「青春ウォルダム」チョン・ソニ、「寄生獣: ザ・グレイ」で世界に飛躍できるか?菅田将暉出演に驚きも

04月06日18時51分ドラマ
「青春ウォルダム」 © STUDIO DRAGON CORPORATION
Netflix「寄生獣 -ザ・グレイ-」独占配信中 / (C) 岩明均/講談社

韓国ドラマ「青春ウォルダム」で時代劇に初出演したチョン・ソニが主演と務める「寄生獣: ザ・グレイ」が5日、Netflixを通じて世界配信された。

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「寄生獣 -ザ・グレイ-」は、人間を宿主として勢力を拡大しようとする寄生生物たち=パラサイトと、これを阻止しようとする専門チーム、ザ・グレイの作戦が始まり、その中で寄生生物と共生する少女スイン(チョン・ソニ)の物語を描いている。

本作は、不朽の名作漫画、岩明均の『寄生獣』(講談社刊)をベースに、『韓国に寄生生物が落ちてきたらどうなるか』というヨン・サンホ監督の想像に基づいて、全6話のスピーディーな展開で一挙配信した。

これまでヨン監督は、Netflixシリーズ「地獄が呼んでいる」や映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』『JUNG_E/ジョンイ』などの脚本と監督を手がけてきた。アニメーション監督の経験もある彼は、原作を実写化するのに優れている。「地獄」もそのように生まれた。

先月の「寄生獣: ザ・グレイ」の製作発表会で、リュ・ヨンジェ作家は「ヨン監督は(改変を許可するために)原作者に手紙を書きました。むしろ原作者側がヨン監督の心が変わる前に、スタンプを押してしまうよう頼んだ」と述べ、「ヨン監督との作業は楽しさと驚きの連続です。ジャンルの遊び場のような感じで面白い想像を広げることができる」と監督に対する信頼を示していた。

「寄生獣: ザ・グレイ」には、様々な形の寄生生物だけでなく、アクション、カーチェイスなど、韓国のVFX技術が総動員された。人間の顔が開かれると寄生生物の正体が明らかになるシーンや、自ら形を変える触手を持つ寄生生物の圧倒的なビジュアルまで、漫画的な想像力が現実に実現された。

寄生獣Netflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」4月5日(金)より独占配信開始 / (C) 岩明均/講談社
寄生獣Netflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」4月5日(金)より独占配信開始 / (C) 岩明均/講談社
さらに、チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョなどの演技派俳優たちが集結したこともドラマファンを喜ばせた。チョン・ソニは、自らの身体を狙った寄生生物ハイジと奇妙な共生を始めるスイン役を演じ、2つの人格を行き来する。ク・ギョファンは、消えた弟を追いながら、スインとハイジのコミュニケーションを助ける仲介役を務める。イ・ジョンヒョンは、寄生生物の全滅に命をかける「ザ・グレイ」のチームリーダーであるジュンギョン役を務めて、寄生生物に狂気的な執着を見せる。そのために、イ・ジョンヒョンは出産後3ヶ月でアクション演技を消化したと述べている。クォン・ヘヒョは、スインを最後まで守ろうとするベテラン刑事チョルミンを演じます。

チョン・ソニは先月の製作発表会で、「原作をよく知っていた作品で、韓国を舞台にどのように展開されるか興味がありました。観客としても見たい作品でした。私が寄生生物と共存できると思ったので、確かに難しいだろうが、欲張りで、知ることのできない興奮がありました」と、作品を選んだ理由を明かした。

チョン・ソニといえば、2014年短編映画『写真』の後、その後「72秒」などウェブドラマに出演し、2018年「ボーイフレンド」でパク・ボゴムの友人役、2020年「花様年華~君といた季節~」でイ・ボヨンの大学生時代を演じ注目された。2023年はパク・ヒョンシクと共演した「青春ウォルダム 呪われた王宮」で初の時代劇にも挑戦した。

今回の「寄生獣: ザ・グレイ」では、そんな彼女の真価が十分に光っている。チョン・ソニはスインの孤独で傷ついた感情を深く描き、ハイジの奇妙な感覚を彼女なりの色で表現している。VFX技術を組み込んだアクションも期待以上と高評価を得ている。



韓国ドラマに興味のなかったドラマファンも、「菅田将暉」が出るとあって視聴し始めたという声も多く聞かれた。どのシーンで出るかはドラマ視聴で確かめよう。
昨日、ベールを脱ぐやい否や、SNSには激賞コメントが多数寄せられている。

・1話の時間も短めで全6話のテンポ感も最高!1日で見終われる一気み押し作品!
・設定が素晴らしい
・スインとハイジの表情の違いを演じてるチョンソニ素晴らしいし、何と言ってもクギョファンが最高、
・寄生獣おもしろい
・ネトフリ「寄生獣 -ザ・グレイ-」がめちゃくちゃ面白かった。
・凄すぎた……。韓国まじで天才すぎて鳥肌止まらない…。

特にク・ギョファンとチョン・ソニの演技を絶賛する声が多き上っていた。
ク・ギョファンといえば、「D.P. -脱走兵追跡官-」シリーズ『キル・ボクスン』を通じて世界デビューを果たしている。

「寄生獣: ザ・グレイ」が大衆の支持を受ければ、チョン・ソニもまた世界中に一気に認知度を広げるだろう。

青春 © STUDIO DRAGON CORPORATIONなお、チョン・ソニがパク・ヒョンシクと共演して韓国時代劇「青春ウォルダム 呪われた王宮」は、明日4月7日よりNHKBS4Kで、11日深夜よりNHKBSにて放送される。本作は不可解な呪いにかけられた孤独な王世子イ・ファンと、一家殺人の濡れ衣を着せられた天才少女ミン・ジェインとのロマンス時代劇だ。チョン・ソニは殺人犯の濡れ衣を晴らすために、男装やアクションも披露するミン・ジェイ役を演じる。【「青春ウォルダム」を2倍楽しむ】では 時代背景、ネタバレあらすじ、見どころ、豆知識などまとめている。

■キャスト
チョン・スイン役:チョン・ソニ
ソル・ガンウ役:ク・ギョファン
チェ・ジュンギョン役:イ・ジョンヒョン
キム・チョルミン役:クォン・ヘヒョ
カン・ウォンソク役:キム・イングォン
 ほか

■スタッフ
原作:岩明均『寄生獣』(講談社刊)
監督:ヨン・サンホ
脚本:ヨン・サンホ,リュ・ヨンジェ
制作:Climax Studio, WOW POINT
クレジット表記: Netflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」4月5日(金)より独占配信開始 / (C) 岩明均/講談社

公式サイト

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】