【最終回ネタバレ】「予期せぬ相続者」イ・ジェウク王者の座勝ち取り終結!“友達だからよかった”イ・ジュニョン暴走に終止符打つ…第11-12話
4月3日に公開されたDisney+「予期せぬ相続者」(原題:ロイヤルローダー)では、イナ(イ・ジュニョン)はついに犯行が暴かれ無期懲役が下される。
母親に続きイナまで失ったテオ(イ・ジェウク)。ある日ジュンモ(チェ・ジノ)に呼び出されると、「最後の機会を与える」とある提案を受ける…。今回は第11話と第12話(最終話)のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「予期せぬ相続者」は、韓国の財閥オーナーの隠し子、そして野心家の幼なじみが手を組み、社会の頂点に立つことを目的に繰り広げていく非情な権力争いと復讐劇だ。⇒【各話のあらすじ】
■キャスト
ハン・テオ役:イ・ジェウク
カン・イナ役:イ・ジュニョン
ナ・へウォン役:ホン・スジュ
ほか
■第11話あらすじ
ジュンモ(チェ・ジノ)の呼吸器を外そうとするイナ(イ・ジュニョン)を引き留めるテオ(イ・ジェウク)。テオは宣戦布告すると蹴落とす計画が既に準備されているとほのめかす。
イナは刑務所にいるギジュン(クォン・ヒョク)に連絡すると「お前を信じていいか?」と訊く。ギジュンは「自分が全て責任を背負う」と告げる一方で、死刑に対する不安を吐露する。電話を終え留置所に戻るギジュン。すると突如、刑務官に歯ブラシの柄をとがらせた凶器で腹部を何度も刺され、その場に倒れる。
ゴールドHを本格的に始動させるテオ。早速、存在を知ったソンジュ(イ・ジフン)から面会の依頼メールが届く。数日後、ソンジュ、グムソク(キム・ホジョン)と共にイナを招集するテオ。驚く一同にテオはゴールドH韓国事業担当者だと名刺を渡す。
記者会見当日、グンソクの元に警察がやってくると突如、死体遺棄教唆の容疑で逮捕される。室長ジョンフも死体遺棄罪で逮捕され予定していた会見は中止に。イナが代わりに緊急会見を開く姿を見たソンジュは、イナにはめられたことに気づく。
テオは何者かから、収監中の養父が帰休許可をもらい刑務所を出る写真が送られてくる。写真を見るや否や血相を変えて母親の元へ向かう。しかし母親はすでに亡くなっていた。息を引き取った母親の姿を見たテオはその場で泣き崩れる。
経営正常化委員長となったイナはカンオ臨時株主総会を開くことに。イナは笑みを浮かべながら会場に向かう。しかしエレベーターの扉が開くとそこには逮捕状を持ったハ検事が。そして必死に抵抗するイナの前にテオが現れる。
■見どころ・感想など
第11話ではイナの暴走によりテオは母親を失い、グムソクとジョンフも逮捕される事態に。しかしエンディングではテオが復讐し、イナがインジュ殺人容疑により逮捕される展開で幕を閉じた。エレベータの中のイナの鬼の形相が怖ろしい。
イナは学生時代にテオの家族について聞いた話を思い出す。暴走が止まらないイナはついにテオの家族にまで手を出してしまった。権力によりテオの父親に帰休許可を出すと、予想通り父親はジソクの元へ。おびえるジソクは足を踏み外すと頭を強打しそのまま帰らぬ人となった。
また、同じくカンオのトップを狙うソンジュにもイナの魔の手が忍び寄る。イナは部下に証拠資料を渡し警察に告発するよう促す。ソンジュがトップに上り詰める重要な総会に合わせ計画立てたようだ。
邪魔者を排除しイナがついにトップへ上り詰めるかと思われた矢先、テオの反撃により暴走をついに留まらせる。用意周到なイナは殺人容疑を全て隠蔽していたが、前回テオが見つけ出した証拠映像がここで使われると予測できそうだ。
最終話を残し一気に動くストーリーに視聴者たちの関心も高まっているだろう。
果たしてカンオの頂点を掴み取るのは一体誰か。
「予期せぬ相続者」はDisney+にて独占配信中
■第12話(最終話)あらすじ
ソンジュは刑務所に収容された母グムソク(キム・ホジョン)の元を訪れる。逮捕されてもなおカンオのトップを掴み取ろうとするグムソク。ソンジュは「もうやめよう」と泣きながら本心を吐露する。そんな姿を見たグムソクも涙を流し、母と息子は卑劣な相続争いから手を引くことに。
逮捕されたイナを事情聴取するハ検事。イナは証拠がないのに逮捕されたと思い込み、傲慢な態度をとる。そんなイナの元にギジュンが現れる。ギジュンは刑務官に刺された後、プリズン・ドクター(刑務所内の医師)ジンギョンに助けられる。ジンギョンに連絡を受けギジュンの元へやってくるテオ。全てイナの仕業だと真実を話すとギジュンは裏切られた悔しさで涙を流す。
ギジュンの告発、そして証拠映像により無期懲役の判決を受けるイナ。裁判が終わるとテオはイナと面会する。テオは「友達だからよかった」と伝えると3人で撮った写真を渡し立ち去ろうとする。面会室を出ていくテオを呼び止め何か告げようとするイナ。しかし結局何も言わずにテオを送り出す。そしてイナは監房で自ら命を絶ってしまう。
カンオCEOに上り詰めたテオの元にソンジュがやってくる。ロイヤルロード建設を祝うソンジュに「座を奪われ残念ではないのか」と尋ねるテオ。するとソンジュは「父(ジュンモ)の選択を信じる」とテオの昇進を心から祝う。テオは社長室から見える花火を見ながら18の頃に思い描いた夢を振り返る。そしてまた次の夢の実現を思い描くのだった。
■見どころ・感想など
第12話では、イナの暴走に終止符を打つべく最後の計画を実行するテオ。インジュ殺害の証拠動画と共にギジュンの告発も加わり有罪判決で無期懲役刑が下ると、ヘウォンとテオの方をじっと見つめるイナ。言葉では発しなかったが「同じ所を目指していたはずが見ている景色が違った」と心の中で呟く。この一言はこれまで繰り広げてきた複雑なストーリーを簡潔に表現していただろう。
カンオ一族と関わりながら多くのものを失ったテオ。ジュンモはそんなテオに最後の機会としてCEOの座を譲る。熾烈な争いを勝ち抜きついに夢を実現したテオ。カンオグループ会長として真っ先に行ったのはカンオ子供財団を発足することだった。幼少期の自分やヘウォン、そしてイナと同じように苦しんでいる子供に希望を与えようとするテオらしい一面をのぞかせた。
そしてエンディングでは、第1話冒頭でも出てきた花火が再び登場。当時18歳のテオは土手から花火を見ながらカンオの凄さに圧倒されていた。それから長い年月を経て今度は151階の最上階から花火を眺める。底辺から頂上に上り詰めたテオの壮絶な人生を上手く表現したラストだった。
「予期せぬ相続者」はDisney+ にて2024年2月28日より独占配信開始(全12話/毎週水曜日2話ずつ配信)
◇YouTube|「予期せぬ相続者」予告動画
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