【最終回】「さよならマエストロ」ラストコンサートを前に恩師が倒れた!西島秀俊はどうする?第9話ネタバレと第10話予告!

03月11日10時41分ドラマ
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10日にTBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第9話が放送され、5年ぶりに響(芦田愛菜)と俊平(西島秀俊)の関係が修復した!やっと見られた可愛い笑顔の芦田愛菜に安心の声!3月17日(日)に最終回・第10話が15分拡大で放送される!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



西島秀俊と芦田愛菜のW主演の「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」第9話が3月10日に放送された。俊平(西島秀俊)と5年間仲違いしていた響(芦田愛菜)の関係がやっと元のように戻った。響は幼い頃から音楽に親しみ、音楽を楽しんで育っていった。父親が才能あふれる指揮者で、父親の指揮で演奏することが夢だったが、自分の才能ではそれがかなわないことを自覚した。自分を追い込み練習ばかりの日々を送る。5年前のコンサートで、実力から考えてこれ以上ない出来の演奏ができた。希望がかなう寸前に俊平から「あっそうだ。第3楽章の第2主題、少し走ったね。あそこを修正すれば ファイナルで もっといい演奏できるよ」と言われたことで、心が折れてしまった。俊平は良かれと思ってアドバイスしたのだが、これ以上はもうできないというほどの演奏でも「まだ届かない」と言われたようで響の心は折れてしまった。

音楽によって仲違いした二人だが、二人を和解させたのも結局は音楽だ。俊平が尊敬するシュナイダー先生から届いた手紙には「君が愛する響の側にいますように」と書かれていた。俊平が響に出した手紙を全部読んで、俊平のやさしさに触れる。そして昔の夢だったように俊平がピアノを弾き、響もバイオリンを奏でる。響は「お帰り」と俊平に告げた。俊平が良かれと思って発した一言が、ギリギリまで自分を追い詰めていた響には崖からおとされたように思えてしまったのが原因での5年間だが、俊平は指揮者をやめている間にいろいろな視野が広がっていた。響に対して「5年は長過ぎ」という否定的な意見もあるが、天才を前にした凡人の気持ちが痛いほどわかるという意見も出ていた。なにはともあれ、やっと二人は親子としての関係を取り戻せた。

3月17日に放送される第10話をもってドラマも幕を閉じる。解散が決定している晴見フィルの最後の公演が開かれるのだが、団員たちは解散したくない。俊平がきて、音楽がより楽しくなった団員達はなんとか存続の道がないかを探る。解散を決定して、オケにいやがらせばかりしてきた市長の白石(淵上泰史)も娘・天音(當真あみ)の音楽への情熱を理解しているので、一発逆転で存続ということも予想できる。

最終回は、俊平が師とあおぐシュナイダー先生がドイツで倒れたという連絡が入る。晴見フィルのコンサートを優先させるか、シュナイダー先生の元へ急ぐのか?俊平も決断が迫られる。

■ドラマを彩った楽曲のコンサート開催決定!
ドラマで使用された楽曲で構成した「さよならマエストロ」コンサートが4月6日に東京オペラシティ コンサートホールで開催することが決定した。東京音楽大学教授であり、日本クラシック界を牽引している世界的指揮者の広上淳一氏がオーケストラを全面監修し、東京音楽大学がオーケストラの演奏部分を全面バックアップしている。指揮者に憧れる高校生・谷崎天音役の當真あみ、チェロ奏者・羽野蓮役の佐藤緋美のゲスト出演の決定している。詳細は番組公式サイトに紹介されている。

■前回・第9話ネタバレあらすじ
晴見フィルが仙台オーケストラフェスティバルに参加できることになった。再びみんなで演奏できることに古谷(玉山鉄二)たちは大喜びするけれど、遠征費用も練習場所もなく課題は山積みだった。大輝(宮沢氷魚)たちは寄付金を集め、うたカフェでもマスターの小村(西田敏行)が寄付金集めをしてくれている。

そんな中で瑠李(新木優子)の尽力で、ようやく晴見フィルの練習会場が見つかった。熱海にある保養施設だ。観客にコンサートをすることを条件として、施設を使えることになった。響(芦田愛菜)も大輝(宮沢氷魚)に誘われて一緒に車で現地へ行っていた。

俊平(西島秀俊)はドイツのシュナイダー先生からもらった譜面をもとに曲を作る。晴見フィルのみんなとの思い出をつめた即興曲だ。熱海でみなに譜面を渡し、演奏することにした。シュナイダーからは譜面と一緒に手紙ももらっていた。その手紙を響は読んでしまう。そこにはシュナイダーが18歳の俊平から「音楽を知った喜び」を教えてもらったと書かれ、俊平にも響が音楽を知る喜びを教えたことが書かれている。そして二人の間にいい時間が流れることを祈っていると、その手紙を読んで響は心を動かされた。

合宿から帰った響は大輝の家で、大輝に自分の人生を話し始める。幼少期から家に音楽があふれ、何を聞いても音楽に聞こえ、楽しかったという。そして極自然にバイオリンを弾くようになり、子どもの頃はコンクールで優勝していた。しかし、年齢があがるにつれて周りの子ども達に勝てなくなっていった。有名な指揮者の娘なのにとおもわれ、プレッシャーも強かった。追い詰められた響はすべての時間を練習に傾ける。母親の志帆(石田ゆり子)からは「響は何を弾きたいの?」と言われ、競うことが芸術ではないと指摘されるが、それでも響は練習を止めない。15歳で出場したコンクールの準決勝でこれまでにないほどの演奏ができた。決勝で勝てば、俊平の指揮でソロ演奏ができる。俊平は決勝の時に別の仕事が入っていたので、響に「第3楽章の第2主題、少し走ったね。あそこを修正すれば ファイナルで もっといい演奏できるよ」と声をかけて仕事に急いだ。そのことを聞いた響の心は折れてしまった。自分の実力以上の演奏をしてもまだたりないと指摘されたのだ。そして響は決勝に出場することなく逃げだし、交通事故にあう。そして、俊平に「パパのせいだ」といい、俊平も指揮棒を振ることがなくなったのだった。そんな響に大輝は「マエストロは帰ってきた。響さんのところに」と優しく話す。

響は家に戻り、この5年間に俊平がくれた手紙を初めて読んだ。そこには音楽の話を避けてなんとか話題を作っている様子が見て取れた。買い物から戻った俊平に手紙を読んだことを伝え、二人で演奏をした。そして、二人は和解できた。

■最終回・第10話あらすじ
音楽を通して5年ぶりに心を通わせた俊平(西島秀俊)と響(芦田愛菜)。雪解けした2人の様子に、海(大西利空)も大輝(宮沢氷魚)もホッとした。

晴見フィルは最後の1枠を勝ち取った仙台のオケフェスに向けて遠征資金集めに奮闘する。そんな中、蓮(佐藤緋美)は古谷(玉山鉄二)と大輝(宮沢氷魚)と共にあるところに向かっていた。そこでの予想外の行動に突き動かされた団員たちは、晴見フィルが存続する方法がないのか模索し始める。

俊平(西島秀俊)は響(芦田愛菜)と和解したことを妻の志帆(石田ゆり子)に伝えた。そんな時、ドイツのシュナイダー先生が倒れたと連絡が入る。シュナイダー先生からもっと学びたいと思っていた俊平はドイツにすぐに行きたいが、晴見フィルのラストコンサートも控えていることもあって悩んでしまう。

TBS 2024年1月スタート。毎週日曜日21時放送「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」。出演:西島秀俊、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、石田ゆり子、玉山鉄二、津田寛治、西田敏行、満島真之介、當真あみ、大西利空ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@maestro_tbs」。

TBS「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」番組公式サイト

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