鍵山、宇野、ワンツーフィニッシュ!ファイナルへの進出も決定!フィギュア・グランプリ「NHK杯」2日目結果

2023年11月25日23時13分スポーツ
@NHK

男子シングルは鍵山優真、宇野昌磨が1位、2位でファイナルへの切符も掴んだ!女子フリーは青木祐奈が5位フィニッシュで存在感を示した!フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦「日本大会・NHK杯」の2日目が実施され、関連動画がNHK杯特設サイトに公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズ最終戦、NHK杯が25日に行われた。GPシリーズ6戦の成績上位6名のみ進む「GPファイナル」の出場者がこれで確定した。男子シングルはNHK杯を前に決定していたアダム・シャオ イム ファ(FRA)、イリア・マリニン(USA)、三浦 佳生(JPN)に加えて、NHK杯で1位、2位になった鍵山優真(JPN)と宇野昌磨(JPN)が順調に出場を決め、さらにケビン・エイモズ(FRA)も出場を決めた。女子シングルはNHK杯の前に決定していた坂本花織(JPN)、イザボー・レビト(USA)、ルナ・ヘンドリックス(BEL)、吉田陽菜(JPN)に加えて、住吉りをん(JPN)、ニナ・ピンサローネ(BEL)の出場が決まった。

男子シングルはSP上位2位の鍵山優真と宇野昌磨が他の10名を引き離した状態でスタートした。最初に登場した壷井達也はショートとは別人のようにかなり好調な様子を見せた。4回転ルッツで転倒があったが、ミスはそれだけで151.99点を記録した。

11番目に登場した宇野昌磨は落ち着いた演技でスタートし、他の選手よりも一段上の4回転を3種類4回飛ぶという構成で臨んだ。最初の4回転ループ、4回転フリップがいずれも回転が四分の一たりないという判定がでたため減点されたものの、今季の目標とする表現とジャンプの融合を実現することができる結果となった。フリーでは1位となったが、ショートでの点差を埋められず2位に終わった。



男子シングルの頂点に立ったのはショートの点数で逃げ切った鍵山優真だった。3回転アクセルで転倒するミスがあったものの他のジャンプやステップ、スピンでは高得点と叩きだし、フリーでは2位となる182.88点ととり、ショートとの合計で逃げ切り、NHK杯で優勝した。

女子シングルでは日本勢の中でトップとなる5位になったのはグランプリシリーズ初めての参加となった青木祐奈だ。5番滑走となった青木祐奈はミーシャジーの振り付けの「She」で挑んだ。ジャンプ、ステップ、スピンなどのほとんどクリーンに決めて初めてのグランプリシリーズのフリーを126.18点、総合で184.46点を獲得した。

昨年のグランプリファイナル優勝の三原舞依は9番滑走で登場した。右足の怪我の影響は隠せず、ジャンプの高さや回転スピードが上がらず、回転不足などを取られたが、大きなミスはジャンプの転倒一つに抑え、スピン、ステップはすべてレベル4を取り、美しいスパイラルなど魅せるスケートで観客を魅了した。大きな歓声とスタンディングオベーションを受け、笑顔で演技を終えた。フリーの点数は109.82点、総合で172.64点となり、8位で復帰戦を終えた。

ショートのジャンプの失敗で11位となった樋口新葉は2番目に滑った。宣言通り3回転半にトライしたが、残念ながら転倒してしまった。しかし、以外のジャンプは少しのミスはあったもののきちんと加点をとり、前日とは全く違う樋口新葉らしいスケートを見せ113.51点m、総合で165.69点を取り9位となった。女子フリーは1位アバ マリー・ジーグラー(USA)、2位リンジー・ソーングレン(USA)、3位ニナ・ピンサローネ(BEL)となった。

アイスダンスの小松原美里&ティムコレトはフリーでは8位と健闘したが、総合では9位から順位を上げることはできなかった。結成半年で国際大会に臨んだペアの長岡柚奈&森口澄士も順位をあげることはできす8位となったが、西日本大会よりも点数を伸ばしていて、今後経験を積んでさらに上位を目指す。

■グランプリ第6戦・日本大会・NHK杯 地上波放送スケジュール
11月26日 午前1:20~ ハイライト・アイスダンスフリー
11月26日 午前2:05~ ハイライト・女子フリー
11月26日 午前2:50~ ハイライト・ペアフリー
11月26日 午後1:05~ エキシビション(生)

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