【最終回】「君が心をくれたから」視覚も失った永野芽郁!松本若菜と山田裕貴の親子の姿に涙!第10話ネタバレと第11話予告

03月12日10時34分ドラマ
©フジテレビ

11日放送、フジテレビ月9「君が心をくれたから」の第10話で太陽(山田裕貴)の作った花火を見ることなく雨(永野芽郁)は視覚を失った!3月18日、最終回・第11話でどんな奇跡が二人を待っているのか?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



永野芽郁主演の月9「君が心をくれたから」の第10話が3月11日(月)に放送された。4日に放送された第9話では、太陽(山田裕貴)と案内人の千秋(松本若菜)が親子でありながら、親子と名乗ることで千秋が太陽の目の前からいなくなってしまうというルールにより、「お母さん」と名乗らずに過ごしてきた。しかし、第10話で、太陽が作った花火を打ち上げるために、千秋は自分を犠牲にした。自分と太陽が親子だと名乗れば、自分は月に溶けるが、その際、月が姿を現すなら、「天候が回復して、花火が打ち上げられる」と思い、息子の笑顔のために親子だと名乗り出て、自らは月に溶けた。

そんな千秋の思いもあって、雨(永野芽郁)に太陽の花火が見せられるかと思ったが、ラストで雨が視覚を失ったその時に花火が打ち上がり、雨は10年間願い続けてきた夢を叶えることはできなかった。そして、それを隣で知ることになった太陽は泣いてしまう。幼少期には自分のせいで母親が亡くなり、自分の命のために恋人が五感を失う。霊となって現れる母親の犠牲によって雨との約束がかないそうになる瞬間にそれもたたれた。壮絶な運命は五感を失う雨だけではなく、容赦なく太陽にも訪れたのだ。

第10話の救いは、雨が母親・霞美(真飛聖)と和解したこと、春陽(出口夏希)とも再び友情を通わせたこと、望田司(白洲迅)にも最後にお礼がきちんと言えたことだった。

3月18日に放送される第11話で「君が心をくれたから」も最終回を迎える。恋人の命を救うために五感を差し出すという予想していなかった展開のドラマとして賛否両論を巻き起こした。だんだんと五感を失ってゆくこと、そのリミットを自分でも把握できていることなどがかなり「残酷」だと離脱してしまった視聴者もいた模様だ。

味覚、嗅覚、触覚、視覚まで失っている状態になった雨に最後の通告が来る。時計に最後の五感である聴覚を失うまでのリミットが表示されるが、雨はそれを見ることすら出来ない。ただ、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリーというドラマなので、最終回には大逆転となる奇跡が起きるのを視聴者は期待している。



■前回:第10話あらすじ
逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)から嬉しい報告を受ける。桜まつりの花火大会で打ち上げる花火の審査に、合格したのだ。トップバッターが太陽の父・陽平(遠藤憲一)で、太陽の花火はその次だという。太陽は自分の人生の中で最も大切な10秒を表した花火だと雨にいう。雨は最後に花火を見れることを楽しみにする。

桜まつり当日。雨は、望田司(白洲迅)に頼み、母・霞美(真飛聖)が入院している病院まで車を出してもらう。五感を失いつつあることを霞美に打ち明ける。露美は驚き、泣きじゃくってしまう。そんな霞美に「お母さんの笑顔が見たい」と頼む。そして、こどものころに作ってもらったハンカチの刺繍を見せる。露美は「こんなこと言う視覚ないけど」といいながら、自分の子どもに産まれてきてくれてありがとうという。

花火大会の会場では、太陽たち朝野煙火工業の面々が打ち上げの準備を進めていた。離れた場所でその様子を見つめていた千秋(松本若菜)は、太陽の作った花火を見届けることができたらもう思い残すことはない、と日下(斎藤工)に伝える。

雨は、霞美と別れて司とともに花火大会の会場へと向かう。司にこれまでずっと自分の傘になってくれてありがとうと告げる。余裕で到着する時間に病院を出たのだが、渋滞に巻き込まれてしまった。

会場では、次第に分厚い雲が広がり、強い風が吹き始めていた。花火は天候次第では打ち上げられない。強風がふいて筒が倒れ、太陽が巻き込まれてしまう。太陽が気がついたのは病院のベッドの上だった。そして花火大会が中止になりそうになっていることを知る。同僚の飛岡雄星(萩原護)に頼んで、どうしても花火を揚げてほしいと会場にいる人に伝えてくれと頼む。

花火大会は中止と連絡されたが、太陽は待ち合わせの場所に来てほしいと頼む。雨は渋滞の車から降り、歩いてそこへ向かうことにした。さすがに無理だと思った司は春陽(出口夏希)に助けてあげてと連絡する。最初は自分は雨に酷いことを言ってしまったといっていたが、結局、雨のもとに向かい、歩くのを助ける。

太陽は案内人の日下と千秋に、雨をやめることはできないかと尋ねる。二人はそれはできないといったが、千秋は思いついたように、「天との約束を破れば、月がでてきて自分が溶ける。月が出る間雲は晴れる」という。そして、千秋は太陽と親子の名乗りを上げた。すると雨があがった。千秋は太陽が笑顔でいてくれることを願うといい、春陽にも同じように伝えてほしいと頼んで溶けていった。

なんとか待ち合わせの場所についた雨は太陽が作った最初で最後の花火を待ち望んでいた。タイムリミットはすぐだったが、まずは陽平(遠藤憲一)の花火があがる。そして太陽の花火の番になった。花火はあがったが、視覚を失うタイムリミットに間に合わなかったのだ。それに気付いた太陽は、悔しさを堪えきれずに嗚咽する。そんな太陽に、雨は「十年間願い続けた夢を叶えてくれて、本当に本当に、ありがとう」と伝えて笑顔を見せた。



■最終回・第11話あらすじ
太陽(山田裕貴)の花火を見ることなく視覚を失った雨(永野芽郁)に最後の五感である「聴覚」が失われるまでのタイムリミットが表示される。それは1週間後の3月31日午後4時だった。雨はもうそのタイムリミットを見ることさえできない。日下(斎藤工)からそれを教えられた雨は、太陽にひとつ頼み事をする。雨は、聴覚がなくなるとき最後に聴くのは太陽が雨を支える言葉がいい、と太陽に頼む。そして、それまでの間ふたりでたくさん笑おうと約束する。

雨と太陽は、長崎孔子廟や眼鏡橋を訪れたり、もう一度観覧車に乗ったりして幸せな時を過ごす。その間も、雨に伝える言葉を考え続ける太陽。そして3月31日、雨が最後に行きたいと言ったのは、ふたりが出会った長崎県立長崎高校だった。

フジテレビ 2024年1月8日スタート。毎週月曜日21時放送「君が心をくれたから」。出演:永野芽郁、山田裕貴、斎藤工、松本若菜、白洲迅、出口夏希、真飛聖、遠藤憲一、余貴美子ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kimikoko_fujitv」。

フジテレビ「君が心をくれたから」番組公式サイト

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