3/5日テレ「テレビ報道記者」女性報道記者たちの40年の物語を芳根京子、江口のりこ、仲間由紀恵、木村佳乃で描く
3月5日20時から日本テレビ開局70周年記念SPドラマ「テレビ報道記者」、日本テレビの報道記者80人を徹底取材して作成されたヒューマンドラマを豪華俳優陣が演じる!予告映像が番組公式サイトで公開されている。
1995年5月16日、オウム真理教の代表、麻原彰晃が逮捕された。その日、8時間にわたってテレビ中継で現場の様子を伝えた記者の中に一人の女性がいた。「女を事件現場に行かせるなんて」という世間の声は跳ね返された。時代は昭和から平成、令和へと移り変わる。今は女性記者も当たり前になってきた。自然の脅威によって1万5900人もの人々が命を落としたときも、賑やかな街々が静まりかえるパンデミックが起こったときも、真実を伝えるために記者たちは現場へ向かった。「女には無理」と言われながら、女性記者たちが歩んできた道を踏みしめて。
本作は、日本テレビの報道記者ら80人に徹底取材を行い、実話をもとにテレビ史に残るニュースの裏側をドラマ化した。日本テレビの報道局を舞台に、オウム真理教事件、秋葉原無差別殺傷事件、女子大学生殺人放火事件と時効撤廃、東日本大震災、新型コロナウイルスなど、時代を象徴するような大ニュースと、それらのニュースを伝えてきたテレビ報道記者たちの各世代ならではの悩み、迷い、葛藤を描くことで、あらためて昭和・平成・令和を振り返るヒューマンドラマとなっている。
ドラマプロデューサーの小田玲奈は「お堅い&偉そうな部署と敬遠してきた報道の人たちを知れるチャンス…ぐらいの気持ちで、現役で働いている方、過去に働いてきた方の取材を始めたのですが、出てくる報道記者たちのエピソードがどれも刺激的すぎて…。「あの事件の裏でそんな状況になっていたの?」「それはストーリーに描いていいの?」と思いながら制作しました」と話す。徹底した取材の中で一番心を打たれたのはその時代その時代、日テレで働いてきた先輩たちの「仕事への想い」ですだといい、その思いを込めてドラマを作成したという。
■あらすじ
1995年5月16日、山梨県上九一色村。地下鉄サリン事件の首謀者でオウム真理教の代表・麻原彰晃こと松本智津夫が逮捕された。現地には多くのカメラマンやリポーターが押し寄せたが、その中に紅一点、現場の状況を懸命に伝えた一人の女性記者・曽根昭子(仲間由紀恵)がいた。
2019年9月。日本テレビ新入社員・和泉令(芳根京子)の前で、研修担当の真野二葉(江口のりこ)が曽根の功績を誇らしげに語る。真野二葉は麻原逮捕の瞬間を伝えた曽根昭子の雄姿を見て記者を志したという。が、和泉たち新人にはピンとこない。今は女性の記者も当たり前の時代だし、わざわざ顔を出してリポートしたくないと思っていた。
和泉は真野から取材のイロハを教わりながら奔走するが、取材先で「人の不幸で飯を食うな!」と罵倒されて意気消沈してしまう。自分たちの報道によって容疑者ばかりが好奇の目にさらされ、事件の本質がおろそかにされていくことに疑問を抱く…。一方、真野は「育児」と「仕事」を両立する不安と葛藤を抱えていた。
時はさかのぼり、2008年6月8日、同僚の結婚式に参列する警視庁担当の平尾成美(木村佳乃)と真野のもとに秋葉原無差別殺傷事件の一報が入る。真野は現場に向かうタクシーの中で振袖を脱ぎながら刻々と変わる状況を電話で聞き取る。
平尾のもとで数々の事件を担当してきた真野は、遺族取材に心を痛め、ある未解決事件の被害者遺族と出会い、殺人事件の時効廃止に取り組む姿を伝える。平尾をはじめとする先輩たちを心から尊敬していて、何事も頑張りすぎてしまう…。
迎えた2020年、新型コロナウイルスが蔓延。未曾有のパンデミックの中で自分を見失っていく和泉は、真野が東日本大震災を取材したVTRを目にする……。
日本テレビ 2024年3月5日20時放送「テレビ報道記者」。出演:芳根京子、江口のりこ、仲間由紀恵、木村佳乃、青木崇高、細田佳央太、富田望生、山﨑静代、中村中、平原テツ、猪塚健太、前原滉、岡部尚、関隼汰、中村俊介、ベンガル、寺島進、坂東彌十郎ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@ntv_houdoukisha」。
◇日本テレビ「テレビ報道記者」番組公式サイト