【最終回ネタバレ】「相棒22」水谷豊と寺脇康文のコンビでまだまだシーズンが続く余韻を残して終了!全話2桁の視聴率で幕

03月14日12時12分ドラマ
©テレビ朝日

13日放送の「相棒SEASON22」第20話では、またまた官房長官(金田明夫)が殺されてしまった!犯人は元法務大臣の下川(黒谷友香)と元特捜部長の尾上(甲本雅裕)!最新話はTVer、関連動画は番組公式サイト、全話はTELASAで公開されている。 3月20日から「相棒 sideA/sideB」がTELASAで配信される。



「相棒SEASON22」の最終回・第20話が3月13日に放送された。ビデオリサーチ社調べの関東地区の世帯視聴率は12.5%、12.8%、11.2%、11.1%、10.7%、11.1%、11.0%、10.0%、11.2%、10.2%、10.9%、10.8%、10.8%、11.1%、11.0%、11.2%、10.5%、11.1%、11.4%と推移し、最終回は12.8%となった。リアルタイムで見ることの多い世代に高い人気を誇るドラマだが、これまでのシーズンに比べるとやや苦戦している。

第19話と第20話は連続のお話だ。相棒お得意の「官房長官」もの。第19話のラストに右京(水谷豊)が「警視庁の名探偵」といって、乙部㤗治郎(佐戸井けん太)が未成年の男性に襲われた事件と乙部をテレビ番組に起用したプロデューサーが殺された事件には黒幕が内閣官房長官(金田明夫)だと糾弾する動画がアップされた。右京はもちろんそんな動画をとってはいないのだが、この動画を取らせたのはなんと内閣官房長官・武智その人だったのだ。

武智は徹底的に自分に不利な人間を排除する。右京と内調の社美彌子(仲間由紀恵)が邪魔だとみて、内調の石川(林泰文)に出世をえさにして、動画を作らせ、それを美彌子の指図だと証言させたのだ。元法務大臣の下川(黒谷友香)には、文科省勤務の夫の出世を人質にして指揮権を発動させていたのだ。指揮権を発動したことによって、メンツを潰された検察の特捜部長の尾上(甲本雅裕)は閑職へとおいやられていた。さらに、驚くことに、殺されたプロデューサーには多額の金をつんで、わざと過激な発言で知られる乙部を使うように仕向けていた。すべてのことを裏で糸を引いていたのだ。

そんな武智を許せなくなった下川と尾上が二人で仕組んで、互いのアリバイなどを作りながら犯行に及んだ。

「警視庁の名探偵」の動画でみなに知られることになった右京を「すっかり有名人ですね」と揶揄う薫に「すぐに忘れられますよ。恐ろしいほどのスピードで忘れます」と右京は話して二人で歩いて行く。次シーズンもこの二人の相棒の姿が見れることが想像される終り方だった。

■相棒初の配信ドラマ決定!「相棒 sideA/sideB」
動画配信プラットフォームTELASA限定で、オリジナルドラマが配信されることが決定した。3月20日の12時からの配信となる。右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)がそれぞれの観点で事件を追う。配信ならではの仕掛けに注目!


■最終回・第20話ネタバレあらすじ

右京(水谷豊)が、一連の事件の黒幕は、武智内閣官房長官(金田明夫)に違いないと断言した動画が拡散され、波紋を呼んでいた。右京自身は否認していたが、警視庁上層部はその動画を本物と認め、謝罪する。そして右京には謹慎を言い渡す。薫(寺脇康文)は、右京の潔白を証明しようと奔走するが、状況が好転する気配すらなかった。もちろん、右京も黙ってはいない。変装をして出かけて、いろいろな事情を探っていた。

殺害されたプロデューサーのスマホに、下川元法務大臣(黒谷友香)からの着信履歴が残っていたことが判明する。さらにプロデューサー殺害に使われたクロスボウを過去に持っていた疑いもあり、警察は下川に疑惑の目を向ける。

そんな中、“謹慎中”の右京は、政治学者襲撃事件を起こして拘留中の少年にアプローチし、背後関係に迫ろうとしていた。拘留中の少年は元ヤクザに踊られて母親の借金を背負わされていたのだが、角田(山西惇)がしっかりと元ヤクザと話をつけていた。そして、少年は事件のことを話す。

右京は下川の夫が文科省で出世したことを聞き、勝手にお祝いに向かう。夫は最初は機嫌よく話していたが、右京が帰ってきた下からに「あなたの代わりに夫が出世した」と話して、下川に追い返される。そのころ、元特捜部長の尾上(甲本雅裕)は酔って店で暴れて「武智を殺してやる」と叫んでいた。

右京が映っている動画は内調が作ったものだと判明した。内調の石川(林泰文)は美彌子(仲間由紀恵)に指示されて動画を作ったという。武智は美彌子に「体調不良という名目で自宅謹慎しろ」という。

武智のもとに右京が映る動画が届く。そして殺された西村プロデューサーが都内に準備していたオフィスが豪華過ぎると話し、「驚くことに……」と後書きになるような台詞で動画を終えた。そこに右京から武智に電話が入る。続きがきになる武智は自宅での面会を許可した。その時間は夜9時。

時間通りに武智の自宅にいった右京はそこに首をつった武智の遺体を発見した。すぐに下川がやってきて「武智先生に話があって」という。右京は家族への連絡を下川に託し、緊急警備を要請する。武智を殺すと騒いでいた尾上のアリバイを調べると下川とあっていたという。

翌朝、右京が武智を殺したと自供する動画が配信された。美彌子は右京、薫をよびだし、そこに石川を呼んだ。石川は武智に出世を約束されて美彌子と右京を陥れるために動画を作っていたことを白状した。最後の動画だけは自分の意志で作っていた。

下川のもとに尾上から電話があり「自分のやったことを後悔している」と。それは右京が声をかえてかけたものだった。下川と尾上の二人を呼び出し、事件の裏側を解いた。武智は独立資金を多額に提供することでテレビ番組であえて自分を避難させた。そして指揮権を発動させるように下川に仕向け、指揮権発動によって尾上の人生を狂わせた。下川も尾上の人生を狂わせたことを後悔していた。尾上と下川は二人でタッグを組んで、プロデューサーの西村と武智を殺した。互いのアリバイを証言していたのだ。武智を殺した実行犯は下川が。下川が殺してすぐに右京がやってきたため、塀の中に隠れていたのだが、右京は自分の後にはいってきたはずの下川のシルエットが浮かび上がっていないことから中にいたことに気がついた。一度権力を握った人間はそこに居続けると二人は主張したが、そんな二人のことを右京は一喝した。

テレビ朝日 2023年10月スタート。毎週水曜日21時放送「相棒SEASON22」。出演:水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@AibouNow」。

テレビ朝日「相棒SEASON22」番組公式サイト

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