5月6日 ボクシング世界スーパーバンタム級「井上尚弥 vs ルイス・ネリ(メキシコ)」Amazon Prime Videoライブ配信!

04月01日21時55分スポーツ

Amazonの Prime Videoは「Prime Video Presents Live Boxing 8」として、2024年5月6日(月)に東京ドームで行われるボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、4階級制覇王者の井上尚弥(大橋)対 元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)をメインカードとする大会を独占ライブ配信する。



当日その他のカードには、2月に初防衛を果たしたばかりのWBA世界バンタム級王者、井上拓真(大橋)が指名挑戦者の石田匠(井岡)を迎えて行う2度目の防衛戦。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)対 桑原拓(大橋)のWBA世界フライ級タイトルマッチ。
ジェイソン・マロニー(33=オーストラリア)対 武居由樹(27=大橋)のWBO世界バンタム級タイトルマッチ4試合。
「Prime Video Presents Live Boxing」はAmazonプライム特典対象のライブ配信で、月間600円、年間5,900円のプライム会員であれば利用できる。

今回の「Prime Video Presents Live Boxing 8」は、5万人以上の収容能力を持つ東京ドームで開催。東京ドームでボクシングが行われるのは1990年2月の世界ヘビー級タイトルマッチ、マイク・タイソン 対 ジェームス・ダグラス以来、34年ぶり。マイク・タイソンが10回KOで敗れた「世紀の大番狂わせ」は5万1600人が会場で目撃し、これは日本ボクシング史上最多の観客数として記録されている。今大会は、その記録の更新が期待されている。

「Prime Video Presents Live Boxing 8」のみどころ
「モンスター」が破壊するか 「パンテラ(豹)」が噛みつくか
井上尚弥は2階級にわたって4団体王座統一を果たしており、階級や国境を超えて極めて高い評価を受けているスーパースター。スピード、パワー、テクニック、スタミナ、耐久力、ディフェンス、ボクシングIQ、経験値などボクサーが戦う上で必要なものすべてをバランスよく備えている万能型といえる。常に向上心をもってトレーニングや試合に臨んでおり、30歳を超えてなお、その進化はとどまることを知らない。
挑戦者のネリは2017年8月に山中慎介からWBC世界バンタム級王座を奪ったが、試合後にドーピング違反が発覚。半年後の再戦では大幅な体重超過で計量失格(試合は2回TKO勝ち)と、トラブルメーカーとして知られている。その一方で、2020年にはWBC世界スーパーバンタム級王座を獲得し、王座陥落後も挑戦者決定戦を制するなど実績を積んで現在の地位を築いている。
右ストレート、左フック、左ボディブローと多彩で破壊的なパンチを持つ井上尚弥が今回も圧倒するのか、それともネリ選手が回転の速い連打で絶対王者に挫折を味わわせるのか。一瞬たりとも目の離せない試合になりそうだ。

兄弟防衛を狙う井上拓真 悲願成就狙う石田
「モンスター」の弟、WBA世界バンタム級王者の井上拓真が兄と同じイベントで防衛戦に臨むことになった。井上拓真は2月24日、「過去最強の相手」と警戒していたジェルウィン・アンカハス選手(フィリピン)を9回KOで退けて初防衛を果たしたばかり。前に出てくる相手を巧みに迎え撃ち、鮮やかに仕留めた拓真が、今度はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
WBAの挑戦者決定戦を制して最上位にランクされている石田にとっては2017年10月以来2度目の世界挑戦となる。持ち味であるスピードとテクニックには磨きがかかり、さらにプロ15年、37戦という経験が加わわった。32歳の今、最も充実した時期にあるといっていい。遠回りしながら約7年ぶりに迎える大一番だけに高いモチベーションを持ってリングに上がることは間違ない。
4度の世界戦を経て着実にレベルアップしてきた井上拓真と、悲願成就に向けて牙を研ぐ石田。意地と意地がぶつかり合う見応えのある試合になりそうだ。

舞台は日本から世界へ 阿久井vs桑原 3年ぶりの再戦
阿久井と桑原は2021年7月21日、日本フライ級王座をかけて拳を交え、阿久井が10回TKO勝ちを収めて2度目の防衛に成功している。初回に阿久井がダウンを奪い、最終回にフィニッシュするという内容だったが、9回までの途中採点は86対84(阿久井)、86対84(阿久井)、85対85と競っていた。
この勝利をステップにした阿久井は今年1月に世界王座に挑戦。6度の防衛を重ねていた技巧派王者のアルテム・ダラキアン(ウクライナ)を攻略して戴冠を果たした。今回がその初防衛戦となる。
一方、プロ9戦目で阿久井に初黒星を喫した桑原は8ヵ月後に再起。2022年10月には世界挑戦経験者のジーメル・マグラモ選手(フィリピン)を破って東洋太平洋フライ級王座を獲得するなど5連勝(4KO)と調子を上げている。
自慢の強打に加え、世界戦で大きな経験値を積んだ阿久井が返り討ちにするのか。それとも持ち味のスピードに磨きをかけ自信を取り戻した桑原が大舞台でリベンジを果たすのか注目だ。

井上のジムメート武居が井上の後継王者マロニーに挑戦
元K-1王者の武居がプロボクシングに転向して3年、わずか9戦目で世界の頂に挑みます。WBO世界バンタム級王者のジェイソン・マロニーは昨年5月に王座を獲得し、今年1月に初防衛を果たしている実力者。武居の強打とマロニーのテクニック、これも興味深い一戦だ。
マロニーは双子の弟、アンドリュー・マロニーとともにアマチュアを経てプロに転向。2018年のIBF王座挑戦は惜敗に終わり、2020年10月の井上尚弥への挑戦は7回KO負けという結果だった。しかし、昨年5月に3度目のチャンスを生かし、井上尚弥が返上したバンタム級王座のひとつを獲得した。スピードとテクニックを併せ持った実力派。
武居はサウスポーから独特の間合いで打ち込む左ストレートでKOの山を築いてきた強打者。特に左のボディブローで相手を悶絶させるシーンは武居の試合ではお馴染みとなっている。
試合数は8戦と多くないもののキックボクシングでの経験がベースにあるため勝負度胸も備わっている。
井上尚弥の王座を引き継いだマロニーが、今度は井上尚弥のジムメートを退けるのか。それとも武居の強打が炸裂するのでしょうか。


「Prime Video Presents Live Boxing 8」配信予定試合
 配信日 2024年5月6日(月)

・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
 井上尚弥(大橋) 対 ルイス・ネリ(メキシコ)
・WBA世界バンタム級タイトルマッチ
 井上拓真(大橋) 対 石田匠(井岡)
・WBA世界フライ級タイトルマッチ
 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) 対 桑原拓(大橋)
・WBO世界バンタム級タイトルマッチ
 ジェイソン・マロニー(オーストラリア) 対 武居由樹(大橋)