“もう一度、私の友になってくれるか”「青春ウォルダム」第9話でパク・ヒョンシクとユン・ジョンソクが友情復活(ネタバレ)

03月27日13時20分ドラマ
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韓国時代劇「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」(全20話)の第8話では、国巫の口から四方案事件の最後の一文字が明かされるが、ミン・ジェイ(チョン・ソニ)が絶体絶命の危機に瀕する。この回のあらすじと見どころ、豆知識など紹介する。本作はLeminoにて全話独占配信中で、4月からはNHKBSなどでも放送する(放送予定など)。
【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】



「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト【相関図】【メイン6人徹底紹介】【その他】
イ・ファン役:パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ[チェイ]/コ・スンドル役:チョン・ソニ
チャン・ガラム[カラム]役:ピョ・イェジン
ハン・ソンオン役:ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン役:イ・テソン
チェ・テガン役:ホ・ウォンソ
 ほか

※以下、あらすじはネタバレですので、気になる方は見逃したときなどの参考に、見どころと豆知識を参考にしてください。

■第9話あらすじ

『宗家滅李』は10年前のパク氏の恨み


チェイ/ジェイのピンチをカラム/ガラムとミョンジンが助けるが、黒装束の男に逃げられてしまう。『宗家滅李』の赤紙を手にしたチェイは、「標的は世子だけでなく、朝鮮の王室に呪いをかけて国全体を揺るがそうとしている」と気づき、王宮へと駆けるつける。世子ファンはチェイが傍にいてほしいと心で思った。

赤紙を手にした者たちが、王室が呪われているとうわさをする。テガンと行き違いにチェイがファンの元へ。チェイは「李の木を燃やしたのは幽霊ではなく人である」と主張する。そして燃えた木から硫黄の匂いをかぎ取る。それはファンも気づいていたが、硫黄だけで木はあれほど燃えない。萬研堂のミョンジン(イ・テソン)に相談に行くことにする。

チェイは、黒装束で矢を射った者を仲間が現れて取り逃がしたと、ファンに報告。牡丹の香については身毒国(インド)から来たものかもしれないと、伝える。そこにソンオンが現れ、国巫を監視していた者たちが首と肩に蛇に噛まれて死んだと報告する。国巫のいた獄舎に血の付いた短刀があり、それで文字を刻んだと思われると付け加えた。問題は誰が獄舎に短刀と蛇を持ち込んだのかだ。ファンは祝詞を汚したオ・マンシクの家族たちの関与も考え、家族たちも必ず捕えるように指示する。

国巫が呪いの言葉を口にして絶命する姿を見たミョンアン大君(イ・ハビン)は恐怖のあまり寝込んでしまう。宗家について教えてほしいと願う大君に女官が話すが、途中で継妃チョ・スヨン(ホン・スホヒョン)が話しを止めた。
その内容はこうだ。

「10年前に碧川で盗賊が反乱を起こした。宗家は盗賊の首領だった。当時兵曹だった右議政チョ・ウォンボ(チョン・ウンイン)が、自ら碧川へ行って討伐し、宗家は…」

ファンはチェイにシム・ヨン(キム・ウソク)の検死報告書を見せる。その結果や遺書の筆跡から他殺とは考えにくく自殺を疑う余地はない。ただ、家族の死後、ヨムが家をあさっていたことについてはチェイにも心あたりがない。ただ遺書に「白髪」とあるのを見つけたチェイは「開城を出たときには違った」と証言。「国巫も白髪で『呪いの書』も知っていた」と話すファン。すべてが碧川の盗賊の残党がやったことなのか…。

チョ・ウォンボ、王と政敵排除に動き出す


10年前に兄チョ・ウォンボと共に宗家を成敗したウォノ(チョ・ジェリョン)は宗家の報復に怯える。しかしウォンボは王命により行ったまでと平気を装う。そんなことより、王が朝廷で自分たちの家門「成州チョウ氏」を侮辱したことの方に腹立ちを覚えていた。

パク氏に成りすましてチェイと共に萬研堂に出向いたファン。ミョンジン(イ・テソン)は李の木を燃やしたからくりを「硫黄、硝煙、蜜蝋」とすぐに見抜く。一方、ウォンボは部下カプス(イ・グァンフン)を通して、世子が身分を隠して内官スンドル=チェイと萬研堂に出入りしていると知る。今後、チェイがどこで何をするのか尾行するよう指示する。

さらに儒学者たちを扇動させて「今回の雷が王の不徳の致すところ。神のお告げに従い、災いを終わらせてください」と訴えさせる。そして王に食事を減らす減膳を求め、王は「減膳すれば神に許しを請い騒動を鎮めることができるのか」と、減膳を受け入れる。王族たちも倣って受け入れるが食べることが大好きなミョンな大君は泣き出してしまう。その頃ウォンボは腹心の者たちと妓楼でご馳走と酒にありついていた。

チェイは「硫黄、硝煙、蜜蝋」を同時に購入した者の名前が書かれた帳簿を手に入れる。そこにソンオンの父である左議政ハン・ジュンオン(チョ・ソンハ)の名前が記されていたことに驚く。ファンにこれを届けたとき、いつの間にか帳簿はすり替えられていた。

世子ファンと臣下ソンオンの友情復活


王命によりハン家は義禁府によって封鎖され、ジュンオンは王室を侮辱した罪で捕らわれそうになる。ソンオンが止めようとしたとき、ファンがチェイを連れて現れる。落雷による李の木の燃えたからくりを話し、「蜜蝋、煙硝、硫黄」を買わせたのは事実かと問い、ジュンオンはこれを認める。ファンは、「臣下の裏切りは重罪だ!」と厳しい口調で問い詰め、ソンオンが父の潔白を証明させてほしいと、跪く。これを合図に義禁府都事がジュンオンを逮捕しようとするが、ファンの厳しい口調はここまで。

「左議政と正郎の潔白は私が証明してみせる」とファンは物置へと向かった。その中には、「蜜蝋、煙硝、硫黄」を必要とするソンオンの婚礼のための品々が大切に保管されていた。これでハン親子の潔白が証明できた。今度はファンの番だ。義禁府都事に、「お前たちを送った者に、“左議政は無実だ”と報告せよ」と告げ、義禁府は引き上げた。

ジュンオンはファンを頼もしそうに見つめ、感謝の礼をした。「もう、私を信じていないと思いました」と言うソンオンに、「ある者から『信頼だけは最後まで守るべき』、『君子は近くの者を失わない』と教えられた。お前を失わないためにお前を信じた」とファンが答えた。ソンオンはそれを言ったのがチェイだとすぐに悟った。

「もう一度、私の友になってくれるか?」のファンの言葉に、「私はずっと世子の友でした」と答えたハンソンは流れる涙を止めることができなかった。チェイは「人が人を信じるのは奇跡です」と二人の友情復活を喜び、ファンは「友を持ち友を信じ、守るつもりだ」と誓った。



■見どころと感想など
この回では、右議政チョ・ウォンボ王と政敵排除に本格的に乗り出した。チェイがせっかくに手に入れた帳簿を奪い、そこに政敵である左議政ハン・ジュンオンの名前を見つけて罠にはめようとしたのだ。

実は、ファンは帳簿をすり替えたのが右議政ウォンボだとピンときた。購入したのは事実。だが用途さえはっきりさせ、物置に証拠の品があればジュンオンとソンオン2人の無実は証明できる。しかしなければ、左議政だけでなくハン氏の家門が廃れ、政敵のいなくなったウォンボの勢力はさらに拡大する。ハン氏親子への絶対的な信頼がなければできない…究極の選択に迷うファンの背中を押したのがチェイだった。『呪いの書』がなければファンは迷わなかっただろうと、決意したのだった。

そんな決意で開けた物置の中にはきれいに整理された品々。蜜蝋は華燭(美しい蝋燭)のために、硫黄は息子の婚礼を豪華に祝ってやろうと花火づくりのために。そして煙硝はチェイの父・開城府尹ミン・ホスン(ソ・テファ)に頼まれて用意した者だった。管理している東屋の屋根が大雨で壊れ修繕するために必要だったのだ。新婦となるはずだったチェイを迎えるための品と、親戚になるはずだったホスンのために準備した品。ホスンが死んだために煙硝は手つかずにおいてあった。これらをコ内官として一緒に目撃したチェイは、どんな思いで見たのか?

tvN公式YouTube予告動画

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】
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