「光る君へ」まひろ(吉高由里子)と倫子(黒木華)の再会にネット冷や汗!第13話ネタバレ第14話予告

04月01日08時20分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(総合20時~、BS、BSP4K18時~)3月31日(日)放送の第13話「進むべき道」緊迫した倫子(黒木華)との対面を終えたまひろ(吉高由里子)が道長(柄本祐)と廊下で鉢合わせ!4月7日(日)放送の第14話「星落ちてなお」兼家が道長らを呼び、後継者を告げる。NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。



3月31日放送の第13話では、道長と別れ、自分は何のために生まれて来たのか意味を求めるまひろが、貧しい民に字を教える喜びを得る一方、老いて覇気のない兼家に道長たち家族のみならず視聴者も動揺し「兼家パパが4年経つと老いがここまでくるとは」「急速におじいちゃんに・・・。」とコメントが寄せられた。しかし「政とは家の存続だ」と信念を道長に託すシーンでは眼光鋭い兼家の姿を披露。「老いても兼家の演技にぞくぞくした」「段田さんすごい」と兼家を演じる段田安則の演技に注目が集まった。

さらにラストでは、まひろの境遇を心配する倫子が4年ぶりに再会。夫・道長が大事に持っていた漢詩を、他の女性からの恋文ではないかとまひろに相談するも、その手紙はまひろが道長に送っもの。嫁と元カノの緊張感あふれるやり取りにネットでは「倫子さまの勘が鋭い!」「元カノの手紙もって婿入りかよ!」「ヒャっとした」などコメントが寄せられ、さらにまひろが廊下で道長とばったり遭遇するアクシデントも発生。次回が気になるラストとなった。

そして4月7日放送の第14話では、まひろと道長が思いがけず再会。そして、ついに兼家が逝去する。跡を継いだ道隆(井浦新)が独裁政治をスタートさせる。ヒール役としてこれまで幾度となく視聴者を戦りつさせてきた兼家もここで退場。兼家を演じてきた段田安則の演技も見納めとなるので刮目したい。

■まひろが送った漢詩の手紙とは
第13話で倫子が女文字で書かれた漢詩を発見したことを、4年ぶりに再会したまひろに明かす場面が“静かな修羅場”と話題を呼んだ。倫子は漢詩が書ける明子が贈ったものだと勘違いしているが、実はまひろが道長に送った恋文だった。そうとは知らず、道長から文をもらったことがない倫子は明子へのジェラシーを募らせた。

道長が大事に持っていたまひろの文は、第10話での出来事。まひろが送ったのは中国の詩人、陶淵明の漢詩「帰去来辞」の一説。「悟已徃之不諫、知來者之可追」とは、「過ぎ去ったことは 悔やんでも 仕方のないことだけれど これからさきのことは いかようにもなる」という内容。陶淵明が官職を離れ、田園で生きる決意を語ったものだが、これを女文字であることから、夫が自分以上に心を寄せる女性の存在に気づく倫子の女の勘は鋭い。

脚本を手掛ける大石静は自身のブログで道長について「二人の妻には等しくやさしく、等しく冷たい」と語っているが、この漢詩のシーンは倫子も明子も大事にしながら、心の中でもまひろだけを思う道長の熱い想いが垣間見られた場面となった。

■第13話ネタバレあらすじ
4年が過ぎ、道隆の娘、定子(高畑充希)が、元服してわずか20日後に一条天皇(柊木陽太)に入内する。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、兼家の後継者争いが始まろうとする。一方、為時は官職を得られず、貧しい暮らしが続くまひろたち。ある朝、さわと出かけた市で、文字が読めずに騙された親子との出会いをきっかけに、読み書きを教えることを始める。

その頃、内裏では道隆が民意を顧みない政治を強行するかたわら、兼家は老いが進み、正気を失ったと周囲を驚かせる。そんな父の姿にショックを受ける道長に、倫子はここまで一生懸命働いてきたのだから、優しくしてあげて欲しいと告げる。一方、明子(瀧内公美)は道長との子を授かる。そして兼家を見舞った際、記憶があいまいになっていく兼家から扇を手に入れ、恨みを晴らすため身重の体で呪詛をはじめる。

その効果があったのか、兼家は胸騒ぎとともに目が覚めふらふらと外へ。不安に駆られた兼家は呼び出した安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に寿命を聞いても教えてはもらえなかった。ある晩、道長は寝間着姿で廊下に佇む兼家から「民におもねるようなことだけはするなよ」と忠告を受ける。道長は突然見透かされたような気がして動揺するが、兼家は自分が目指す政は家の存続だと説き、「その考えを引き継げる者こそわしの後継だと思え」と告げる。

一方、使え先を探すまひろだが、為時の官職がないことを理由になかなか勤め先が見つからない。それを聞きつけた倫子は、久々にまひろを呼び出す。4年ぶりにまひろに再会した倫子は、自分のところで働かないかと誘うものの、まひろは「他に仕事が決まっている」と嘘をついて申し出を断った。残念がる倫子だが、突然、「これ、殿の部屋で見つけたのだけれど。大切そうに文箱の中に隠してあったの」と懐からまひろが贈った文を取り出した。

「これ、女の文字ですよね?」「漢詩だから殿御かもと思ったのだけれど、やはり女文字だと思うのよ。」という倫子にまひろは目を丸くして「私の書いた漢詩だ」と心の中でつぶやいた。倫子は、漢詩が書ける明子が贈ったものだと勘違いし「殿、私には文を一通も下さらず、いきなり庚申待ちの夜に訪ねて見えたの。突然。」と明かし「でも漢詩ですから。やはり殿御から、ということにしておきますわ」と笑みを浮かべた。

庚申待ちの夜は、まひろが道長と別れた日。別れても自分の文を捨てずに土御門まで持ってきたのだった。その後、まひろは道長と倫子の子、彰子とも対面を果たし、屋敷を後にする。廊下を歩いていると、目の前に宮仕えを終えた道長の姿が・・・。4年ぶりの再会に、言葉もなく立ち尽くすまひろと道長だった。

■第14話あらすじ
仕事を探すまひろは、土御門殿からの帰りに道長と遭遇。久しぶりの再会を果たす二人だが・・・。ある日、兼家は道長らを呼び出し、道隆を後継者にすることを宣言。道兼は納得できず激昂する。やがて兼家が逝去し、跡を継いだ道隆が摂政となり、独裁政治が始まる。一方、まひろはたね(竹澤咲子)に読み書きを教えるも厳しい現実と直面する。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第14話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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