「虎に翼」伊藤沙莉は仲野太賀と結婚!一人前と認められやっと法廷にも立った…第7週ネタバレと第8週予告

05月17日08時59分ドラマ
©NHK

お見合い話はことごとく断られるも、優三(仲野太賀)と結婚する寅子(伊藤沙莉)!戦禍厳しくなってゆくなか、寅子はどう生きる?NHK朝ドラ「虎に翼」の第7週「女冥利に尽きる?」(5月20日~5月24日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第7週が5月13日から放送された。高等試験に合格した寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始めた。勉強することは苦にならないが、寅子には弁護の依頼はない。それは社会的な信用がないからだと。結婚してその信用を得ようとするが、お見合いはことごとくうまくいかない。そして、寅子は思いきって、優三と婚約することにした。

大学時代からずっといい感じだった花岡(岩田剛典)と寅子。しかし、判事となり地方に転勤する花岡は、寅子、寅子を応援する人たちの「弁護士」という夢を諦めさせることになるからと、プロポーズはしない。二人だけで判事の試験合格のお祝いをした後、帰り道になるところでの花岡と寅子の切ない思いが伝わった。そして、花岡は自分に尽くしてくれるという女性と知り合い、婚約をした。花岡と寅子の二人を見守ってきた、轟(戸塚純貴)やよね(土居志央梨)は花岡を責めるが、花岡も寅子の人生を思っての決断だった。

寅子は弁護士になったものの、女性、それも若くて社会経験もない独身とあって、だれも弁護を依頼してくれない。社会的信用を得るためにと結婚を考えるが、当時で27歳という年齢のこともあるが、女性弁護士という肩書きでお見合いの話はみつからない。そんなとき、寅子のことをよく知っていて、寅子がどうして結婚したいのかも理解してくれる優三(仲野太賀)がプロポーズしてくれた。すると、なんとすぐに弁護の依頼がきた。ただ、弁護を申し込んできた人は気が弱そうで、もしも、寅子が独身女性でもそのままオッケーしてくれたようにも見えた。何はともあれ、寅子の法廷デビューは無事に終わった。

5月20日から放送される第8週は、戦禍が厳しくなる時代が描かれる。若い男性が次々に出征する中、寅子たち女性弁護士にも仕事は回ってくる。回ってきすぎて大変になるが、そんな時に寅子も妊娠する。子育てと仕事を寅子はどうやって成立させるのか?兄・直道(上川周作)、夫・優三にも召集令状が届く。女子部は廃止され、高等試験も中止となる厳しい時代が描かれる。

【第7週(2024/5/13-5/17)ネタバレあらすじ】
優三(仲野太賀)は弁護士の道を諦め、直言(岡部たかし)の工場で働くことを決めて猪爪家を出る。一方の寅子(伊藤沙莉)は雲野(塚地武雅)の事務所で弁護士実務を学び始める。昭和14年、昼休みに同じく修習中の花岡(岩田剛典)や轟(戸塚純貴)と公園で顔を合わせて励まし合うことが寅子の息抜きになっていた。寅子たちよりも1年早く修習を行っている花岡はあと少しで判事への最終試験となっていた。

昭和14年は日中戦争も始まっていて、思想統制が厳しくなっている。雲野の元に大学教授から発行禁止の裁判の弁護をしてくれと依頼がきた。どう考えても勝ち目がない裁判に誰も弁護をしてくれないのだ。頭をさげられた雲野は担当することにした。そして寅子たちも協力して本が発行されてから長い年月が経っていることをたてに時効が成立しているとして一審で無罪を獲得した。

その夜、寅子の元に花岡から電話がかかってきた。花岡は司法修習後の判事の試験に合格していた。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたのだった。みんなでお祝いをしようと提案した寅子に花岡は二人で祝ってほしいとリクエストをする。それを聞いて、花江(森田望智)とはる(石田ゆり子)は大喜びになる。華やかなワンピース姿でお祝いの食事に行った寅子は、花岡から故郷である佐賀に赴任することになったと告げられる。互いにいいと思い合っているが、花岡から「佐賀についてきてほしい」とも「結婚しよう」とも言われなかった。二人は互いのこれからの検討をたたえ合った。

寅子は晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない。花江の実家でずっと女中をしていた稲(田中真弓)が故郷に帰ることになり、挨拶にやってきた。その稲は寅子が弁護士にはなったが、結婚していないことを知り、弁護士になることが「女の幸せより大事なものか」という。寅子の頭からその言葉が離れない。

そんな中、寅子と同時に合格した久保田が婦人弁護士として初めて法廷に立つと聞き、轟とよね(土居志央梨)と見学に向かった。女性初の法廷ということで記者も大勢詰めかけていた。しかし、揶揄うような雰囲気もあった。久保田は結婚し、妊娠している中で弁護活動をしている。その姿をみて、寅子はなにかを思いついた。

寅子は、その帰り道で花岡と出くわす。花岡は婚約者を連れていた。轟もよねも驚くが、寅子はにこやかに「おめでとう」という。実際にはかなりショックを受けていた。そして、寅子は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせてほしいと直言とはるに頭を下げる。寅子の事情を理解したはるは、必ずいい人を見つける、と奔走するが、相手はなかなか見つからない。

一方、轟とよねは花岡を呼び出し非難する。しかし、花岡は寅子の夢を捨てさせるようなことはできなかったという。そして、今の婚約者との生活を大事にしてゆくと誓った。

そんなとき、優三(仲野太賀)が訪ねてきた。寅子が社会的信用を得るために結婚したがっているのを知って、自分と結婚してはどうかという。寅子は優三からの提案を受け入れて婚約することにした。直言とはるは驚くが、二人を祝福する。寅子は職場で雲野にも報告する。すると、弁護士としてはじめての仕事を引き受けることになった。寅子は堂々たる法廷デビューを果たす。寅子は「紙切れ一枚でこんなに状況がよくなるなんて」とよねに語るが、よねは納得していない様子だった。

結婚式はせず、記念の写真だけを撮る。そして、その夜、優三は「ずっと寅ちゃんが好きだった」と告げた。



【第7週(2024/5/13-5/17)あらすじ】
■第36話(月)
結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。ある日、手伝いとして働くよね(土居志央梨)と共に、子の親権を義父と争う女性の依頼を引き受ける。両国満智(岡本玲)は夫に先立たれ、しかも亡き夫の子を妊娠中。金策に困り果てて夫の友人を頼ったが、「著しき不行跡」として義理の両親から訴えられた。彼女の味方として張り切る寅子だったが、そんな寅子を優三(仲野太賀)は心配していた。

■第37話(火)
昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中、優三(仲野太賀)は一緒においしいものを食べて寅子(伊藤沙莉)を元気づけようとする。その夜、寅子は優三に「どんな弁護士になりたかったか」とたずねる。「法律の本を出すことが夢だった」と語る優三と、仲むつまじく語り合う寅子。やがて、猪爪家にうれしい知らせが舞い込む。

■第38話(水)
猪爪家に召集令状が届き、兄・直道(上川周作)の出征が決まる。はる(石田ゆり子)は直道のためにできる限りのごちそうをふるまい、花江(森田望智)も精一杯の笑顔で送り出そうと努力する。寅子(伊藤沙莉)は弁護の仕事の他に、久保田(小林涼子)が担当していた婦人雑誌の法律相談の連載を引き受けることに。さらに、穂高(小林薫)から明律大学での講演を依頼されるが、講演会当日に倒れてしまう。

■第39話(木)
講演会で倒れてしまった寅子(伊藤沙莉)。雲野(塚地武雅)らは穂高(小林薫)から寅子の事情を聞き、今は子育てに専念する時だと寅子を諭す。よね(土居志央梨)の姿を追い、よねが働くカフェー「燈台」にやってきた寅子。カフェーの営業ができず、軍歌のレコードをかけて細々と営業を続けていた。妊娠を黙っていたことをわびる寅子に、よねは背を向ける。

■第40話(金)
寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。今年は高等試験も行われないため、寅子たち女性法曹の道は途絶えてしまうことに。戦局が厳しくなる中、寅子は優三(仲野太賀)と娘・優未(ゆみ)と戦争を乗り越えることを最優先にしようと心に決める。しかし、とうとう優三の元にも召集令状が届く。

■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,上川周作,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,田中要次,小林涼子,塚地武雅,趙珉和,磯部勉 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト

【2024年春ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】