韓国ドラマ「青春ウォルダム」パク・ヒョンシク、チョン・ソニらメインキャスト6人と声優・キャラクター・人物を画像付きで徹底紹介

03月24日19時00分 
(2024年04月06日01時01分 更新)
ドラマ
画像提供:NHKより/© STUDIO DRAGON CORPORATION

Leminoにて全20話揃って独占配信中で、㋃からはNHKBSでも放送する「青春ウォルダム 呪われた王宮(原題:青春月譚/青春越壁)」で主人公、王世子(王位継承者)イ・ファンを演じたパク・ヒョンシクをはじめ、チョン・ソニ、ユン・ジョンソク、ピョ・イェジン、イ・テソン、ホ・ウォンソら6人と演じたキャラクターをネタバレなしで徹底紹介しよう。



またNHK番組サイトではメインキャストの吹替を担当する声優も発表した。パク・ヒョンシクの声を担当するのは小野賢章。子役出身で12歳から10年間、映画『ハリー・ポッターシリーズ』の日本語吹き替えで主人公・ハリー・ポッター役を担当したのを契機に、声優としても活動しているイケボ(イケメンボイス)だ。ヒロインの声はテレビアニメ「波よ聞いてくれ」主役・鼓田ミナレ役の杉山里穂、その他にも伊藤静、大塚剛央、木村良平、木暮晃石がメインキャストの声を担当する。

【Leminoで独占配信の韓国ドラマ】

「青春ウォルダム」は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子と、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女とのロマンス時代劇だ。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト、モデルとなった実在人物、ネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめている。
■キャスト【相関図】【その他の人物】

■イ・ファン(世子) [声:小野賢章](子役:キム・ソジュン)
青春一度目にしたものは全て記憶する才能を持つ、美しく明朗快活な王子だったが、3年前、兄ウィヒョン世子が亡くなり世子になってから気難しく傲慢な性格、意地悪で気まぐれでわがままになり、東宮殿(世子の住まい)に仕える者たちからも怖れられるようになる。幽霊に取りつかれ兄を呪い殺したとの噂も。実は世子冊封式の夜に幽霊が現れ、呪いの書を残していた。そこにはいくつもの不吉な言葉が並び、それを恐れて世子は人を寄せ付けなくなったのだった。1年前、呪いの書を証明するかのように、右肩に毒矢を射られて右手がしびれるようになる。

★パク・ヒョンシク(1991年11月16日生、185cm、AB型)
2010年1月15日にボーイズグループZE:A(ゼア)でデビュー。メンバーのケビンと共にメインボーカルを担当。かっこよすぎる見た目から“ビジュアル担当”とされたが、中学時代からバンド活動を始め、全国音楽コンクール中学部門で2位を獲得した実力派。俳優デビューは2011年ミュージカル『オオカミの誘惑』。TVドラマデビューは「愛の贈りもの~My Blessed Mom」。2013年「相続者たち」メインキャストの高校生の1人を演じた。俳優として注目を集めたのは2014年「家族なのにどうして」。本作でナム・ジヒョンと共にKBS演技大賞ベスト・カップル賞を受賞、男性新人演技賞も受賞。「上流社会」「力の強い女 ト・ボンスン」でニュースター賞、人気賞を受賞し、“演技ドル(演技もできるアイドル)”として名乗りを上げた。2016年には「花郎<花郎>」で時代劇初出演ながら新羅王・真興役でパク・ソジュンと人気を二分。これが縁で親しくなった2人は同作で共演したBTSのV、「その年、私たちは」のチェ・ウシク、ラッパーのPeakboyの5人でウガウガファミリー(ウガウガ会)を結成(参照)。「SUITS/スーツ〜運命の選択〜」でチャン・ドンゴンとW主演。2021年1月に除隊後初出演作「ハピネス -守りたいもの-」でハン・ヒョジュと共演。パク・シネとの共演した新作「ドクタースランプ」ではコミカル演技でも高い票をを得た。

「ファラン」では男子寮のような環境で男同士わちゃわちゃするシーンも多かったが、世子ファン役では、呪いのために孤独に生きる役どころを、ワントーン落した低く響く声と落ち着いた所作で切なく演じている。下向きのまつげが憂いの表情を際立たせ(あくまでも筆者の個人的な感想)「イ・サン」で正祖を演じたイ・ソジンに並ぶ気品を感じた。また、最終回では自身が歌う告白曲「몽우리」(モンウリ/つぼみ)が流れる最高のエンディングでときめかせてくれる(最終回とパク・ヒョンシクの告白曲に感動の声続々!)。

■ミン・ジェイ[チェイ](名門家の娘:ハン・ソンオンの許嫁)[声:杉山里穂](子役:チョ・アイン)
青春父は世子の元師匠の開城府尹ミン・ホスン。人情にあつく涙もろい。好奇心が旺盛で推理、洞察力も優れており兄の名を騙って男装して難事件解決に乗り出したことも度々。婚礼直前に家族が惨殺され、一家殺しの濡れ衣を着せられる。絶望の淵に立ったが、侍女ガラムの叱咤をうけ、濡れ衣を晴らすために世子の協力を得ようと会いに行く。
※開城は旧首都。前王朝(高麗)の王都。現在は北朝鮮の南部にある都市。府尹は地方官庁である府の長。従二品文官、観察使と同格。

★チョン・ソニ(1991年3月20日生、163cm)
ソウル芸術大学放送演芸科に在学中の2014年短編映画『写真』で女優デビュー。その後「72秒」などウェブドラマに出演し、2018年「ボーイフレンド」でパク・ボゴムの友人役、2020年「花様年華~君といた季節~」でイ・ボヨンの大学生時代を演じ注目される。映画でも『悪質警察』でイ・ソンギュン、パク・へジュンら大物俳優と共演し映画界期待の星に。2021年「あなたの運命を書いています」で主演、2023年映画『ソウルメイト』ではキム・ダミとW主演を務めた。実は大ヒット作「浪漫ドクター キム・サブ2」のヒロイン候補にも挙がったが、結局はイ・ソンギョンに決まった。ちなみに母親は1970年代に人気を博した女性デュオ「バーニー・ガールズ」のメンバー、コ・ジェスク。なお4月5日より配信開始されるNetflixシリーズ「寄生獣:ザ・グレイ」に主演。この作品は岩明均によるモンスターコミック『寄生獣』が原作で、日本では染谷将太主演で実写化もされた。

スポーツ、読書、映画鑑賞、散歩、料理と多趣味なチョン・ソニは、好奇心旺盛なミン・ジェイを生き生きと演じた。韓国の女優にしては小柄で童顔だがパク・ヒョンシクと同じ年の32歳。(あくまでも主観だが)驚くほど声が低く見ためとのギャップに戸惑ったが、全編通してほとんど男装という設定に加え、男性主人公に助けられるヒロインではなく、世子と互いに助け合う共助関係が、彼女の低い声にマッチし、ロマンスに発展してからも決して甘々な気分にさせない不思議な効果を発揮している。



■チャン・ガラム[カラム](ミン・ジェイの侍女)[声:伊藤静]
青春奴婢の自分を妹のように接してくれたミン・ジェイは、ガラムにとって唯一の家族であり、かけがえのない友人であり、師でもあった。同時に、ジェイにとってもガラムは心強い捜査パートナー。ジェイの行くところならどこへでもお供し、命を投げ出すのもいとわない。ガラム自身も指名手配の身だが、ジェイにかけられた殺人の容疑を晴らすために、男装して事件の検視に明け暮れるキム・ミョンジンの弟子になる。

★ピョ・イェジン(1992年2月3日生、164cm、B型)
デビューは2012年「オ・ジャリョンが行く!」。ピョ・イェジンも「72秒シーズン1」などウェブドラマへの出演を経て、「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」「あなたが眠っている間に」のヒット作に出演し、「憎くても愛してる」で初主演を務める。2019年「VIP-迷路の始まり-」では歴代級の悪女役で話題をさらった。その後も「模範タクシー」に出演、2023年には「昼に昇る月」でキム・ヨンデと三国時代から転生したヒロインを好演した。

いつか挑戦したいと願っていた時代劇への出演を果たしたピョ・イェジンは、ガラム役でジェイ(チョン・ソニ)のために命さえも投げ出す姿に感動させてくれる。いっぽうで師匠キム・ミョンジンとのケミ(ケミストリー、相手との相性)はコミカルで、殺伐とした検死の場面でも笑わせてくれる。今後は圧倒的なビジュアルとコミカルな演技でコメディエンヌとしても活躍できそうだ。

■ハン・ソンオン(兵曹正郞:ミン・ジェイの許嫁)[声:大塚剛央](子役:パク・シウォン)
青春朝鮮の基盤を築く時から共にしてきた名門家の子息で、父親は左議政ハン・ジュンオン。真っ直ぐで剛直で温かい、気品にあふれ学識と情け深く政治能力も高い。ファンが大君時代には、ミン・ホスンを師と仰ぐ同門として共に学び成長した親友だったが、ファンが世子になって以降、自分に対しても一定の距離を取るのを寂しく思っている。だがなぜファンがそうなったかは知らない。また許嫁ミン・ジェイが殺人の容疑をかけられ失踪したことに深く傷つく。
※兵曹は軍事を司る官庁、正郞は部署責任者。

★ユン・ジョンソク(1992年5月28日生、180cm)
2017年「君を守りたい~SAVE ME~」の不良学生イ・ビョンソク役でデビュー。「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(18)、「マッド・ドッグ」(17)に出演。「客 ザ・ゲスト」(18)で強烈な印象を残し、その後も「みんなの嘘」(19)、「僕のヤバイ妻」(20)に出演。時代劇初出演作となる「王になった男」の愚直に生きるチャン武官役で一気に注目を集めた。2021年「クライムパズル」、そして同年に公開された映画『声/姿なき犯罪者』と話題作への出演が続き、本作で1年ぶりに演技を披露する。

「王になった男」の護衛武士チャン武官役で剣の達人を演じただけに、ハンオン役でも史劇俳優として安定した演技とキレのいい殺陣で魅せる。世子に距離を置かれながらも忠義と友情を持ち続ける男気ある役を素敵に演じている。チャン武官役では王の優しさに気づきながらも、それが偽者だと気づいた時の困惑を切なく演じたが、本作で許嫁であるミン・ジェイが自分ではなく世子を頼ったことを知ったときの衝撃をどう演じるのか、注目してほしい。そして世子とジェイの気持ちを知ったときにどうするのか?俳優ユン・ジョンソクの見せ場は多い。



■キム・ミョンジン(萬研堂(マニョンダン)のオーナー)[声:木村良平]
青春領議政キム・アンジクの末息子。官職についた優秀な兄たちと違って、世の中の全てを研究する朝鮮一の変わり者。サルの手の骨をぶら下げ、人の死には必ず原因があると考え法医学に興味を持つ。推理力も優れており、数年前から開城一帯で起こった事件を、開城府尹の息子が優れた捜査力で解決しているという噂が広まったが、解決したのが娘ジェイだと見抜き彼女に憧れる。身元もしれない男装のガラムも弟子として受け入れる懐の広さ(?)もある、本能に忠実で多様な魅力を持っている。
※領議政は、現在の韓国の国務総理(首相)に当たる。

★イ・テソン(1993年7月16日生、177cm)
デビューは2016年「タンタラ~キミを感じてる」。2017年「刑務所のルールブック」で主人公パク・ヘスの若い頃を演じている。パク・ヒョンシクとは「SUITS/スーツ〜運命の選択〜」で共演。2019年「ホテルデルーナ」の刑事役で注目を集めた後、「愛はビューティフル、人生はワンダフル」では前科を持つ少年院出身者という真逆の役を演じた。

何でも屋の萬研堂(マニョンダン)のオーナーとしてガラムや、後に世子やジェイとも協力して事件を解決していくが、その過程でガラム役ピョ・イェジンとコミカルなシーンを度々作り出し、ドラマを明るくしてくれる。ガラムが女性だと知った後の行動も何とも男前。ガラムと2番手カップルのロマンスも本作の見どころ。彼と両親との関係も従来の時代劇とは一味違って面白い。領議政でありながらも妻(ユン・ガヒョン)に頭が上がらない父アンジク(ソン・ビョンホ)はミョンジンの良き理解者。その分、近所でも女丈夫と評判の母はダメ息子ミョンジンに厳しいが愛情深い。そんな両親が息子の恋をどう見守るのか、こちらも期待してほしい。

■チェ・テガン翊衛司(世子の護衛武士)[声:木村良平](子役:キム・イェソン)
青春世子イ・ファンの後ろを影のように従い守る寡黙な護衛武士。ファンに絶対的な忠誠心を持ち、そばを守る心強い助力者として、危険に陥ればどこにでも現れる人物。孤児だった10年前、大君だったファンに助けられ、ソンオンにも弟のようにかわいがられ、2人のお陰で科挙にも合格。その恩に報うためにも護衛武士となって世子を命がけで守る。しかし、世子が突然現れた小柄な内官コ・スンドル(ミンジェの変装)を気にかけるようになり、密かにスンドルを見張る。

★ホ・ウォンソ(2001年11月16日生、183cm)
2020年から始まったWEBドラマ「リアルタイム:ラブ」パート2~4の愛されキャラ、イ・ドンフィ役で注目を集めている新人俳優。本作でTVドラマデビューとなる。

本作がTVドラマ初とあって、韓国のサイトにも情報は少ない。他の5人がほぼ同年齢の中、10歳年下のマンネ(末っ子)だが、世子の護衛武士としてパク・ヒョンシクを一番近くで見守る重要な役を、新人らしからぬ安定した演技で見せ好評を得た。世子ファンとは忠臣として“ブロマンスケミ”、ジェイとは言い争う“相克(そうこく)ケミ”と全く異なる関係をうまく表現している。とくにジェイとはまるで姉弟喧嘩のようで、ハラハラしながらもどこか微笑ましくもある。そんな彼には、どっしりとしながらも天然美を合わせ持った“トラの赤ちゃん”のような魅力と期待が集まっている。劇中では“ミンジェの言葉”と彼の“目の演技”に注目しよう。

【NHKBS放送チャンネルとスケジュール】
BSP4K 毎週日曜21時
2024年4月7日(日)スタート!
BS 毎週金曜 午前0時25分 [木曜深夜]
2024年4月12日(金)[11日(木)深夜]スタート

tvN公式YouTube予告動画

NHK「青春ウォルダム」
 BSP4K 4/7(日)21時、BS 4/12(金)[(木)深夜24時25分]スタート!

【作品詳細】【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】
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