「春になったら」濱田岳の“D1”準決勝敗退と奈緒との結婚延期に…ドンマイ、ドンマイ僕は好きだよ!第3話ネタバレと予告

01月30日11時04分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

奈緒と木梨憲武がW主演を務めるカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」の第3話が1月29日に放送され、“カズマルくん”濱田岳が“D1”準々決勝を勝ち抜くも敗退。“瞳”奈緒は父“雅彦”木梨憲武との時間を優先させるために結婚を保留にいることに…。予告動画は番組公式サイトで公開、カンテレドーガとTverで最新話が無料配信されている。



「春になったら」は、奈緒演じる“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳と木梨憲武 演じる“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。

1月29日に放送された第3話で、結婚の承諾を賭けて、お笑い賞レース「D1グランプリ」に優勝することを宣言した一馬(濱田岳)は、これまで予選落ちしていた準々決勝に進出し、1000組中50組の1人に選ばれる。誰よりも厳しい息子・龍之介(石塚陸翔)のアドバイスと瞳の応援の元、並々ならぬ心意気でレースに望んだ一馬をだったが、準決勝に進むことはできず、「結婚」するために、夢だった「芸人」を辞めるとまで言い出した。

ところが、一馬が断腸の思いで告げた「芸人断念宣言」に、瞳は「結婚の保留」で応えることに。これまで瞳は、「新しい家族」と「新しい幸せ」を作ることに必死で、父との生活を振り返ることがなかったのだが、父の覚悟を知り、そして父の体調の変化を目の当たりにして、急に残された時間で何ができるかに焦りだしたのだ。

なにより大事な愛する一馬と龍之介との新生活より、父との時間を優先させようとする瞳。それに反比例して、一馬の人の好さが味になっている芸風と、瞳を母と慕う龍之介を目にした雅彦は、瞳の新しい家族になるであろう父子に親しみを感じはじめたよう。「結婚のことはいったん忘れて」という瞳に「なんで?」と問いかける雅彦のセリフで第三話は幕を閉じた。

X(Twitter)では、視聴者の間でブームになりつつあるカズマルの「ドンマイドンマイ、僕は好きだよ!」を使い、「D-1準々決勝敗退して、婚約者に一旦結婚は待ってほしいって言われちゃった君、ドンマイドンマイ!僕は好きだよ」「カズマルくんにくそ、この言葉を!ドンマイドンマイ!僕は好きだよ」といった励ましのコメントがよせられている。

今話で際立ったのは、2人の子役、父の芸人としての成功を信じ、なんとしても瞳に母になってもらいたい龍之介を演じる石塚陸翔と、妹の出産で両親を取られそうに感じながらも、妹と母を心配している姉・凛を演じた泉谷星奈。家族を思う気持ちに、年齢は関係ないことをシンプルに感じさせてくれる名演だった。

次週2月5日に放送される第4話では、死ぬまでにしたいことリストの二番目にあがっていた「神に謝る」が実行される。雅彦の中学生時代の友人である「神(じん)」役で中井貴一がゲストで登場する。果たして雅彦が謝りたかったこととは?



■前回:第3話 ネタバレあらすじ
伊豆の海辺で記念写真を撮っていた瞳と雅彦。突然、雅彦が痛みを感じ倒れてしまう。持参していた医療用麻薬を呑むととすぐに痛みは和らいでいくが、瞳は父の深刻な病を目の当たりにして戸惑いを隠せない…。

その後予約していた旅館で、豪華な料理を前に雅彦は美味しそうにビールを飲む。担当医には、酒は禁止されていないし、今のうちに好きなものを食べるよう言われているという。そのうち、がんの進行とともに体が拒絶してしまうからだと。
雅彦が就寝すると、瞳は旅の写真を振り返り、手帳に書き留めてあった「結婚までにやりたいリスト」

・一人暮らしをする
・美奈子と旅行に行く
・エステに通う
・料理教室に通う
・食事療法を勉強する
・かず君との結婚を認めてもらう

を、書き換えていく。

・お父さんとこれからも一緒に暮らす
・お父さんと2人で旅行に行く。もう一度!
・エステは取りやめ
・食事療法を勉強する

最後の
・かず君との結婚を認めてもらう
は考えた末に保留することに…。

一馬(濱田岳)に旅の報告をした瞳は、一馬がお笑い大会「D1グランプリ」に出場すると聞かされる。これまで一度も準々決勝に勝ち進むことがなかったというが、優勝すれば雅彦に認められるのではないかと考えた瞳は、がぜんやる気になる。


主治医の阿波野(光石研)の診察を受けに行った雅彦は、瞳が阿波野を訪ねていたことを知る。大学生の息子と高校生の娘がいるという阿波野に、瞳の婚約者が10歳年上でバツイチ子持ちで売れない芸人だと話し、娘が結婚したいと言い出したらどうするかと問う。阿波野の答えも「それは反対します」というものだった。

死ぬまでにやりたいことリストに、娘から「カズマルを追い払う」と書いたという雅彦に、阿波野は「3か月を上手に生きなくては」と告げた。雅彦は改めて、3か月で出来ることを思案する。

一馬のD1優勝を目標に、瞳と龍之介(石塚陸翔)は一馬のネタを厳しくチェック。しかし、なかなかいいネタが見つからない。

そんな中、雅彦はリストのひとつ「遊園地に行く」を実行したいと、終末に瞳を遊園地に行こうと誘った。瞳が幼いころ、「遊園地」に行く約束を反故して泣かれた思い出、瞳が高校生のころに、「遊園地」に一緒に行ってくれなくなって不満だった思い出がよみがえる。雅彦は瞳と一緒に「できなかった」ことにもう一度挑戦したかったのだ。

そして終末。瞳とふたりで行くつもりだった遊園地に、一馬親子も参加することに。雅彦の体調が変化したときのため、そしてネタ集めと気分転換に2人にも参加してほしいと瞳が声をかけたのだ。

思いもよらず4人で楽しむことになった遊園地。不満そうだった雅彦もジェットコースターやゴーカートなどを楽しみ、瞳の作った豪華な弁当に舌鼓をうつ。乗り物に乗ろうと龍之介に引っ張って行かれた瞳。

残された雅彦は、一馬から2人のこれまでの経緯を聞かされる。瞳と会うようになっても、結婚にはこりごりしていたため考えておらず、子持ちで売れない芸人の自分には無理だと思っていたが、龍之介があっというまに瞳になついたのを目にして、瞳の事を真剣に考えるようになったと話す。そして、一馬は、雅彦に「D1」に優勝したら結婚を認めてほしいと告げる。準々決勝に残ったら「D1」はネットで生配信される。「ぜひ、ご覧になってください」という一馬に、雅彦は「見ない」と即答した。

遊園地の帰り道。雅彦が龍之介に「お母さんのことどう思う?」とたずねると、龍之介は、本当のお母さんのことは覚えていない、「僕のお母さんは瞳ちゃん」と答え、雅彦に「おじいちゃん、邪魔しないでね」と釘をさす。

そして迎えた「D1」の予選日。予選後、気落ちしたように会場を出てきた一馬を迎えた瞳は、実は一馬が予選を通過したことを知って、涙を流して喜ぶ。さっそく雅彦に報告し、結婚式の司会を頼んでいた岸圭吾(深澤辰哉)にも報告。これまで瞳の結婚式出席をしぶっていた岸だったが、司会を引き受けることに決めた。

そして準々決勝当日。助産院では、妊婦・美咲(佐津川愛美)の出産が早まり、瞳は急遽出向くことに。美咲の娘・凛(泉谷星奈)は父と母を生まれてくる赤ちゃんに取られそうで不安に思い、苦しむ母を見ていられずに別室に移ってしまう。本当は元気な赤ちゃんが生まれてきてほしいと凜が思っていることを知った瞳は、「赤ちゃんが産まれるって大変なことなの。お体を大事にしんきゃいけない。凛ちゃんのこと忘れたわけじゃないよ。凛ちゃんのこと大好きなんだから。だから、今だけはママのことを応援してあげよう」と、優しく凜を説き、赤ちゃんを一緒に迎える。

準々決勝では、準決勝に進める20組が配信視聴者の投票で決まる。実はこの日休みをとっていた雅彦は、一馬の舞台を見ていた。

「ドンマイ、ドンマイ!僕は好きだよ」初めのネタは失敗したが、徐々に観客から笑いが起きる。しかし、一馬は準決勝に進むことができなかった。
一馬のギャグに笑いが起こるも敗退した。

その夜、公園で落ち合った2人。一馬は今回の敗退を重く受け止め「僕は結婚したい。お父さんにも祝ってもらい。だからお笑いを辞めてちゃんとした仕事に…」と瞳に芸人を辞める決意を伝えた。

ところが瞳は、遊園地に一緒に行ってもらった一番の理由は「辛かったから」、新しい家族を作ることは「いいな」と思ったが、今自分にとって最優先なのは、雅彦だと告げ、「だから結婚のことは一旦考えさせて」と一馬に本心を打ち明け、頭を下げた。

帰宅した瞳に、雅彦はネットで「DI」の準々決勝を見ていたとを話す。そして一馬に優勝したら瞳と結婚させて欲しいと言われていたことを明かし「あれはムリだ」とダメ出しをする。雅彦は一馬のお笑いの「良し悪し」を分析し、一馬の芸に「人の好さ」が出ているのが良いと話す。さらに、雅彦が一馬に一票入れてくれていたこともわかる。瞳は父が一馬の芸を理解してくれたことが嬉しくて大盛り上がり…しかし、「それと結婚とは話が別」と雅彦は結婚には反対していると断言する。

瞳は冷静に「わかってる。結婚の話は忘れて。今は」と返す。
それを聞いた雅彦は「どういうこと?」と娘の変化に驚き…。



■次回:第4話予告
新しい家族を作るより、今は雅彦のことだけを考えたいと思った瞳は、「結婚のことは、いったん待ってほしい」と、一馬に正直な気持ちを伝えた。しかし、偶然出会った阿波野から自分の幸せも考えてほしいと諭され、その言葉に一瞬、一馬の顔が思い浮かぶも、やはり自分のことを優先する気にはなれない。一方、ショックを受けながらも瞳との結婚をあきらめきれない一馬は、あることを決意する。

自分のことはさておき、まずは雅彦の願いをかなえようと考えた瞳は、リストの3つめ「神(じん)に謝る」を実行するため、雅彦の同級生だった“神健一郎”を見つけ出す。久しぶりに会った神(中井貴一)は、客が雅彦だと分かった途端、顔をこわばらせ、雅彦のことをまともに見ようとしない。さらに、48年前のことを謝るかつての親友に、「謝らなきゃいけないのは僕の方だよ」と言うが、雅彦には身に覚えがなく…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」は2024年1月15日22時スタート。/主題歌:福山雅治/出演:奈緒 木梨憲武 深澤辰哉(Snow Man) 見上愛 光石研 筒井真理子 小林聡美 濱田岳 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@haru_ktv」。公式Instagramアカウントは「@haru_ktv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「春になったら」番組公式サイト

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