【最終回ネタバレ】「正直不動産2」第10話で山下智久は“正直の祟り”を受け入れるのか！？

3月12日（火）22時に放送されたNHKドラマ10「正直不動産２」最終回第10話“正直不動産よ、永遠に”のネタバレあらすじとみどころを紹介。番組公式サイトではメイキングや2分でわかるスペシャル動画を公開、NHKプラスで最新話が配信されている。



「正直不動産2」は土地の祟りによって嘘がつけなくなってしまった正直者の不動産営業マン・永瀬財地（山下智久）とカスタマーファースト命の月下咲良（福原遥）の名コンビが活躍するビジネスコメディードラマの続編。

3月12日に放送された最終話では、登坂不動産の6年越しの一大プロジェクトが成立目前となり、これまで80件にも及ぶ地権者と地道な交渉を重ねてきた永瀬は感無量。豪華な料理を用意して、美波にプロポーズの予告も伝えるが、実は美波にはニューヨークへの栄転話が持ち上がっていた。さらに、登坂不動産を蹴落とそうとやっきになっているミネルヴァ不動産が地権者の一人を横取り。Z世代の新人・十影は神木にそそのかされ…と大ピンチに。

そして、ついに神木との最終決戦。永瀬が見つけた「1位になるより大切なこと」は、神木に新しい気づきをもたらしたのか？神木と花澤親子が急接近！？さらに、石田（山崎努）が「祟りを解く方法」を見つけてきた。果たして永瀬は、「正直の祟り」から解放されるのか？下記ネタバレをじっくり読んで確認されたい。

なにはともあれ、八方めでたしで完結したシーズン2。しかし、「正直不動産屋・永瀬」はまだまだ活躍しそう。原作漫画も連載中、続編への期待も高まっている。月下の成長ぶりに目を見張り、十影や藤原（馬場徹）といった新メンバーの活躍にも注目が集まった。次のシーズンではどんな新人や不動産情報が飛び出すのか？特番製作の予告も無いが、いまから楽しみでならない。



■最終回 第10話ネタバレあらすじ
武蔵村山市の2万坪の有休農地をまとめあげ、巨大な物流倉庫を作るという6年越しの大規模開発プロジェクトが間もなく成立する段階となり、永瀬（山下智久）と大河部長（長谷川忍）は、十影（板垣瑞生）が仕事そっちのけで投資アプリに夢中でも上機嫌の笑顔で叱り飛ばすだけ。農地転用の許可をとるのは大変で、登坂社長（草刈正雄）と大河部長が頑張ったおかげでようやく叶った。

このプロジェクトが成功すれば、地権者とゼネコンからの両手仲介料で2億6000万円の儲けになる。永瀬が80軒もの地権者の元を訪れ、説得に来る日も来る日も費やしてきた努力がようやく報われるとあって感無量。その喜びを分かち合うため、美波（泉里香）のためにご馳走を作った永瀬。さらに、このプロジェクトが終わったら「大事な話」があると伝える。

「大事な話」が2人の今後についてだと感じた美波は身構える。なぜなら、美波にはニューヨークへの栄転の話が持ち上がっていたからだ。話を受けるか受けないか…まだ美波自身迷い中だ。

登坂不動産を目の敵にするミネルヴァ不動産の鵤社長（高橋克典）は、神木（ディーン・フジオカ）にプロジェクトの横取りを指示する。花澤（倉科カナ）は鵤社長にもうこんなことは止めて欲しいと伝えるが、従えないならすぐ辞めろと言われてしまう。

やり手オーナーの鴨川（高畑淳子）が武蔵村山にも店舗を持っていることを思い出した神木は、鴨川からとある情報を手に入れる。さらに、暗号資産で大損していた十影に神木が近き、永瀬が持つ地権者の背景や好み、性格などが細かくメモされた手帖を盗めば、100万円支払うと持ち掛ける。その手帖はいわば今回のプロジェクトの生命線のようなもので…。

銀行の先輩・愛原（松本若菜）と会食した美波は、ニューヨーク行きを推薦したのが愛原だと知らされる。美波のお客様や地域のことを第一に考える仕事は海外でも同じではないか？と背中を押す愛原に、美波は永瀬と結婚したいことを打ち明ける。愛原は正直すぎる永瀬との結婚を反対するが、美波は応戦。2人は和解し、その夜はとことん飲み明かすこととなった。

居酒屋「しょうじきもん」での美波へプロポーズすることを公言した永瀬。マスターたちと酔いつぶれた永瀬の背広のポケットから、十影が手帖を抜き取った。

神木は地権者の一人で中学校教師の狭山純一（野間口徹）を、田中角栄の言葉を使い口説き落とした。突然、契約解除を申し出た狭山は、契約解除の理由に「大型車両が通ることで子供たちの危険がおよぶ」と理由をあげた。数年前は「安全じゃ腹を膨れねぇ」と、永瀬に高級グルメの接待をさせまくっていた狭山の豹変に慄く登坂不動産一同。今度もミネルヴァ不動産の嫌がらせときづいた一同は一致団結してプロジェクトを守ろうと動き出す。そのころ、神木はゼネコンに狭山の土地を高値で買い取るよう持ち掛けていた。

狭山への手土産を購入していた月下は、狭山と喫茶店で会っている桐山（市原隼人）を見かける。大規模プロジェクトは不動産ブローカーにとっても旨味のある話。月下は桐山に社長や永瀬が大切にしてきたプロジェクトを横取りしたら絶対許さないと啖呵を切った。

何度も狭山の元を訪れる永瀬と月下。美波が感心すると、仕事を好きになったのは最近だと永瀬は話す。前は金を稼ぐ手段というだけだったけど、今は自分の仕事が誰かの幸せのためになればそれでいいと思うようになったと。

プロジェクトの要に位置する狭山の土地が契約解除されてしまうと、プロジェクトは破綻する。悩んだ十影が、マダム（大地真央）に相談すると、あることわざを教えてくれた。

「1日だけ幸せでいたいなら床屋に行け。
　1週間幸せになりたいなら車を買え。
　1か月だけ幸せでいたいなら結婚しろ。
　1年だけ幸せでいたいなら家を買え。」

ここまでは十影も永瀬に聞いて知っていた。マダムはその続きがあると言い、

「一生幸せでいたいなら、正直でいろ。」と告げた。

十影は神木に会いに行くが、渡したのは落書きだらけの別の手帖だった。「俺、どうやら嘘がつけない人間になっちゃったみたいです」と吹っ切れた笑顔をみせる十影。



再度狭山を訪ねた永瀬と月下。これまでと同じく「子供たちのため」と綺麗ごとをいう狭山に、「銭ゲバクソ教師！」と罵る永瀬。「以前は自分も契約をとるためにきれいごとを言っていたが、今は違う。子供たちやこの土地のために言っているんです。住民の高齢化が進み、6年前に来たときより農地として活用する住民が減っています。このままでは農地も街も廃れていく。倉庫ができれば、道もでき、人も増え、税収も増えて、あの土地がよみがえる。あの土地は、狭山の両親が朝から晩まで畑を耕してあなたを育てた場所です。それをよみがえらせましょう」と。

そこに、神木が割り込み、白紙の小切手を渡して1億でも10億でも好きな金額を書いてと迫る。そこに、狭山の父・昭雄が現れ「お前にやった土地だから好きにしろ、ただ1つだけ言っておく。お前も教師なら、人の道に外れることだけはするな。自分の息子のために誇れる父親でいろ」とだけ告げた。昭雄の言葉に、狭山と神木は大きな衝撃を受け…。

そのころ登坂不動産にきた桐山に登坂社長が礼を言っていた。桐山は狭山に考えを変えるように説得していたのだ。桐山は自分の気持ちに正直に行動しただけと語り、自分に正面から対抗した月下が、いい面構えになったと褒めた。

永瀬が神木に呼び出された。狭山の土地の件は、元通りの登坂不動産との契約に戻り、今回は神木の負けとなった。「自分の息子に誇れる父親でいろ」という言葉が神木に響き、手を引いたのだ。

神木は永瀬が以前言っていた「1位になるより大切なこと」が何かを今一度問うた。それが頭から離れず、今回は1位を花澤に奪われ2位になってしまったと。永瀬は「誰かの幸せの役に立つこと。1位になれなくても、自分のやったことでたった一人でも幸せだと感じてくれればそれでいい。そう思えるようになったからです。神木さんも変われると思います」と語る。

1人残された神木のそばに、妻子の幻影がうっすらと現れた。消えそうになる2人を引き留めようとタップダンスを踊るが、2人は消えてしまう。崩れ落ちてむせび泣く神木に「ねぇ、もっと踊って！かっこいい！」と花澤の息子・北斗が声をかけた。ねだられるままに神木が踊ってみせると、北斗は顔を輝かせ「かっこいい！」と自分も真似して踊りだす。自然に笑顔になる神木、そんな2人の様子を花澤も微笑みながら見守った。

鵤社長にミネルヴァ不動産へスカウトされた永瀬だったが「いくらお金を積まれてもあなたの下では働きません。この会社の仲間たちが好きだから」ときっぱり断った。

美波は永瀬にニューヨーク行きを決断したと告げる。永瀬の仕事ぶりを見て自分も挑戦したいと思ったのだ。永瀬は「素晴らしい決断…」と激励しようとするが、正直の風が吹き…「めちゃくちゃさびしい、一緒に話したり、ご飯食べたり、楽しかったのに！早く仕事で成果をあげて帰ってきて！」と本音を吐露。美波は最終選考を延長したことを告げ、毎晩リモートで行動の報告をするよういいつけ、抜き打ちで帰国して品行方正に生きているかチェックすると宣言。2人はキスなしのハグをした。

永瀬は会社で美波に振られたことをなぐさめられる。そこへ石田（山崎努）が「祟りから解放される術」がわかったとやってくる。しかし、一度解放されたら元には戻れないと聞かされた永瀬は、それでいいのか…と思い悩んでしまう。

永瀬は自分が「正直の祟り」にあっていることを月下に打ち明けるが「しょうもな」と相手にしてもらえない。果たして永瀬は祟りと共に生きる決意を固めたのだろうか？

ドラマ10「正直不動産２」は、2024年1月9日（火）～3月12日（火） 【全10話】総合テレビ＆BSP4K　毎週火曜 22時から22時45分。原作：大谷アキラ（漫画）夏原武（ 原案 ）水野光博（脚本）／主題歌：小田和正「so far so good」／出演：山下智久　福原遥　市原隼人　泉里香　 松本若菜　板垣瑞生　伊藤あさひ　財津優太郎　馬場徹　松田悟志　倉科カナ　大地真央 　長谷川忍（シソンヌ）　木下ほうか　 高橋克典　草刈正雄　ディーン・フジオカ　ほか

◇NHKドラマ10「正直不動産2」nhk公式サイト

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