「春になったら」第9話“タムチのゴードン”とは?少年雅彦の問いに泣き笑い…ネタバレと予告

03月12日11時11分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

3月11日に放送された奈緒&木梨憲武W主演のカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」第9話のネタバレあらすじと見どころを紹介しよう。次回第10話は3月18日に放送される。予告動画は番組公式サイトで公開、カンテレドーガとTverで最新話が無料配信されている。



「春になったら」は、奈緒演じる“3カ月後に結婚する娘”椎名瞳と木梨憲武 演じる“3カ月後にこの世を去る父”椎名雅彦が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。

3月11日に放送された第9話では、“楽しい葬式”を願う雅彦の「遺影」撮影会が朗らかに行われた。ところが、雅彦の体調が急変、肺にがんが転移したため入院を余儀なくされてしまう。気弱になってしまった父のために、“死ぬまでにやりたいことリスト”のひとつ「タイムカプセルを開ける」を叶えようと、瞳と一馬は小学校に忍び込み、奇跡的に50年前に埋められた空き缶を見つけることができた。

瞳を逃がし、自分は警察に捕まってしまう一馬!ここまではなんともコミカルで、これから何かワクワクするイベントが待ち構えているような軽やかなシーンが続いた。雅彦と瞳の「覚悟」が決まったからだろうか、“楽しい葬式”に関しては全員が雅彦の意に添うようにと一致団結する姿にホッコリとさせられた。

ドラマ後半は、タイムカプセルから出てきた雅彦少年の質問に泣き笑いさせられることに。質問の内容と答えは、下記「ネタバレ」に書き記したので、じっくりと堪能していただきたい。「春になったら…しようね」と約束を交わす瞳と雅彦。その約束が叶えられるかどうかは、最終回を見終わるまで答えがでない。視聴者からは手紙に書かれた新しい謎「タムチのゴードン」は永遠に解き明かされないのかといった声も上がった。こちらも最終回に伏線回収されるのだろうか?

次週3月18日に放送される第10話では、“人生で一番輝ける”結婚式を「父のための結婚式」にするとは決めた瞳が結婚式のプランを決断。予告動画には「こんな結婚式は非常識でしょうか?」と話す瞳の提案に、黒沢(西垣匠)が驚いて棒立ちになってしまうシーンが。いったいどんな普通じゃない結婚式になるのか?そして、雅彦が密かに連絡をとっていた“ケイト”の正体とは?



■前回:第9話 ネタバレあらすじ
岸(深澤辰哉)が働く葬儀場を訊ねた雅彦(木梨憲武)は、自身の葬式をパーッと楽しいものにしたいと話す。遺影も弔問客が思わず笑ってしまうような写真がいいとリクエスト。岸は、過去に類を見ない依頼に戸惑いながらも、だったら…と瞳(奈緒)が遺影の写真を撮ることを提案。それを聞いた瞳も「お父さんが喜ぶなら…」と了承する。

椎名家で行われた本格的な撮影会。カメラを構える瞳は、岸と美奈子(見上愛)をアシスタントに、大学時代の写真部さながらのノリをみせる。雅彦は自分の知らなかった娘の姿を見られた喜びを感じながら、自身は底抜けの明るさで、まるで遺影とは思えないポーズを次々と繰り出す。瞳は、そんな父にあきれながらも、雅彦の願いをかなえたい一心でシャッターを切っていく。

一方、雅彦は“死ぬまでにやりたことリスト”の1つで、12歳のときに小学校の校庭に埋めたタイムカプセルを掘り出したいと考えていたが、すでに体の痛みは慢性化し、体力も落ちていることから半ばあきらめかけていた。そこで、瞳と一馬(濱田岳)が代わりに現地の様子を見に行くことになるが、到着した小学校は廃校していた。残念だが諦めるしかないと雅彦。

ところが、姉のまき(筒井真理子)が訪ねてきた日、雅彦は突如意識を失い病院に搬送される。担当医師の阿波野弘(光石研)から、肺に転移していると伝えられる瞳。目を覚ました雅彦は家に帰りたがるが、しばらくは入院だと告げられ「俺、もうだめなのかな…」と弱音を吐く。

雅彦に元気を取り戻してほしい瞳は意を決し、一馬と2人で夜の小学校に忍び込み、桜の木の下に埋められたタイムカプセルを掘り出した。しかし、警察官に見つかってしまい不審者として一馬は交番に連れていかれてしまう。

翌朝。雅彦の病室にタイムカプセルを届けた瞳。中から出てきたのは、赤いミニカーと、石が2つ、まきと写っている写真が数枚、そして「未来のぼくへ」と書かれた手紙が入っていた。雅彦はそこに書かれた8つの質問に、ひとつひとつ丁寧に答えていく。

「スターになってますか?」⇒わかんない。死んだらスターになるからスター目指すから。

「空飛ぶ車に乗ってますか?」⇒21世紀は空飛んでるイメージだったのかな。まだ飛んでない。

「ノストラダムスの大予言は当たりましたか?」⇒はずれましたね

「宇宙旅行には行きましたか?」⇒行けませんでした。

「タムチのゴードンには会えましたか?」⇒またわかんないのきた。“カドパン”と同じやつだね。タムチ…全然わかんない。

「お姉ちゃんは真面目になってますか?」⇒あ、これまきちゃんヤンキーだったときか。真面目になってます。

「世界一カワイイ人と結婚して、子供は10人いますか?」⇒世界一可愛い佳乃と、世界一の瞳と…(涙を滲ませる)

「100才まで生きてますか?」⇒無理でした。100歳は無理よ。うーん。いいんじゃないか。最高に楽しい、今になってますよ。うん、雅彦。少年時代の雅彦。子供の頃に考えているより、想像以上に楽しかった。 最高に良い人生だった。

生まれ変わっても、佳乃と瞳がいてくれるなら同じ人生を選ぶと話す雅彦。 そして瞳と雅彦は、“春になったら”結婚式に出席する。“春になったら”桜を見よう、と約束を交わした。

そのころ、交番に連行された一馬は、一晩中タイムカプセルについて語り、不法侵入を謝罪していた。

病室でひとりになった雅彦は拙い英語を使い、“ケイト”にお願いしていたことの準備は整ったかと電話をかけていた。



■次回:第10話予告
瞳が担当する妊婦・亜弥(杏花)の陣痛が始まった。節子(小林聡美)から初めてお産をメインで任された瞳の緊張が高まるなか、夫の祐作(金子隼也)に付き添われて助産院に到着した亜弥は、すぐさま分娩室へ。遅れて亜弥の両親もやって来るが、母・早苗(中村優子)が痛みに耐える娘の手をとり励ましの声をかけるなか、若い2人の結婚にいまだ納得していない父・義昭(池田鉄洋)は、亜弥のことを心配しながらも素直になれず、別室でその瞬間を待つことに。ところが、翌朝になっても赤ちゃんは産まれてこない。その頃、入院中の雅彦は、病床で自分の葬式に呼んでほしい人のリストを作っていた。そして、病院にやって来た瞳に「家に帰ろうよ」と頼む。瞳もまた、雅彦のいない家に1人でいることがつらく、阿波野の許可を得た2人は、残された時間を自宅で過ごすことになる。

まき(筒井真理子)や一馬(濱田岳)の手を借り、自宅へ戻った雅彦だが、実は、その胸にはある後悔が。それを知った瞳は…。
カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「春になったら」は2024年1月15日22時スタート。/主題歌:福山雅治「ひとみ」(Amuse Inc. / Polydor Records)/出演:奈緒 木梨憲武 深澤辰哉(Snow Man) 見上愛 光石研 筒井真理子 小林聡美 濱田岳 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@haru_ktv」。公式Instagramアカウントは「@haru_ktv」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「春になったら」番組公式サイト

【2024年冬ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】