NHK海外ドラマ「6人の女 ワケアリなわたしたち」第2話 ガンで生活苦になった“ノエミ”は…ネタバレと予告

05月06日11時42分ドラマ
NHK番組サイトより

5月5日にNHK海外ドラマ「6人の女 ワケアリなわたしたち」第1話“ノエミ”が放送され、人生に行き詰ったノエミの決死の計画が明らかになった。ネタバレあらすじと登場人物たちの新事実を紹介する。第3話“パティ”の予告動画は番組公式サイトで公開、第2話はNHK+で5月12日まで見逃し配信されている。

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「6人の女 ワケアリなわたしたち」は、年齢も職業も性格もまったく異なる個性的な6人の「がん友」の女性たちが、無謀にも高さ3,500メートルを超えるフランス・アルプスの山に挑んでいく物語。

5月5日に放送された第2話「ノエミ」では、企業弁護士として活躍していたノエミが、がん治療のために仕事を失い、今は生活保護をうけてガレージで生活していることが明かされた。そして、オーストラリア留学をしている愛する息子に教育資金を遺すために、ノエミは登山中に事故を装い自殺することを計画していた。

彼女の精神状態が不安定なことにいち早く気づいたのは、仲間ではなく登山ガイドのトム。まだ会ったばかりだというのに、6人の女性達の行動を常に気遣い、誰一人逸れないようにと率いていく姿はまるで優秀な羊飼いのよう。なんとも頼れるリーダーだ。しかし、トムの抑止も虚しく、ノエミとトムは崖の上から転落してしまい…。



■第2話“ノエミ”ネタバレあらすじ
企業の顧問弁護士としてバリバリ働いていたノエミは、乳がん治療のために大切な顧客との仕事でミスが目立つようになり、契約を解かれてしまう。愛息のオーストラリア留学のための教育資金も底をつき、銀行に融資を相談に行くが断られてしまう。

唯一の希望は、4年前にかけた6万5千ユーロの生命保険だが、事故で死亡したときのみ支払われるため、病死ではいくらも支払われない。息子のアダンには、生活保護をうけてガレージで暮らしていることは告げていない。クリスマスに帰省したいという申し出も仕事が忙しいからと断ってしまった。

乳がん再発の疑いがあり、検査の結果待ちだが、息子の未来を思うと自分が事故死して保険金を遺してあげるのが最善ではないかと思い至る。ノエミが登山に参加したのは、その計画を実行するためだった。

登山開始から二日目の朝。トムに今日のルートを相談されたノエミは、“最短だが危険なコース”を推薦する。体力自慢の彼女はチームの先頭を切って進み、切り立った崖を前に呼吸を整える。そこにアダンから電話が入る。なんとか笑顔で会話を終えたが、トムたちも追いついてきたため、あえなく計画を断念する。

突然天候が崩れ雷雨に襲われる参加者たち。トムが全員を集めて落雷を防ぐための対策をとっていると、ノエミは独り吊り橋の上へ…。今度もトムが駆けつけ、そこに落雷が。トムとエヴの骨壺が軽傷を負い、トムの体調を気遣ったノエミは橋から飛び降りるのを諦め、自殺は失敗する。

夕方、山小屋について、それぞれ楽しいひと時を過ごす一行。そんな彼女たちの楽し気な様子に耐えられなくなったノエミはまた独りで小屋を抜け出す。ノエミの異変にきづいたヴァレリーとトムは彼女を追いかけ、飛び降りようとしている彼女を必死で止める。

隙をみてノエミを引き戻そうとしたトムだったが、バランスを崩してノエミとともに崖から落ちてしまう。



■第2話の主要登場人物たち
第2話での、ノエミ以外の登場人物たち変化と新事実を紹介したい。

一番若い警察官のモルガンが、具合を悪そうにしていたのは悪阻が原因だった。妊娠は恋人に告げておらず、まだ有無かどうかも決めていないという。

パティは、モルガンの妊娠に気づいて声をかけた。頼りになる救命医であるばかりか、人の心にも寄り添える優しい人物。サラにも誰かのためにではなく、自分自身の人生を大事にするようにと進言する。

天涯孤独だというヴァレリーは、インドに“心の家族”がいることを明かす。“友情”を大事にする彼女が、ノエミの自殺を思いとどまらせるためにかけた言葉は心を打つものだった。

トムが優秀なガイドだということがよくわかる回となった。ノエミの変化だけでなく、すぐに列を離れて勝手な行動を始める女性達全員の安全に目を配り、声かけ話していく様子は頼もしいかぎり。

自己中心的なパブロと、同じく自分のことしか見えていないカレンがリフトに乗り合わせ、どこかズレた会話を展開するシーンはおかしかった。意外にお似合いの2人かも?

カレンは、相変わらず弱音と愚痴、誰かを非難ばかり。大事な姉の骨壺が落雷を受けたことにショックを受けるが、骨壺が重いからと他の人に運ばせたていたのは彼女だ。

ジョナタンは、相変わらず元恋人リュシーにメッセージや動画を送り続けているが、既読つかない状況に苛立っている。

文学や哲学を専攻するジュリアンは、話の合うサラと急接近。さらに彼女の夫・マイクの論文のいくつかをサラが執筆していたことを知らされて驚く。その章はジュリアンが最も好きなものだったからだ。

ジュリアンに自分の論文を褒められて喜んだサラは、久しぶりの知的な会話を楽しむ。“共著”にしなかったのは夫を出世させるため、そして家事や育児、リサーチなどの縁の下仕事も全て自分が受け持った。それなのに、乳がんを患った彼女が苦しんでいる時、夫は愛人を作り二重生活をしていたのだ。マリファナで気が大きくなったサラはマイクに“離婚”を切り出した。

マイクは、サラに「俺をひき逃げしただろう」と記憶が戻ったことを激白。しかし、自分が二重生活を送っていたことを娘に知られたくないマイクは、全てをうやむやにしようとするが、サラに離婚を告げられてしまう。

■第3話“パティ”あらすじ
崖下に転落したトムとノエミだったが、幸いにも大事にならず、医師であるパティの判断で山登りは続行される。一緒に転落して助かったトムはノエミとの間に運命を感じる。カレンのめいで、エヴの娘ヴァイオレットはまもなく出産するため、病院に行く。そこで、母の最期の様子を知りショックを受ける。エヴがなくなるときも、パティは医師としてある判断を迫られていた。

© Jean-François Baumard / TF1 / Federation Studios

■「6人の女/Six Women/Les Randonneuses」予告動画
Unifrance 公式YouTube「Six Women / Les Randonneuses (2023)」トレーラー(英語字幕)⇒「6人の女」予告動画

■キャスト
サラ … アリックス・ポワソン(声:三石琴乃)
ノエミ … クレマンティーヌ・セラリエ(声:一龍齋貞友)
パティ … カミーユ・シャムー(声:桜井明美)
カレン … ジョゼフィーヌ・ドゥ・モー(声:高橋理恵子)
モルガン … ティフェーヌ・ダヴィオ(声:永宝千晶)
ヴァレリー … クレール・ボロトラ(声:甲斐田裕子)
エヴ … エルザ・ランギーニ(声:八十川真由野)
トム … リュシアン・ジャン・バティスト(声:落合弘治)
ジュリアン … マクソンス・ダネ・フォーヴェル(声:土屋神葉)
ジョナタン … バティスト・ルカプラン(声:土屋神葉)
パブロ … ジェレミー・クレドヴィル(声:杉村憲司)
ほか

原題 Les Randonneuses
制作 2022年 フランス
© Federation Studios - Empreinte Digitale - TF1 / MMXXII

【放送予定】NHK総合 2024年4月28日(日)23時より 全6話
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:英語)| 字幕放送有り]
(放送日時は変更になる場合があり)
NHK「6人の女 ワケアリなわたしたち」番組公式サイト

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