5月14日(火)実施、映画『好きでも嫌いなあまのじゃく』完成披露試写会レポート

05月15日02時40分映画

『泣きたい私は猫をかぶる』のスタジオコロリド待望の最新作『好きでも嫌いなあまのじゃく』が5月24日(金)より Netflixにて世界独占配信&日本劇場公開となるのを記念して、14日、映画の完成披露試写会を実施し、声優の小野賢章、富田美憂、柴山智隆監督が登壇した。



新進気鋭のクリエイターが集う「スタジオコロリド」が手がける長編第4作は、“少年”と“鬼の少女”が織りなす青春ファンタジー。高校1年生の柊が天真爛漫な鬼の少女ツムギと出会う物語を描く。本日行われた完成披露試写会では、声優の小野賢章、富田美憂、監督の柴山智隆が登壇し、上映前のイベントを盛り上げた。

柊役を演じた小野賢章は、「スタジオコロリドの『泣きたい私は猫をかぶる』に出演したので、再びオファーをもらえて本当に嬉しかった」と感無量の様子。高校1年生役について「こ、こ、こ、こ、高校1年生だぞ!」と驚きを交えて会場を笑わせ、「柊とツムギの心情変化が丁寧に描かれていたので、流れに身を任せれば大丈夫だと思った」と語る。

ツムギ役の富田美憂も「若い二人が主人公なので、自分の思春期を思い出しながら演じた」と役作りについて話した。

監督を務めた柴山智隆は、小野を起用した理由について「賢章さんは『泣きたい私は猫をかぶる』での演技が素晴らしかったので、最初から信頼していた」とコメント。富田についても「音響監督と話し合い、ツムギ役にぴったりだと思った」とその絶大な信頼を明かした。富田は「この声に産んでくれてありがとう、ママ」と嬉しそうに話していた。

アフレコについて小野は「収録も時間をかけて行われ、終わった後にスタッフとサンドイッチを食べて楽しかった」と和やかな雰囲気を伝えた。富田も「人見知りな私に賢章さんが優しく接してくれて助かった」と感謝の気持ちを表した。柴山監督は「最初から柊とツムギそのものだった」と二人の演技を絶賛した。

イベントには若い観客が多数来場し、登壇者が悩み事にアドバイスを送る場面も。小野は「コミュニケーションが苦手な人は、まずは質問をしてみてほしい」とアドバイス。富田も「相手の目を見て話すことが大事」と共感した。

声優を目指す若者からの質問には、小野が「好きなことをして気分転換を図っている」と答え、富田は「自分だからできることを見つけるように」と母の言葉に救われたエピソードを披露した。

和やかで温かい雰囲気に包まれたイベントの最後に、小野は「この映画には悩みの解決のヒントが散りばめられていると思う」、富田も「観た後に勇気が湧く作品」と熱くアピールした。

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