ディズニープラスシリーズ「マエストラ」で大人のロマンスで魅せた俳優イ・ムセンが、その後も様々な作品で多彩な演技変化で視聴者を魅了している。
●U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



俳優イ・ミセンは現在、クーパンプレイシリーズ「ハイド-私の夫の秘密-」と10日からスタートしたディズニープラスのオリジナルドラマ「支配種」のメインキャストを務めている。

昨年12月9日より今年1月14日まで放送され、ディズニープラスで全話独占配信中の「マエストラ」ではイ・ヨンエ扮する世界的な女性指揮者チャ・セウムを20年もの間愛し、執着狂攻（執着心が強い人）と呼ばれるほど魅力的なユ・ジョンジェ役を演じた。

ディズニープラス「マエストラ」より
これまでにも「夫婦の世界」「39歳」など様々な恋愛ドラマで愛されてきたが、「ザ・グローリー ～輝かしき復讐～」でサイコパス、『バトル・オーシャン』では日本軍先鋒将軍、『市民ドッキ』では 振り込め詐欺の首謀者と悪役も演じてきた。

日本ではU-NEXTを通じて視聴できる「ハイド-私の夫の秘密-」では、妻ナ・ムニョン（イ・ボヨン）の夫であり、突然姿を消したチャ・ソンジェ役を演じ、多彩な演技力で劇的な緊張感を高めている。5日と6日に放送・配信した第5話と第6話では、ある日事故死となっていた彼が、再び逃亡者として登場し、隣人ハ・ヨンジュ（イ・チョンア）によって誘拐され、妻ムニョンの必死の努力によって解放される過程がスピーディに描かれた。

U-NEXT「ハイド」より
無事に家に戻ったソンジェは、久しぶりに愛娘ボミ（チョ・ウンソル）を抱き締め、愛おしい父の愛を示す場面もあった。その一方で、第5話のエンディングでは、ソンジェが自身の利益のために母親パク・ミョンヒ（ナム・ギエ）と共謀してファン・テス（ソ・ユンホ）を殺害した映像でムニョンに送られ、衝撃のエンディングが話題をさらった。さらには、第6話のエンディングでは山奥にある別荘でソンジェとヨンジュの不倫キスをしている現場をムニョンが目撃し、二人に向かって車を走らせるシーンで終わった。

死から逃れた安堵感と優しい夫で子煩悩な父の顔をして明るい笑顔を浮かべるイ・ムセンの表情演技が殺人犯の恐ろしい形相と対比し、更には妻を裏切る卑劣な夫の顔が名場面を完成させた。

一方、昨日公開された「支配種」は、2025年に新たな培養肉の時代を描く生命工学企業BFの代表であるユン・ジャユ（ハン・ヒョジュ）と彼女に意図的に接近した退役軍人出身の警護官ウ・チェウン（チュ・ジフン）が疑問の死と事件に巻き込まれ、背後の実態を追うサスペンススリラードラマ。「夫婦の世界」で精神科医役を務めたイ・ムセンは「支配種」でジャユの大学の同期でBFグループの技術総責任者であり研究所長の生理学博士オン・サン役を演じている。イ・ムセンは自身が演じる役について「理性的でジャユにとっては心のよりどころのような存在。二人の間にチェウンが入り込み、新たな物語が形成されます」と、記者会見で紹介した。

ディズニープラス「支配種」より
第2話ではチェウンを警護人候補として面接する場面がある。サンは足を組んで余裕ある姿でチェウンを見定めようとするが、質問に質問で返すチェウンに主導権を取られてしまう。ユンジェへの報告では「有能だがトゲがある。口は堅いが頑固、忠実でも服従はしない」と相反する評価に、今後展開されるだろうジャユを挟んでサンとチェウンの関係がどう展開していくのか興味がわく。



2006年『放課後の屋上』デビューしてから長い無名時代を経て、2019年ドラマ「王になった男」のチンピョン君役をきっかけに認知度を高め、「白い巨塔」「密会」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「ある春の夜に」までアン・パンソクPDのドラマ作品に計4回も出演し、アン・パンソクPDドラマの代表的な助演俳優として有名になった。無名時代を振り返ったインタビューでは「孤独ではありましたが、寂しいとは思いませんでした。その時の経験を展開できる機会があって感謝しています」と語っていた彼の演技に対する真剣な思いは、キャラクターの物語に応じて自在に演技を変化させる多彩さで、各作品ごとに魅力を増している。

「支配種」は、大統領テロ事件の犯人を暴くため、元軍人のウ・チェウンが、人口培養肉の技術によって新たな時代を切り開いた国際的企業BF社のCEOで、テロ事件の容疑者であるユン・ジャユにボディガードとして接近し、事件の真相に迫るノンストップ・サスペンス。

「支配種」は毎週水曜日にディズニープラスで2話連続配信される。



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