4月12、13日に放送されたMBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」では、スヒョン（キム・ナムジュ）の記者会見とスホ（キム・ガンウ）の報道で罪を暴露されたジュン（パク・ヒョックォン）が逮捕され、復讐を果たしたスヒョンとソンニュル（チャウヌ）はそれぞれを人生を歩きだした。第13話と第14話（最終話）のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。

最終回前話13話の視聴率は全国11.4％、首都圏11.6％を記録し、大幅な盛り上がりを見せた（詳しくはチャウヌの涙の謝罪で視聴率最高13.1％まで爆上がり）。最終回の視聴率は全国9.2％、首都圏8.7％で自身最高の更新とはならなかったが高い数字で幕を閉じた。（ニールセンコリア調べ）

●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「ワンダフルワールド」は、愛する息子を失った女教授と、過去に傷を負った謎の青年の、同じような痛みを抱える二人が繰り広げるヒューマン・サスペンスだ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
ウン・スヒョン役：キム・ナムジュ
クォン・ソンニュル役：チャウヌ（ASTRO）
カン・スホ役：キム・ガンウ
ハン・ユリ役：イム・セミ
ほか

■第13話あらすじ
ソンニュル（チャウヌ）を助けるためジュン（パク・ヒョックォン）の罪を被ったジウン（オ・マンソク）。スヒョン（キム・ナムジュ）はタブレットに残っていた音声ファイルから事故の真相を知る。真実を受け止めきれないスヒョンはゴヌの部屋で嗚咽する。泣き声を聞いたソンニュルも静かに涙を流しその場を去る。

数日後、ゴヌの墓場を訪れるソンニュル。花束と人形を手向けると、ゴヌの代わりにスヒョンを守ると誓う。警察に証拠を提出しジュンを告訴したスヒョン。重い足取りで自宅へ帰る途中ソンニュルと出会う。ソンニュルは自分も事故当時の音声ファイルを聞いたと告白。涙を流しながらスヒョンに謝罪すると、スヒョンは「あなたのせいじゃない」と優しく声をかける。スヒョンもまた自分の罪を悔やみソンニュルに謝罪する。

ジュンの指令によりスヒョンが持っていたタブレットを無断で持ち出すスホ（キム・ガンウ）。ジュンはタブレットを受け取ると傍にあったゴルフクラブで叩き割ってしまう。部屋の金庫が開けられていることに気づいたスヒョンはスホを呼び出す。世間に暴こうとしても無駄だと言い張るスホ。しかしスヒョンは最後までジュンと戦うことを決意する。

スヒョンは久々に実家に帰ると荒れた部屋を見て驚く。姿が見えない母ゴウン（ウォン・ミギョン）を心配し必死に探し回る。すると公園のブランコに座っているゴウンを見つけ安心するスヒョン。しかし駆け寄るとゴウンは「ゴヌが居なくなった」と呟く。異変に気付いたスヒョンは泣きながら「ゴヌは無事だ」と噓をつき安心させる。

作家として記者会見を開くスヒョン。実話を基に書いた本だと紹介し、ゴヌ事件の真相を語り出す。そして驚く記者たちを前にゴヌを殺したのはジュンだと告白する。一方、ソンニュルは屋上でジュンの首を絞め殺そうとしていた…。

■見どころ・感想など
スヒョンはゴヌ事件の真相を世間に暴くため奮闘する姿を見せる。記者会見を開くもジュンに記事を遮られてしまうスヒョン。やはり権力には勝てないかと思いきや、最後スヒョンは作家として記者会見を開く。予想外の形であったが、母親として何とでも真相を暴こうとする強い意志が感じられた。

ジュンの手下に就いたのは何か思惑があるのではと予想されていたスホ。今話では、ジュンの権力には逆らえないとどこか諦めている様にも見えた。ジュンの指示によりタブレットを持ち出しジュンに渡すスホ。何も言わずジュンがタブレットを破壊する姿をただ見つめていた。しかし表情を見ると、ジュンに対する怒りはまだ収まっていなかった。果たして最終回では再びスヒョンの助けとなる存在となるのか？

一方、ソンニュルは真相を知るとスヒョンに復讐心を持っていた自身を責める。亡き母親が「スヒョンを憎んではいけない」と言っていた意味がようやく分かったソンニュル。気持ちを整理し終えると、スヒョンを守ることを決意する。しかし、エンディングではなんとソンニュルがジュンを殺そうとする姿が。極端な行動に出てしまったソンニュルだが、その後の展開が気になるところだ。

MBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」公式サイトより

■第14話（最終話）あらすじ
アルツハイマー病を患ったゴウンはしばらくの間、親戚の家で暮らすことに。スヒョンは別れを惜しみながらゴウンを送っていく。一報を聞いたミョンヒ（キル・ヘヨン）はスホの元を訪れ、ゴウンの病気を告げる。そしてスヒョンを最後まで守るようスホに伝える。

「人殺しが大統領になれるのか」とジュンに盾突くソンニュル。ジュンはソンニュルの胸倉を掴み脅迫すると、ソンニュルはジュンを絞め殺そうとする。しかしジュンの手下がやってくると、ソンニュルは暴行されその場に倒れてしまう。

雨が降る中、一人街頭に立ちデモを始めるスヒョン。そんな姿をみた人が次々とスヒョンに続きデモに参加する。温かい声援を受けスヒョンは涙をこらえながらデモを続ける。そんな中、スホはニュースでジュンの悪行をついに暴露する。証拠映像や音声を次々と公開し涙ながらに訴える。

演説中に報道が流れジュンの支持者は皆その場を去っていく。焦るジュンは必死に否定するも、警察が来てその場で連行されてしまう。連行される姿を見たスヒョンとソンニュルは何も言わず、互いに顔を見合わせる。

ジュンが連行されると次々と悪行が公に。ウンミンとゴヌ事件に関する裁判が開かれるとスヒョンとソンニュルも出席する。そして２人の目の前でジュンに無期懲役刑が下される。長い苦しみから解放されたスヒョンは傍聴席でしばらく座り込む。ふとゴヌの幻想が見えると、涙を流しゴヌを優しく抱きしめる。

全てが終わりスヒョンはソンニュルを呼び出す。いつか「もう大丈夫」と連絡が来る日を待っていると別れを告げる。6年後、それぞれの道に進み幸せな日々を送るスヒョンとソンニュル。ある日、スヒョンは新刊を記念してサイン会を開催することに。ソンニュルは街中で偶然広告を見かけ足を運ぶ。会場にやってきたソンニュルはスヒョンと目が合うと「もう大丈夫」とメールを送る。メールを見たスヒョンはソンニュルに優しく微笑む。

■見どころ・感想など
第14話では、ついにジュンの悪行が公になり事件に終止符が打たれた。スホはジュンの手下になったと見せかけ、やはり引き続き証拠集めをしていた。加えてソンニュルやジュンの秘書とも手を組み決定的証拠を入手。あれだけジュンに忠誠を誓っているように見えた秘書が証拠映像を撮っていたとは驚きの展開だった。以前はジュンの脅迫に負け告発を留まってしまったスホ。今回は覚悟を決め真相全てを報道する。スヒョンとスホの告発により一気に事件解決へ前進した。

ジュンに無期懲役刑が下り長い苦しみから解放されたスヒョンとソンニュル。涙を浮かべながら２人が顔を見合わせる場面では、2人がどれほどの苦痛を抱えていたかを物語っていた。

数年後、スヒョンは児童保護施設を運営しながら作家として、ソンニュルは研修医として充実した日々を送る。辛い人生を乗り越えた２人がそれぞれの道で懸命に生きる姿が描かれた。辛い日々を送っていた頃は涙を流し感情を失っていた2人。しかし久々の再会では、心からの笑顔で顔を見合わせている姿が印象的だった。

MBC金土ドラマ「ワンダフルワールド」はディズニープラスにて全話独占配信中だ。

◇YouTube｜「ワンダフルワールド」ティーザー予告（日本語字幕）



【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】