「むやみに接してくれ」第1・2話 キム・ミョンス(INFINITE エル)、イ・ユヨンと7年振りに再会(ネタバレ)

05月15日19時30分ドラマ
KBS DRAMA公式Xより

キム・ミョンス(INFINITE エル)×イ・ユヨン主演の「むやみに接してくれ」がKBS2で22時10分スタートした。今回は、5月13日・14日に放送された第1・2話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。

「むやみに接してくれ」は、骨の髄まで儒教精神がしみ込んでいる鉄壁男シン・ユンボク(キム・ミョンス)と猪突猛進の現代女性キム・ホンド(イ・ユヨン)との本格ディフェンスロマンチックコメディ。⇒【関連・各話のあらすじ】



■キャスト
シン・ユンボク役:キム・ミョンス(INFINITE エル)
キム・ホンド役:イ・ユヨン
カミユ・ジャン役:ペ・ジョンオク
シン・スグン役:ソヌ・ジェドク
イ・ジュノ役:パク・ウンソク
ほか

■第1話あらすじ
21世紀、現代文明とは距離を置き、朝鮮時代の生活方式がそのまま残るソンサン村の後継者シン・ユンボク(キム・ミョンス)。彼の仕事は不法に密売される文化財を取り戻すことであり、文化財還収のスペシャリストだ。今回も盗まれた文化財が不法競売が行われる現場を無事に捉えたユンボクだったが、トラックに積まれた文化財は偽物だと気づく。すると別の道から逃げるように走り去るトラックを目撃。祖父シン・スグン(ソヌ・ジェドク)にすぐさま報告し、秘書兼護衛武士であるオ・ユンア(イム・ヨンジュ)と共にそのトラックが向かったソウル方面へ行くことに。

キム・ホンド(イ・ユヨン)はデザイナーを夢見てデザイナー補助として働くが、会社では不当な待遇を受けることもしばしば。しかし同僚のイ・ドヨン(ソ・ビョクジュン)と密かに社内恋愛中であり、辛い日々を耐え抜いていた。

誕生日を迎え職場で同僚らから誕生日を祝われるドヨン。先輩イ・ヒャンギ(キム・シヒョン)から高級ブランドをプレゼントされ喜んでいるドヨンの姿を横目で見ながらも、ホンドは後からドヨンを呼び出して手作りの巾着をプレゼントする。しかしあまり気に入らない様子だったため、後から中古でブランドのTシャツを購入し、夜に改めてプレゼントを渡す。その後ドヨンから家族との約束があると急に言われ仕方なしに送り出したホンドは、仕方なしに予約済の高級韓食店「ソンサン館」に弟のホンハク(ハン・ギチャン)を連れていく。

酒が進み酔っ払ったホンドだったが、聞き覚えのある声の先を見ると、隣の席には何とドヨンとヒャンギが!二股され腹が立ったホンドは、追いかけてドヨンの胸ぐらを掴むが、「おかしな女だ」とドヨンに突き放された勢いで後ろに転びそうになる。その瞬間、ホンドを支えて助けてくれたのはユンボクだった。泥酔状態だったホンドはそこで記憶をなくし、気づけば翌朝自宅のベッドだった。

ホンドが出勤すると、職場ではドヨンとヒャンギが交際宣言をし同僚に騒がれているところだった。夜にドヨンからプレゼントを返されたホンドは、これまでの怒りが爆発して謝罪しろと怒るが、ドヨンは親切にしていただけで付き合っていないと言われ、終いには「プレゼントのTシャツが偽物だったようにお前も自分にとって偽物だった」と吐き捨てられてしまう。ショックのあまり家でやけ酒をするホンドは、コンビニに追加の酒を買いに行くと、そこに花束を抱えたユンボクが現れる。

実は7年前、10代だったユンボクは漫画家を夢見て家出したことがあり、彼がソウルで通っていた漫画塾で、当時講師としてホンドが働いていた。制服に黒笠(※)を被り、周囲からおかしな目で見られむやみに接する経験を受けていたが、ホンドだけは偏見なく親切に接してくれたのだった。
※黒笠(カッ)=両班たちが被る黒い帽子。

ユンボクとの久々の再会を喜んだのも束の間、コンビニの窓ガラスに化粧が崩れた自分の顔が映り、驚きのあまり後ろに倒れそうになったホンド。再びユンボクが抱いて受け止めると、ホンドは前日にも同じ状況が起こった恥ずかしい記憶が蘇り…!

■見どころ
初回は全国基準2.3%(首都圏2.2%)を記録。また本作品と同日スタートのENA「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」初回は全国基準2.2%(首都圏2.6%)。放送時間22時〜と本作品と完全にかぶっているが、初回放送は五分五分の結果。現在tvN月火ドラマの「ソンジェ背負って走れ」がシンドローム級の人気を誇っており、同日に放送された第11話は全国基準で4.7%、首都圏5.7%を記録。今後3作品がどのような視聴率対決を繰り広げるか見守っていきたい。

そして第1話のハイライトは何と言ってもホンドが失恋してやけ酒をするシーン!イ・ユヨンはコメディ初挑戦で、その決意を感じさせられるような、振り切った演技に注目だ。化粧が落ちて目の周りをパンダのように真っ黒にさせながら韓国の名曲中の名曲、Ailee「I will show you」を熱唱!そして思い出の写真を燃やしてスプリンクラーが発動してしまいびしょ濡れに!更にそのひどい状態でコンビニにお酒を買いに行って店員に驚かれるなど、体当たり演技がすごすぎる!これはもう女優魂を感じずにはいられない。

最後のエピローグで、ユンボクが花束を持ってきた理由が明らかに。ホンドが7年振りにユンボクと再会した時、ドヨンの浮気を知りひたすら泣き続けるホンドに「どうすれば泣き止むのか」とユンボクが聞いた際、ホンドは「花でも買ってきて」と泣きながら話しており、それを実行して現れたのだった。礼儀を重んじるユンボク、私的な気持ちはまだ何もないはずだが、とてもスイートな行動に思わずドキッとした人も多いだろう。

むやみに接してくれ2■第2話あらすじ
久々に再会したユンボクに恥ずかしい姿を何度も見られたものの、もう会うことはないだろうと急いで別れを告げるホンドだったが、翌朝寝起き姿のまま玄関から出ると、すぐ隣の建物にユンボクが!事情があり一時的に隣に住むことになったと言われ、こんな偶然があるのかと驚くホンド。実は漫画塾の時代に仲の良かった弟のホンハクに急で家を探していると相談していたのだった。その後も近所でユンボクに出くわすたびに逃げるホンドの姿を見て、ユンボクは自分が何か悪いことでもしたのかと気にしてしまう。

文化財を盗んだ犯人を探していたユンボクは、クラブに潜入捜査しようとするも、韓服姿のため連日入店拒否されてしまう。そこでホンハクの協力のもとようやく入店し、VIPルームの隠し扉から盗まれた文化財が置かれた部屋を発見する。そこには以前トラックで逃げた運転手、キム・チルボク(キム・ボンチュン)が縛られていた。すぐにスーツ姿の男らが現れるも、ユンボクは素早く制圧。しかし、彼らも文化財を盗んだ犯人ではなかった。チルボクは知らぬ間に運び屋として使わされていたが、犯人の目撃者として、ソンサン村に一時的にかくまうこと。

ホンドはドヨンに仕返しをしようと、社内のチャットルームに「今日はイ・ドヨン代理がおごります!」と連絡。そうとは知らずドヨンとヒャンギが2人でソンサン館に来ると、そこには職場の同僚が一堂に会しており、拍手で出迎えられる。すっきりしたホンドはクラブに行って踊りまくり、ストレス解消。しかしその後、ドヨンが現れて土下座をして謝ったかと思えば「会社を辞めろ」と言い始め、終いには消えろと怒鳴りホンドの腕を掴む。しかしその瞬間、ユンボクが阻止する。辛い時に目の前に現れるユンボクに、ホンドはまたしても救われたのだった。

ヒャンギがデザインしたという巾着型のバックがSNSに掲載されて話題になり、お祝いムードの社内。しかしそれは紛れもなく、ホンドがドヨンの誕生日プレゼントに手作りした巾着のデザインだった。ホンドは意を決して指摘するも誰も聞き入れず、ドヨンもヒャンギを庇い、寧ろホンドがストーカー扱いまで受けてしまう。落ち込んでいる会社帰り、突然の雨で傘もなく走り出すホンドだったが、人にぶつかりカバンの中身が地面に落ちてしまう。途方にくれながら拾っていると、そこに傘を差し伸べる人物が。またしてもユンボクだった。ホンドは「世界の皆が私をむやみに接しても、決してむやみに接することのないたった一人」と心で思いながら、ユンボクを見つめる…。

■見どころ
ホンドがユンボクを避けていたのは、ユンボクに恥ずかしい姿ばかり見せていたからだと正直に打ち明けるホンド。するとユンボクは「周りがどのように考えても、存在だけで十分にかっこいい方です」と、過去漫画塾でホンドがユンボクを勇気付けたようにホンドを勇気付ける。ホンドも笑顔で今後は避けないと決心し、改めて引越し祝いをすることに。しかし夜遅くに空いている店はないためコンビニでお菓子を買うが、先生の前になんて座れないと、背を向けて座る異様な光景の二人。また、先生の影は踏めないと、斜め後ろを歩くユンボクなど、礼儀正しすぎる故に思わず笑えるシーンの連続!日々のストレスや悩みも吹き飛ぶほど大いに笑わせてもらった。

ユンボクが儒教ボーイで昔の口調で話すため、朝鮮時代と現代の文化の違いなどで起こるハプニングも多く登場する。イ・セヨン×ペ・インヒョクの「烈女パク氏契約結婚伝」などの過去作品も思い浮かぶが、本作品はタイムスリップドラマではないのが斬新なポイント!ユンボクを演じたキム・ミョンスは俳優としてもその設定が面白かったと明かしており、視聴者もその視点で本作品ならではの魅力を味わっていただきたい。

なお、この回の視聴率は全国1.5%にとどまった。詳しくは月火ドラマ視聴率争いで。

YouTube「むやみに接してくれ」予告動画(日本語字幕なし)


■作品紹介
制作国:韓国
制作年:2024年
スタッフ:
演出:チャン・ヤンホ
脚本:パク・ユミ
原作:ソヌ(ソヌ)著『むやみに対してくれ』
原題:「함부로 대해줘」(ハムブロ テヘジョ)
韓国放送:2024年5月13日-7月2日(予定)22:10~ KBS2TV 月火ドラマ

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