映画『このろくでもない世界で』ソン・ジュンギとホン・サビンの孤独な魂が響き合う予告とポスター解禁

05月21日12時00分映画

韓国映画『このろくでもない世界で』(7月26日(金)公開)のワイルドな風貌のソン・ジュンギとホン・サビンの、ふたつの孤独な魂が響き合うポスターと予告編が解禁となった。

ソン・ジュンギは、この作品の脚本に心を奪われ、新たな境地を開拓。彼が演じるのは、暴力が支配する町で生きる孤独な男・チゴン。貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュ(ホン・サビン)と出会い、彼の瞳にかつての自分を重ねるチゴン。ふたりの傷だらけの魂が交錯し、運命が予想外の方向へと加速する。



『このろくでもない世界で(原題:ファラン)』は、ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュと、彼にかつての自分を重ねた裏社会の男チゴンが紡ぐ物語。

今回公開された予告編では、校庭で談笑する高校生たちに無言で近づき、手に持った石を振り下ろす主人公のヨンギュ。そして足元の水たまりに落ちた石から血がその水面に滲む映像に『このろくでもない世界で』のタイトルが浮かび上がる。一瞬にして観る者の心を惹きつける衝撃的な幕開けだ。貧しい家庭に育った18歳のヨンギュは継父からの暴力に耐える荒んだ日々を送っているが、唯一の救いは義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)と悪態をつきながらも一緒にハンバーガーを食べる時間だった。しかし、ハヤンを守るために起こした暴力事件に追い詰められ、裏社会に生きるチゴン(ソン・ジュンギ)に頼るしかなかった。これまで一部の隙もない美しさ、クールさで様々な役を演じ、観客を魅了してきたソン・ジュンギが、救いようのない町で生まれ育ち、そこから抜け出せない孤独な男を、傷だらけの背中で魅せる印象的なシーン、チゲを食べながら「顔の傷は使える、教えてやるよ。俺を兄(ヒョン)だと思え」とこの町で“生き抜く”ということ……金、暴力、そして犯罪を教え込む目が離せないシーンが続く。そして「一瞬、楽園を見た」というコピーと共に陽が差すなか、バイクに乗るヨンギュとハヤンのシーンで締めくくられ、これは現実なのか、それとも夢なのか……この先の展開が気になる予告編となっている。

また、ポスターでは、ヨンギュとチゴンの顔がそれぞれ反対を向いた配置で描かれるが、ふたりが重なり合っている構図から、彼らの運命が交錯することが見て取れる。「ヒョン(兄貴)、いつの日か、ここから這い上がることができるだろうか」というチゴンを慕うヨンギュ視点の呼びかけがコピーとして掲載されており、瞼から頬を伝うヨンギュの傷と、耳に切り口鋭く裂けたような跡とともに残るチゴンの傷とが呼応、まさに“傷だらけのふたり”が織りなす物語を喚起させるポスターが出来上がった。

予告YouTube

<映画祭出品&賞情報>
第76回 カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品
第28回 釜山国際映画祭「Korean Cinema Today – Special Premiere」
第44回 青龍映画賞 受賞 <人気スター賞:ソン・ジュンギ/新人男優賞:ホン・サビン>
第22回 ディレクターズ・カット・アワード 受賞 <新人男優賞:ホン・サビン>
第60回 百想芸術大賞 映画部門 新人演技賞(女性)受賞:キム・ヒョンソ
<助演賞(男性):ソン・ジュンギ/新人演技賞(男性):ホン・サビン/新人監督賞:キム・チャンフン>ノミネ

映画『このろくでもない世界で』
公開表記:7月26日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
コピーライト:©
2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED
英題:『HOPELESS(英題)』
監督・脚本︓キム・チャンフン(初⻑編監督作品)
出演︓ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝︓ハピネットファントム・スタジオ
2023 年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題︓화란/英題︓HOPELESS/123分/字幕翻訳︓本⽥恵⼦/R15+

公式HP
◇X︓@hopeless_movie

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