【最終回ネタバレ】「グレイトギフト」第9話 真犯人はやっぱり彼女、そして本当の黒幕は倉科カナ!?視聴率8.9%
3月14日にテレビ朝日 木曜ドラマ「グレイトギフト」最終回の第9話が放送され、大方の予想どおり“真犯人”は小野花梨と判明。そして本当の黒幕は…。ドラマネタバレとみどころを紹介、TVerテレ朝動画で最新話を配信、TELASA(テラサ)で全話配信される。
「グレイトギフト」は、令和のヒットメーカー・黒岩勉の完全オリジナル最新作。反町隆史演じる病理医が発見した《完全犯罪の殺人》を可能にする殺人球菌「ギフト」をめぐり、熾烈な権力争いと謎の連続殺人がからまる壮絶なサバイバル医療ミステリーだ。気になる視聴率は、初回から9.8%、7.6%、6.9%、6.8%、6.8%、6.0%、6.8%、7.2%とドラマ後半に順調に推移。なお、最終回は平均視聴率は世帯8.9%、個人5.3%だったことが分かった(関東地区、ビデオリサーチ調べより、15日10時30分更新)
3月14日に放送された最終回で、やっと真犯人が姿を現した。視聴者の予想通り、病理技師の奈良が「ギフトの想像主」だった。久留米が務めていた国立生命理工学研究所で「ギフト」の培養と研究を引き継いだ奈良は、殺人球菌としての臨床データを集めるために明鏡医科大学付属病院に潜入、そして最初の犠牲者である居酒屋の主人・安田勝(小高三良)を手にかけていた。
しかし、彼女に計画を進めさせたのは他でもない愛宕元総理だったことが判明。それ以降は「ギフト」を手に入れた人物たちが、その魅力に取り憑かれ、次から次へとリレーのように殺人を犯していったせいで、初めに「ギフト」を持ち込んだ真犯人・奈良にたどり着くのに時間を要してしまった。
もう何話も前から、「もう誰も死なせない」と誓っていた藤巻と久留米だったが、今回も犠牲者が1人増えてしまった。その被害者もこれまで同様の裏切者で、「ギフト」で悪事を行なおうとしていた人物だ。このドラマでは、驚くほど多くの登場人物が“悪事”を理由にあっさりと殺害され、そして“正義”や“理想”を思い出し善人となった人物だけが最後まで生き残ることができた。
葛藤しながらも理想を追い求めた藤巻は、最後は愛する妻とも和解。元さやには戻れそうにないが、今後はいい関係を築けそうな予感。離婚が保留になるかもしれないし、久留米との恋愛もありえそうだ。
真犯人も判明し、病院に“正義”が戻り、大団円かと思いきや…。ちょい役だと思っていた北本がしたり顔で再登場し、“本当の皇帝”にギフトのデータを黒幕の女性に手渡す場面でドラマは幕を閉じた。これまでの膨大な臨床データを手にし、「レベルA」に成長した殺人球菌を手に入れたのは…他でもない第一話冒頭から怪しげな魅力をふりまいていた指輪の女性、人を魅了し迷わせるギフトのような杏奈(倉科カナ)だった。
殺傷能力をレベルアップした「ギフト」。藤巻と久留米は、再び「ギフト」をめぐる陰謀に立ち向かう日が来るのだろうか?続編を期待する声もあがっている。
■次回:最終回 第9話 ネタバレあらすじ
明鏡医科大学付属病院の病理医・藤巻達臣教授(反町隆史)と検査技師・久留米穂希(波瑠)は、恐怖支配を行ってきた理事長・白鳥稔(佐々木蔵之介)に反撃を開始、殺人球菌「ギフト」を手中に納めた。しかし、病院に持ち込み、数々の殺人事件を誘発してきた真犯人は未だその正体がわからず…。
その矢先、ギフトが誕生した場所=国立生命理工学研究所で、かつて藤巻の妻・麻帆(明日海りお)が働いていたことが発覚した。まさか…真犯人は麻帆なのか? 突如浮上した新疑惑に狼狽する藤巻だが、真相を明らかにするため意を決し、久留米と共に麻帆に球菌について尋ねる。しかし、麻帆は数か月間の契約で研究所で治験の補助業務を行なっていたことがわかる。麻帆は真犯人ではなかったのだ。
その頃、心臓外科医・郡司博光(津田健次郎)を次の理事長にしようと野望をたぎらせる妻・佳澄(西原亜希)、そして彼女と共同戦線を張る事務長・本坊巧(筒井道隆)は、郡司にギフトの細胞株を精製させることに成功。そしてギフトを悪用して邪魔者たちの命を奪ってきた白鳥に、ほかならぬギフトを飲ませて殺す復讐計画をとうとう実行に移す。
丁度白鳥に呼びだされた郡司と本坊は、ギフトを忍ばせて理事長室へ向かった。三つのコーヒーを用意し、白鳥に好きに選ばせると、隙を見てギフトを混入させる。そこへ同じく白鳥に呼びだされた藤巻と久留米もやってきた。
白鳥は真犯人と手を組んだことを明かし、「アルカナル」でコピー防止機能のついたオクトセブンプラスの販売を再開すると宣言。電話先から会合に参加した真犯人は、これからは自分に従うようにと藤巻と久留米、郡司、本坊を自らの陣営に引き込もうとする。しかし、藤巻と久留米は従わないと拒否。郡司と本坊は、白鳥が失脚した後は自分たちが主導権をにぎれるのかと真犯人に問う。もうすぐギフトが効いて白鳥が絶命すると踏んでの発言だった。
驚いた久留米は持参していた特効薬を白鳥に渡そうとするが、郡司たちに阻まれて薬瓶は割れてしまう。「せっかく特効薬を手に入れるチャンスだったのに…」と白鳥は平然とした症状でそれをみつめる。なぜなら、郡司たちが使ったギフトはただの精製水で、実は郡司の妻の佳澄は、最初から白鳥と手を組んでいたのだ。
会合に現れたは佳澄は、「病院の友達」が白鳥だと明かし、浮気ばかりする夫を嘲笑う。白鳥はオクトセブンを手にしてこの中の1人を排除すると宣言、白鳥に立ち向かおうとしていた四人は慄くが、白鳥から排除されたのは佳澄だった。佳澄は白鳥から手渡されたコーヒーに混入されたオクトセブンによって命を落とした。
真犯人と白鳥が手を組んだことで、郡司と本坊、そして神林は白鳥への忠誠を誓わされた。藤巻と久留米は自らの手に特効薬があることを武器に真犯人に宣戦布告する。2人は麻帆から研究所で面接をしたときにあった人物を確認してもらい、さらに病理室に隠しカメラをしかけ、真犯人にたどり着いていた。
真犯人は案の定、検査技師・奈良茉莉(小野花梨)だった。奈良はそもそものこの殺人球菌計画は初めに殺害された愛宕元総理が考案したものだと語る。愛宕元総理(山田明郷)に球菌を研究するよう研究所所長・稲葉(川野太郎)に指示、久留米が退所したあとそれを引き継いだのが奈良だった。
「オクトセブン」を臨床実験するため、やる気のない病理医・藤巻の在籍する明鏡医科大学付属病院が選ばれて奈良が潜入と、最初の臨床実験体として選ばれた居酒屋の主人をギフトを使って殺害。ところが、ギフトの存在を知った奥野理事長(坂東彌十郎)が、すべての実権を手に入れるため愛宕元総理にギフトを飲ませて殺害。奈良はこの時点でボスを失い暴走をはじめたのだ。
奈良が真犯人だとわかったが、白鳥と奈良の優位は変わらなかった。2人は藤巻と久留米に忠誠を誓うか、さもなくば特効薬のレシピを渡して病院を去るようにと迫る。
藤巻と久留米は郡司らにこれ以上白鳥に加担しないよう説得。「ギフトの恐ろしさは殺傷力ではありません。人の欲望を搔き立てる魔力です。それに魅了されてしまうからです」そして、なんのために医者に、そして警察官になったのか、もう一度思い出してくださいと告げた。三人は藤巻の説得に応じることに…。
そんな神林のもとに、捜査一課の刑事・月足修平(濱正悟)がやってきた。先日亡くなった稲葉の死に疑問を抱き独自に捜査を進めていたのだという。月足は神林が稲葉と連絡をとっていたこともつきとめていたが、琴葉の手術が終わるまではこの情報を明かさないと約束する。
翌朝。白鳥に会いに行く藤巻と久留米の前に麻帆が現れた。郡司からこれまでのすべてを知らされたという。麻帆は「私を救ってくれてありがとう。私のために、本当にごめんなさい」と謝り、そして白鳥に会いに行かないでほしいと切願するが、藤巻は「麻帆が謝ることはない。すべて僕が決めたことだから」と彼女を置いて立ち去る。
案の定、白鳥と奈良は邪魔な存在である藤巻と久留米の殺害を企てていた。ところが、藤巻側に付いた郡司らに制止される。そこに月足ら警察が、白鳥と奈良を殺人容疑で逮捕しに来る。奈良は久留米に打つはずだった「オクトセブン」を自らに注射し自殺を図る。しかし、久留米が持参していた特効薬の効果によって命は救われた。
その日は琴葉の手術が予定されていた。月足は未だ証拠がそろっていないと白鳥に猶予を与え、手術の執刀を許可。白鳥と郡司は琴葉の難手術を成功させた。
白鳥らは逮捕され、神林は執行猶予処分に、藤巻と久留米はおとがめなしとなったが、藤巻は病院を去る決意を固めている。また開いてしまった病院理事長の座にすわるつもりはもうとうないと…。
とある場所で。明鏡医大病院の臨床検査部・細胞培養士の北本秀介が「オクトセブン」の臨床データが揃ったと、安曇杏梨(倉科カナ)らしき女性の元に届けた。そこには、レベルAとラベルされた殺人球菌が…使われる時を待つかのように、大事に保管されている。
テレビ朝日木曜ドラマ「グレイトギフト」(毎週木曜21時)は2024年1月スタート。/主題歌:JUJU「一線」/出演:反町隆史 波瑠 佐々木蔵之介 津田健次郎 明日海りお 盛山晋太郎(見取り図) 坂東彌十郎 倉科カナ 筒井道隆 尾上松也 黒岩勉 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@great_gift2024」。番組公式Instagramアカウントは「@great_gift2024」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。地上波放送終了後にTELASA(テラサ)で配信される。
◇テレビ朝日「グレイトギフト」番組公式サイト
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