制作陣がこだわった映画『ハンガー・ゲーム0』の裏側を紐解く約5分の特別映像解禁

ベストセラー小説を映画化したメガヒットシリーズ最新作『ハンガー・ゲーム 0』の日本公開直前に、映画の見どころを紹介する5分超の特別映像がYouTubeにて公開された。
『ハンガー・ゲーム』は、国家パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒める為、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう恐怖サバイバルゲーム。全世界1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化したもので、最新作はジェニファー・ローレンスが演じたカットニス・エバディーンがプレイヤーとして志願する64年前の物語で、ドナルド・サザーランド扮するコリオレーナス・スノーが独裁者として大統領になる数10年前を描いた前日譚となる。
映像では、スノーとルーシー・グレイを待ち受ける過酷な運命と、物語にリアリティを与える制作スタッフのこだわりが明かされる。『ハンガー・ゲーム』から64年前の第10回ハンガー・ゲームを舞台に繰り広げられる本作では、スノー(トム・ブライス)による苦悩の青春時代が語られる。
過去の戦争により没落の危機に瀕しているスノー家は、まさに貧困のどん底。そんななか、プレイヤーの教育係としてゲームに参加することとなったスノーは、ゲームの考案者であるハイボトム(ピーター・ディンクレイジ)より、「(プレイヤーたちに)教えるのは、いかに見世物になるか。まずカメラ映りを教えろ」という助言を聞きながら、スノー家の悲惨な状況を打開するためにルーシー・グレイと共に戦うことになる。長年シリーズに携わってきた
フランシス・ローレンス監督は、「スノーが教育係として担当しているルーシー・グレイは自然に親しんでいる。だが魅力を振りまき歌うなど、カットニスと対照的だ」と前作のヒロインとの違いを解説する。また、ゲームを通してルーシー・グレイ(レイチェル・ゼグラー)に惹かれていくスノーに対して、ルーシー・グレイは彼の未来を示唆するように、「人は生来、善良だと思う。ただ悪への境界を超えるかどうかよ」と呟く。そして、未来のスノー大統領が口にする「最も愛するものこそ、我々を破壊する」という台詞が印象的に使われている。
さらに、『ハンガー・ゲーム 0』にはフランシス・ローレンス監督の他、衣装のトリッシュ・サマーヴィル、撮影のジョー・ウィレムズ、音楽のジェームズ・ニュートン・ハワードなど、旧作を手掛けたスタッフが再集結し、再び世界を作り上げていった。今回プロダクションデザインとして新たに参加したのは、『クラウド アトラス』や「クイーンズ・ギャンビット」で知られるウリ・ハニッシュ。なじみのあるパネムやゲームの概念を一度解体し、64 年前まで時をさかのぼって世界観を再構築している。一方、音楽が最も重要な要素となる本作には、グラミー賞を 9 回受賞し、『アリー/スター誕生』や『エルヴィス』にも参加したデイヴ・コブが参加。歌で人々を魅了していくルーシー・グレイの武器となる素晴らしい楽曲の数々を生み出し、ドラマを劇的に盛り上げている。
『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』から8年の時を経て、再び幕を開けた『ハンガー・ゲーム』シリーズ。アクションもラブストーリーもパワーアップし、音楽がポイントとなる本作。この特別映像で予習復習して、『ハンガー・ゲーム 0』の公開に備えよう!
◇YouTube「特別映像」
主演のコリオレーナス・スノーを演じるのは、『ロビン・フッド』で映画デビューし、TV ドラマなどでも活躍するトム・ブライス。ヒロインのルーシー・グレイ・ベアードには、『ウエスト・サイド・ストーリー』で映画デビューし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラー。さらに、ヘッド・ゲームメーカーのヴォラムニア・ゴール博士に『フェンス』でアカデミー賞®助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィス、ゲーム考案者のキャスカ・ハイボトムに「ゲーム・オブ・スローンズ」でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞したピーター・ディンクレイジ、ゲーム司会者のラッキー・フリッカーマンに『グランド・ブダペスト・ホテル』などのウェス・アンダーソン監督作品で常連のジェイソン・シュワルツマン、スノーの従姉のタイガレス・スノーに「ユーフォリア/EUPHORIA」で高く評価されたハンター・シェイファー、スノーの同級生のセジャナス・プリンツに『ウエスト・サイド・ストーリー』で注目を集めたジョシュ・アンドレス・リベラなど、名声を誇るベテランと今を時めくアップカミングの俳優達が脇を固めている。
監督は『アイ・アム・レジェンド』『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンスが務め、脚本は『マクベス』『アサシン クリード』のマイケル・レスリー、『リトル・ミス・サンシャイン』『ハンガー・ゲーム 2』のマイケル・アーントなどが手掛け、原作は『ハンガー・ゲーム』シリーズのスーザン・コリンズが書き下ろしている。
監督:フランシス・ローレンス
脚本:マイケル・レスリー、マイケル・アーント
原作:スーザン・コリンズ「ハンガー・ゲーム 0 少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う」(KADOKAWA 刊)
製作:ニーナ・ジェイコブソン、ブラッド・シンプソン、フランシス・ローレンス
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジェイソン・シュワルツマン、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ヴィ
オラ・デイヴィス
2023 年/アメリカ/157 分/スコープサイズ/5.1ch/原題:THE HUNGER GAMES:THE BALLAD OF SONGBIRDS & SNAKES/字幕
翻訳:石田泰子/映倫区分:G
配給:KADOKAWA
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◇『ハンガー・ゲーム0』公式サイト
◇公式X「#ハンガー・ゲーム 0」