夢を追う少女とカエルになった王子の傑作ファンタジー『プリンセスと魔法のキス』本編ノーカットで放送!

2023年11月30日09時00分映画
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12月1日(金)放送の「金曜ロードショー」(21時~22時54分)では『プリンセスと魔法のキス』(2010年)を本編ノーカットで放送!夢を追う少女と、魔法でカエルの姿にされた王子の冒険を描くロマンチック・ストーリー!予告動画は作品公式サイトで視聴できる。



ディズニー作品全61作品の中から、リクエストで選ばれた作品を4週連続で放送する企画、第3夜は『プリンセスと魔法のキス』をお届けする。グリム童話『かえるの王さま』に現代風のひねりを加えたE・D・ベイカーによる児童小説『カエルになったお姫様』を題材に、ディズニーがアニメーション化。1920年代のアメリカはニューオリンズを舞台に、レストランを開くことを夢見て懸命に働く美しい少女ティアナと、魔女の策略でカエルに変えられてしまった王子様の運命的なキスによって、不思議な水辺の冒険が幕を開けるロマンチック・ファンタジーだ。

監督は、『リトル・マーメイド』や『アラジン』『モアナと伝説の海』などでコンビを組んだジョン・マスカーとロン・クレメンツ。音楽は、ピクサー作品に多くの楽曲を提供し、『モンスターズ・インク』のテーマ曲『君がいないと』でアカデミー賞歌曲賞を受賞しているランディ・ニューマンが担当した。ニューオリンズらしいノリノリのジャズに、カラフルなアニメーションは、観ているだけで楽しい気持ちにさせてくれる。

そして注目すべきは、ディズニー初の黒人プリンセスとなる主人公ティアナ。王子様とのラブロマンスがあるものの、ティアナの最終的なゴールは夢である“レストラン開業”というところが、今までのプリンセス映画とは大きく違うポイントだ。魔法の力に頼らず、自らの努力で夢を実現させようとするティアナ。開業資金のためにめちゃくちゃアルバイトをするし、もちろん、友人から舞踏会に誘われてもバイトを理由に断ってしまう。プリンセスの定番、舞踏会を断るなんて今までではあり得ないが、そんな現実的なプリンセスの奮闘も描かれる。

さらに、本作には過去作品をリスペクトしたオマージュがふんだんに取り込まれているのも楽しみのひとつ。キャラクターの仕草や、動きや風景。様々なシーンで、どこかで見たことがあるシーンが散りばめられているので、どの作品のオマージュが隠れているか、探しながら見るのも楽しいポイントだ。

ニューオリンズのウキウキするジャズに乗せて繰り広げられる美しいアニメーション、さらに、夢に向かってひたむきに頑張る主人公にもたらされるファンタジーが心躍る本作。そして「手描き」にこだわってきたディズニースタジオが送り出す最後の手描きアニメーション作品というのも見逃せない。夢を見ることの大事さを教えてくれるロマンチック・ストーリーをどうぞお楽しみに。



■あらすじ
アメリカ南部・ニューオリンズに住む貧しくても愛情豊かに育ったティアナ(鈴木ほのか)は、大好きな父親とレストランを開くことを夢見ていた。夢を叶えるため、毎日懸命に働くティアナだったが、ある日、ニューオリンズにやって来たマルドニア王国のナヴィーン王子に街は大騒ぎになる。ティアナの幼馴染で幼い頃から王子様との結婚を夢見ていたシャーロット(三瓶由布子)は、父親に頼みナヴィーン王子を招いた舞踏会を開くことに。

そんな中、仕事もせず遊んでばかりいたため親に見放されたナヴィーン王子が、邪悪な魔術師のファシリエ(安崎求)の策略にかかりカエルの姿にかえられてしまう。舞踏会でシャーロットのドレスを借りたティアナの前に、一匹のカエルが現れる。ナヴィーン王子だと名乗るカエルから「キスをすれば呪いが解ける」と言われたティアナは勇気を振り絞りキスをすると・・・。

■キャスト
ティアナ:ノニ・ローズ(鈴木ほのか)
ナヴィーン王子:ブルーノ・カンポス(丹宗立峰)
ファイリエ:キース・デヴィッド(安崎求)
ママ・オーディ:ジェニファー・ルイス(新井洸子)
ジョン・グッドマン(玄田哲章)
レイ:ジム・カミングス(駒田一)
ルイス:マイケル=レオン・ウーリー(小林アトム)
ジェームズ:テレンス・ハワード(三上市朗)
ユードラ:オプラ・ウィンフリー(杉村理加)

■スタッフ
監督:ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
プロデューサー:ピーター・デルヴェッコ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ロブ・エドワーズ/ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
音楽:ランディ・ニューマン
エンディングテーマ:『Never Knew I Needed』Ne-Yo

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