３月9日、10日に放送されたJTBC土日ドラマ「ドクタースランプ」では、ギョンミン（オ・ドンミン）の犯行動機をすべて知ったジョンウ（パク・ヒョンシク）は複雑な感情を抱えながらギョンミンの死と直面する。一方、ハヌルは病院内の不祥事が明るみになると助教授として職場復帰することに。忙しくなりなかなか会えない日々が続く中、ジョンウは突然、「一緒に居るために大きな決心をした」と言い出す…。
今回は第13話と第14話のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「ドクタースランプ」は、順調な人生を歩んでいたが、ブレーキがかかってしまったヨ・ジョンウ（パウ・ヒョンシク）とナム・ハヌル（パク・シネ）との“ダメな人生”に対する心肺蘇生記を描いたラブコメディ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
ヨ・ジョンウ役：パク・ヒョンシク
ナム・ハヌル役：パク・シネ
ビン・デヨン役：ユン・バク
イ・ホンラン役：コン・ソンハ
ほか

■第13話あらすじ
ハヌル（パク・シネ）が緊急搬送されたと連絡を受け、急いで病院へ向かうジョンウ（パク・ヒョンシク）と家族たち。長引く手術に心配を募らせながら手術室の前でひたすら手術が終わるのを待つ。しばらくして手術を終えた医師から無事成功したと聞き安堵したジョンウたちは交代でハヌルの容態を見守ることに。

ハヌルが意識を取り戻すと、ジョンウは優しく抱きしめ「愛してる」と伝える。そして、事故当時の様子を聞いたと話し、ギョンミンが集中治療室にいることを告げる。ハヌルは言葉を詰まらせながら、「もう少し気持ちの整理をしてから全て話す」とジョンウに伝えると、ジョンウはハヌルの気持ちを理解しもう一度「愛してる」と告白する。

ジョンウの元に突然、ジンソク（キム・ジェボム）が訪ねてくると、見つかってないカメラがあると話し始める。それを聞いたジョンウは驚いた様子でなぜ裁判の時に出さなかったのかと問い詰める。すると、ジンソクはギョンミン（オ・ドンミン）にも同じ嘘の話を持ち掛けたと告白し、ギョンミンが医療事故と関連があるような素振りを見せたとジョンウに告げる。そんな時、ジョンウの携帯に警察署から連絡が入る。

刑事からギョンミンが医療事故と関連があった証拠と共に、ドライブレコーダーからハヌルとギョンミンが車内で話した内容を知るジョンウ。自分のせいでハヌルが事故に遭ったことを知り、ジョンウは罪悪感に打ちひしがれる。ジョンウはハヌルの病室を訪れると、つい感情が高ぶり、何も言わず一人でギョンミンに会いに行ったことを責め立てる。ハヌルは病室を出て行ったジョンウを探すと、雨の中一人考え込んでいるジョンウの姿を見つける。そっとジョンウの横に座り交通事故が起きた瞬間、真っ先にジョンウの事が思い浮かんだと泣きながら伝えるハヌル。その言葉を聞いたジョンウは何も言わず、涙を流すハヌルを優しく抱きしめる。

泣き止んだハヌルは、ドライブレコーダーが切れた後の話をし始める。ギョンミンはジョンウの家庭教師だった頃、厳格なジョンウの母親（イ・ジュヨン）から抑圧的な態度を受けていた。ある日、ギョンミンは父親が心配で迎えに行こうとするも、ジョンウの母親は「ジョンウは大学試験まであと３週間しかない」とだけ言い立ち去ってしまう。結局その日、ギョンミンの父親は泥酔状態で薬を多量服用し亡くなってしまうと、ギョンミンは恨みからジョンウの家族に復讐してやるという感情が芽生えてしまい今回の事件に繋がった。

ハヌルから真実を聞いたジョンウは集中治療室にいるギョンミンの元を訪れると、ギョンミンは改めて真実を話し謝罪する。謝罪を聞いたジョンウは複雑な気持ちのまま謝罪を受け入れることができず病室を飛び出してしまう。そして、ジョンウにすべてを話したギョンミンはそのまま息絶えてしまう。

■見どころ・感想・視聴率など
視聴率全国5.3%、首都圏6.2％を記録した（ニールセンコリア調べ）第13話では、ギョンミンの行動の裏に隠された、複雑な動機がすべて明らかになるも、ジョンウは謝罪を受け入れることができないままギョンミンは息を引き取ってしまう展開を見せた。

ハヌルからすべてを聞いたジョンウは信頼していたギョンミンが医療事故と関連していたことを知ると共に、ギョンミンの動機が自分の母親のせいだったことまで知り複雑な感情を抱く。ジョンウが集中治療室を訪れるも、最期まで復讐心とは裏腹にジョンウを弟のように思っていたと複雑な心情を告白し謝罪するギョンミン。その言葉を聞いたジョンウは同情心を抱くがやはり謝罪を素直に受け取れなかった。そんなジョンウにハヌルは「許すことができなくても大丈夫」だと優しく声をかける。同じように苦しみをもつ者同士、そして何より互いを一番に想う関係だからこそかけられる言葉だった。

複雑な感情を抱いたままギョンミンが死んだと聞いたジョンウは、以前ギョンミンが買ってくれたスーツを見ながら泣き崩れる。再びどん底に崩れ落ちてしまったジョンウの姿でエンディングを迎えたが、次回予告では心情を素直に吐露する場面や、ハヌルや家族たちに見守られながら少しずつ立ち直ろうとする姿も見られた。ここからどんなストーリーが展開されていくのか。

JTBC土日ドラマ「ドクタースランプ」公式サイトより

■第14話あらすじ
ハヌルと家族たちが釜山旅行に行くと知ると、突然一緒に行くと言い出すジョンウ。数日後、5人は車に乗り一緒に釜山へ向かう。様々なハプニングに見舞われながらなんとか到着すると、ハヌルと家族たちが父親の墓参りのために釜山にやってきたことを知る。ジョンウは父親の墓石の前で楽しそうに雑談をするハヌルたちの姿を遠くから見つめる。

墓参りを無事終え夕食を食べに来た一行は、酒を交わしながら楽しいひと時を過ごす。ジョンウはウォルソンと共に席を外すと、ウォルソンに自身の心情を泣きながら吐露する。すると、ウォルソンはジョンウを優しい言葉をかけながら慰める。一方、ハヌルはテソン（ヒョン・ボンシク）と麻酔科医になった経緯を話していると突然、助教授の提案を受けたことを知っていると言い出すテソン。するとテソンは決断を迷っていたハヌルの背中を後押しするように言葉をかける。

助教授として再出発したハヌルは忙しい日々を過ごす。なかなか会えない日々が続くとジョンウは待ちきれずハヌルの病院を訪れる。２人は久しぶりに会うとジョンウは「一緒に居るために大きな決心をした」と言い一枚の写真を差し出す。写真に写る少女の手術を一緒にやらないかと提案するジョンウ。ハヌルはすぐに承諾をすると２人は一緒に手術の準備に取り掛かる。

数日間もの間準備をしながら過ごすハヌルとジョンウ。ある日、２人は教授室で参考論文を読んでいると、ジョンウが「一緒に居るために大きな決心をした」と言ったことに対し、違う意味だと勘違いしたと恥ずかしかるハヌル。そんな時ちょうど、ウォルソンから釜山旅行の写真が送られてくると楽しそうに思い出を振り返る２人。するとジョンウはハヌルに見えないように鞄から指輪を取り出す。

■見どころ・感想・視聴率など
全国6.3％(ニールセンコリア調べ)を記録した第14話では、少しずつ気持ちの整理をしながら再び立ち直っていくハヌルとジョンウの姿が描かれた。

ハヌルは病院内であった論文盗作が明るみになると課長から謝罪を受け、夢だった助教授の提案を受ける。突然の提案に決断を迷うハヌルだったが周りの後押しによりついに職場復帰を決意する。一方、ジョンウもギョンミンのことをうまく許すことができない自身を責める日々が続いていたが、ウォルソンの優しさに触れると一人抱えていた感情を思わず吐露する。「急いで許そうとしなくてもいい」と慰めるウォルソンがまるで、ジョンウを本当の息子のように接する姿は心温まるシーンだった。

少しずつ前へ進みだした2人はお互いが忙しくなり、会えない日々が続いてしまう。そんな中、ジョンウはハヌルと一緒に居るために大きな手術を共同でやろうと提案する。プロポーズの前置きにも思えるジョンウの言葉に、視聴者たちも思わずドキッとしたがハヌルも同じくプロポーズを期待していた様子。今回話では残念ながらプロポーズはお預けとなったが、エンディングで結婚指輪と思われるプレゼントを密かに準備するジョンウの姿が映された。それにとどまらず、次回予告ではあらゆるプレゼントを必死に準備するジョンウの姿もあり、どうやら次回話では待ちに待ったプロポーズシーンが期待できそうだ。

JTBC土日ドラマ「ドクタースランプ」は、韓国で1月27日22時30分より放送がスタートし、その後Netflixにて独占配信される。

◇YouTube｜「Dr.スランプ」予告動画




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