で慰めようとするが、仕事と裏での態度の違いに腹を立てたモクハと大喧嘩をしてしまう。
対戦相手になったモレは、ランジュに見出されデビューした当時から失踪したモクハの代打だと感じ続け、モクハに対して並々ならぬ対抗心を抱いていた。テレビ局入りのタイミングをかぶせてランジュの面目を潰そうとしたモレだが、モクハを紹介されて表情が固まってしまう。直後にモレから嫌がらせを受けたモクハは臆せず反論し、モレの不安を見抜く。
代理で番組の担当PDを任されたボゴルは直前になって双方に口パクを禁止。修正した歌声でランジュを牽制しようとしていたモレは大激怒。ランジュにとっても口パク禁止は大問題だった。モクハが代わりに歌っていたことに気づいていたボゴルは、ランジュの代わりにモクハをステージに立たせるよう、驚きの提案を始める。その頃、父サンドゥに記憶が戻ったと打ち明けたウハクは真実を話してほしいと頼み驚かせる…。
■見どころ
モクハとランジュのサクセスストーリーから一気にサスペンス色を強めた前週に続き、第5話と第6話では遂にギホの正体や、ボゴルが隠し続けていた真実が明らかになった。結論から言えば、ウハクがギホだということはまず間違いがなさそうだ。ウハク(=ギホ)が目の前にいるのに花束が届いたと聞いたボゴルが真っ先にモクハを助けに行ったことからも、視聴者は冒頭から徐々に確信を抱き始めるのだが、第5話の最後では弟ボゴルも同じようにボンワンの暴力の被害者だったことが明らかになり、視聴者の読みをはるかに超える驚きの展開に発展した。回想シーンでは4人で暮らしていた頃に受けた暴力が原因で記憶を失ったとあることから、チュンサム島でボンワンと二人で暮らしていた頃と時系列の観点で引っかかるものの、これはこの先の物語で明かされていくことだろう。
ギホの正体にまつわるエピソードが軸にはなっていたものの、ランジュとモクハの再起を賭けた戦いについても進展があり、CDを回収されてしまったランジュがかつての所属事務所と和解し、CD再販で売上2000万枚達成に近づく様子が、彼女のチュンサム島での中学時代や、恩師とのエピソード、幼少期のモクハとの出会いと絡めて語られた。
そしてランジュが見出したスター歌手モレがいよいよ初登場。回を重ねるごとにソジュン代表やマネージャーのヨングァンなど事務所の人間の印象が悪くなっていく中、彼女もなかなかの性格の悪さ。もともと行方不明になったモクハの代わりにデビューした彼女にとって、モクハは自分が築き上げてきた地位を揺るがす存在。高圧的に接する彼女を、無人島で遭遇したイノシシにたとえて飄然と立ち向かっていくモクハの様子も面白い。
まだギホがすぐそばにいるとは知らないモクハ、じわじわとモクハやギホに狙いを定めていく狂気的な父ボンワン、ステージに立つチャンスを得たモクハ…。気になる展開が目白押しなのはもちろん、毎回、予想の斜め上を行く意外な展開で視聴者を楽しませてくれる脚本だけに次週への期待が高まる。
なお、ボンワン役を演じたイ・スンジュンは、Netflixシリーズ「力の強い女カン・ナムスン」では子供思いの優しい父親を演じている。こちらで2作品で真逆の役を演じたイ・スンジュニついて詳しく紹介している。
●「力の強い女カン・ナムスン」の子供思いの父親は「無人島のディーバ」の悪魔のようなDV父だった
■視聴率
本作のこれまでの最高視聴率は第4話全国が8.0%、首都圏8.885%だったが、第8話で全国7.9%、首都圏8.887%で4話の記録をわずかに上回り最高を記録した。ちなみに、土曜日は激戦区ではKBS2「ヒョシムの家各自図生」第14話は15.5%で1位、続いて1話延長が決まったMBC「恋人」(パート2)第19話は11.6%で続き、JTBC「力の強い女カン・ナムスン」第11話は7.6%、tvN「無人島のディーバ」第5話は5.4%、SBS「7人の脱出」第16話が5.2%だった。数字はいずれもニールセンコリア、全国調べ。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」では自分らしく生きることを素敵に見せてくれたパク・ウンビンが、現実に疲れたあなたに贈る、超現実のドラマ「無人島のディーバ」は第7話はtvNにて18日に放送、その後Netflixにて独占配信される。
■スタッフ
監督:オ・チュンファン
脚本:パク・ヘリョン
原題:무인도의 디바(無人島のディーバ)
◇YouTube公式予告動画
【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】