【最終回ネタバレ】「大奥」小芝風花は亀梨和也の最後を看取り、第11代将軍を守った!鈴木福のサプライズ出演で幕

03月29日10時34分ドラマ
©フジテレビ

3月28日にフジテレビ「大奥」(22時)の最終回・第11話が放送され、家治(亀梨和也)は亡くなったが、その子・貞次郎は一橋家の養子として生きていた!倫子(小芝風花)は定信(宮舘涼太)に引導を渡し、平和な世が戻った!視聴率は5.4%でフィニッシュ!最新話はTVer、全話はFODで配信されている。



小芝風花主演の令和版「大奥」の最終回・第11話が3月28日に放送された。2003年に初めてフジテレビで「大奥」が放送されてから20年以上の時を経て、新たな令和版「大奥」が放送されることで放送前から注目を集めた。民放では数少なくなった時代劇となるが、東映とタッグを組み、豪華で荘厳な衣装やセットはもちろん、全編オール京都ロケを実施し、クオリティーの高い世界観と映像美、豪華なキャスティング、圧倒的なスケールでの撮影となったのだが、視聴者からの意見は厳しめだった。ビデオリサーチ社調べの関東地区の世帯視聴率は初回から6.7%、4.7%、5.0%、4.6%、4.2%、4.2%、4.5%、4.5%、5.0%、3.7%と推移し、最終回は5.4%と微増した。

最終回では、家治(亀梨和也)がなくなり、お品(西野七瀬)との子・貞次郎が実は生きていて、倫子(小芝風花)たちが育てるという展開になった。世のために私怨を捨てて田沼(安田顕)に政治を託すも、定信(宮舘涼太)の計らいことでそれも阻止された。田沼は江戸城に火を放ち、自らの命も絶つ。最後は、貞次郎が成長して第11代将軍・徳川家斉となったところで幕となった。

徳川家斉を演じたのは鈴木福だ。最終回のゲスト出演はナレーターを担っていた浅野ゆう子だけが紹介されていたが、最後の最後で鈴木福が登場して話題をさらった。

撮影がクランクアップした際の様子は番組公式のInstagramに掲載されている。お品役の西野七瀬は、倫子(小芝風花)とともにいじめられるところからスタートし、恋をしたり、側室になったりと日々の感情がめまぐるしかったと話す。サイコパス演技で評判となった宮舘涼太は開口一番に「寂しい!」と叫んだ。側室・お知保役の森川葵は主演の小芝風花の前向きな姿に助けられたという。

クランクアップ©フジテレビ亀梨和也のクランクアップには亀梨を尊敬する後輩の宮舘涼太が撮影所までやってきたという。時代劇に初挑戦だった亀梨は「本当に右も左も分からない状態のまま京都に来たのですが、皆さんに温かく迎えていただき、プロフェッショナルな現場の中で過ごさせていただけたこと、ありがたく思います」と挨拶をして、また、京都に戻れるようにがんばりたいと話した。最後にクランクアップを迎えた主演の小芝風花は涙を浮かべ、周りのサポートに感謝しつつ「この歴史ある『大奥』を皆さんと京都で撮影できたことが本当に幸せです」と胸の内を話した。



■Blu-ray BOX・DVD BOXプレゼント
2024年8月28日に「大奥」のBlu-ray BOX・DVD BOXの発売が決定した。それぞれ5名に、プレゼントする企画が実施中だ。詳細については番組公式サイトに掲載されている。

■最終回・第11話ネタバレあらすじ
五十宮倫子(小芝風花)は、松島の局(栗山千明)から徳川家治(亀梨和也)が倒れたことを聞かされる。自分の子ども達は死に、自らも病に倒れた家治は自分のことを誰かが倒そうとしていることを呪う。

松平武元(橋本じゅん)から家治の子細を聞いた松平定信(宮舘涼太)は、ようやく自分たちの出番がきたと笑う。定信は自らが将軍となることを画策していた。

そんな折、浅間山が噴火し、江戸にも火山灰が舞い降りた。お知保(森川葵)らはその様子に驚く。暗雲立ち込める幕府、そして倫子も不吉な予兆を感じずにはいられない。

家治は事態打開のために、自ら蟄居閉門を命じた田沼意次(安田顕)を呼び寄せる。米不足が予想されるなか、田沼以外に世の中を立て直せると思える人は田沼しかいないと思い、自分の恨みよりも世の中をよくすることを優先し、病床で田沼に政治を頼む。田沼もその思いをくみ取って命令に応じる。米不足を解消すべく田沼は策を練る。

倫子はなんとか家治に会えないかと心を痛めるが、それはできなかった。松島のことも心配する。松島はそんな倫子の清廉潔白すぎるところが嫌いだといったが、だからこそ、家治が倫子のことを思うのだと理解していた。家治は禁をやぶって病床に倫子を呼び寄せた。家治はもっと生きたかったと倫子の腕の中で亡くなった。

家治の命を受け、政治に邁進する田沼だったが、息子が殺されてしまった。家治が死んだと聞いた定信は田沼に罷免した。幼い頃、定信を城からだしたのが田沼だったからだ。そして、定信が老中の役についた。

大奥をでていったお品(西野七瀬)に届きものがあった。それは猿丸からのものだった。その中にあった手紙を見て倫子は定信を呼び出した。ウキウキした様子で定信が出かけてゆく。倫子は幼い頃、定信がトンボの羽根をもぎとり残酷に殺したことを思い出していた。そして猿吉からの手紙で定信からの指示に従っていたと書かれていたのだと知ったといい、定信に天罰が下るという。そんな倫子を定信は平然と見返す。

しばらくすると江戸城が火事になる。女中達は右往左往しながら逃げるが、松島は平然と歩く田沼を見つけた。倫子のもとにはお知保(森川葵)、そしてお品もやってくる。そして、実は貞次郎は生きているのだと告げる。徳川の血を絶やさぬ為に、家治は嘘をついたのだった。貞次郎を徳川の三つ葉葵のご紋のように、御三卿の一橋家の子として、倫子、お品、お知保で育ててほしいとお品に言っていた。

田沼は松島に「そなたご飲む酒はうまかった」と告げると、燃えさかる炎の中に入って行く。そして、刀で首を切った。

3ヶ月後、お品は貞次郎を豊千代と紹介する。家治が名付けてくれたのだった。そんな時、倫子は妊娠していたことを知る。江戸城に戻った倫子に、お品がお付きとしてついてくる。倫子は家治の遺言として日本各地に学問所を作ったこと、自分が皆を守ることを宣言する。

5年後、定信の政治は不満を持たれていた。倫子は仏門に入っていたが、世の意見を聞き、定信を罷免する意見書を徳川御三家、御三卿に出して認めてもらったという。定信は倫子のクビに刀を突きつけるが、倫子は微動だにしない。悔しそうな表情をする定信。

10年後、豊千代は徳川家斉(鈴木福)となり第11代将軍・家斉となった。家治が亡くなって15年がたち、家治と倫子の間に生まれた娘・万寿も婚儀を迎えると墓に報告した。

フジテレビ 2024年1月スタート。毎週水曜日22時放送「大奥」。出演:小芝風花、亀梨和也、安田顕、西野七瀬、森川葵、宮舘涼太、栗山千明、小関裕太、味方良介、鈴木仁、田中道子、本多力、井本彩花、紺野まひるほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@ohoku_fujitv」。

フジテレビ「大奥」番組公式サイト

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