「アンメット」若葉竜也が杉咲花を思い涙するシーンが秀逸!タイトルの意味が回収された第6話ネタバレと第7話あらすじ

05月21日10時14分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

20日に放送された第6話でミヤビ(杉咲花)の記憶に改善の兆しが見えた!27日(月)「アンメット ある脳外科医の日記」(22時、フジ)第7話を放送、ミヤビの回復はまだまだ余談を許さない。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



「アンメット ある脳外科医の日記」はさまざまな患者と共生する脳外科医の世界で、川内ミヤビ(杉咲花)自身も記憶障害という苦悩と葛藤の中から、再び“医師”という仕事と向き合い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマだ。

「アンメット」という聞き慣れない言葉がタイトルについているが、5月20日に放送された第6話がでその意味が分かった。ミヤビ(杉咲花)を思い続ける三瓶(若葉竜也)がミヤビとの思い出を振り返るシーンで「光を当てると影ができます。人間は暗い所に光をあててイイコトをしたと思っている。新しくできた影には気づかずに。アンメット。直訳すると『満たされない』」と語った。そして、どうしたらくまなく照らせることができるのかと悩む。そんな三瓶にミヤビが「こうすれば影が消えます」と寄り添うシーン、そして、そのことを思い出して三瓶が涙するシーンはとても印象的なシーンとなった。

さらに第6話では、ミヤビが服用している薬のせいで記憶障害が起きているということもわかる。ただ、薬を辞めればてんかん発作を起こし、薬の量を増やせば記憶障害は改善されるものの認知機能の低下という別の障害もでてくる。大迫(井浦新)は医者として働きやすいギリギリの線を狙った薬の量にしているのか?それともあえて記憶障害になる量をねらっているのか?

5月27日に放送される第7話では記憶障害に改善傾向がさらに見られる。しかし、今度は量を増やしたことで認知機能が低下するという悪循環に陥る。どこまでもミヤビによりそう三瓶はどうするのか?そして、ミヤビの記憶障害があることで、関東医大の西島会長(酒向芳)にどんな利益が発生するのか?見逃せない第7話となる。

番組公式サイト内にある「ある制作チームの日記」コーナーに原作者の子鹿ゆずると原作漫画家の大槻閑人が制作現場を訪問した際の詳細が掲載された。以前からYouTubeの「コミックDAYチャンネル」で公開されていたが、現場訪問の様子を漫画にしたものを含めて、番組公式サイトに掲載された。主演の杉咲花が人工血管の縫合を練習している様子なども漫画化されている。
コミックDAYチャンネル YouTubeチャンネル

■前回:第6話ネタバレあらすじ
関東医大の西島会長(酒向芳)がセントラル病院にやってきて、三瓶(若葉竜也)に会う。そして「優秀なんだってね」と声をかける。西島がセントラル病院にやってきた意図はわからない。西島は孫の麻衣(生田絵梨花)の婚約者である綾野(岡山天音)の実家の病院を関東医大の傘下にして地域慰労構想に協力することを厚労省に約束していた。

過去に脳出血の治療を受けた山本健太郎(鈴之助)が、てんかん発作を起こし運び込まれる。山本には抗てんかん薬が処方されることになった。てんかんは再発率が高い。しかし、薬を飲むことで職場復帰できる。

抗てんかん薬は予防投与は推奨されていないが、ミヤビ(杉咲花)は予防投与として、大迫(井浦新)からこの薬を処方されているという。それを聞いた三瓶の脳裏には、ミヤビの記憶障害についてある疑惑が浮かぶ。

津幡(吉瀬美智子)に頼まれた星前(千葉雄大)が、大迫の部下の綾野(岡山天音)に事情を聞くなどするが、疑惑は深まるばかりだった。綾野がミヤビのために熱心なことに麻衣はいらだっていた。愛のない結婚だといっても、綾野の心がミヤビにあることが許せないのだ。そして麻衣は三瓶に綾野を巻き込まないでほしいと頼む。あきらかにミヤビの記憶障害が治らない方がいいという麻衣に三瓶は引き下がらないと断言する。

母親の命の恩人でもある大迫が自分に嘘をつくなどミヤビはにわかには信じられないという。そして抗てんかん薬を辞めればわかることなのではないかと薬を飲むのを辞めてしまう。するとてんかんの発作を起こしてしまった。

綾野はミヤビの検査データが消されていたのを発見するが、復元した。そこに書かれていることを確認するために大迫の元に三瓶と向かう。大迫はミヤビがてんかんの発作を起こすことがなく、認知機能の低下を防いで医師として働けるための量にしているという。記憶障害が残ってもそのほうがいいと判断したという。そんな大迫に三瓶は怒りをかくさない。西島の指示なのかと聞くが、そうではないと。大迫はミヤビの記憶は戻らないというが、三瓶は海馬に眠っているだけだと反論する。しかし、大迫はそこから記憶を取り出す方法はないという。

その頃、てんかん患者の山本は、後遺症への理解が乏しい上層部から特別扱いはできないと言われ、夜勤だけではなく日中の仕事もしばらく休むよう通告される。自らも後遺症を抱えながら働くミヤビは、山本のために藤堂(安井順平)とともに会社に向かう。藤堂は穏便に話すようにというが、ミヤビは「障害者雇用促進法で会社側にメリットがあったはず。そのことについてはどうお考えでしょうか」と言ってしまった。そのおかげもあり山本は職場に復帰でき、同僚たちも喜んでくれた。

ミヤビは薬の量を増やしてみるという。そうなると認知機能が低下するかもしれないが、やれることはやってみたいと話す。

三瓶は昔を思い出していた。ミヤビと二人で話している。ろうそくに火をともすと影が出来てしまう。影を隠そうとすると新しい影ができる。アンメット=満たされないという三瓶に、みやびはそっとよりそって「こうすれば影はきえます」と微笑んだ。そんなことを思い出して三瓶は涙してしまった。

翌朝、ミヤビは前日に家で食べた豚足のことを覚えていた。大喜びで職場に向かった。

■第7話あらすじ
抗てんかん薬を増やしたことで、ミヤビ(杉咲花)の記憶は少し改善した。これまでミヤビを支えてきた医局のメンバーもうれしくてたまらない。しかし唯一、三瓶(若葉竜也)だけは、記憶障害の改善の仕方に違和感を覚え、表情が晴れない。

高美武志(小市慢太郎)が営む居酒屋『たかみ』をいつものように訪れた一同は、料理の味がいつもより濃いことに気づく。検査をしてみると、脳に髄膜種という腫瘍があり、その影響で嗅覚が落ちて味つけが濃くなったことが分かる。手術は可能だが、腫瘍切除の際に神経が傷ついて嗅覚を失う可能性が高く、極めて難易度の高い手術になる。しかし手術をしなければ、やがて命にも関わる。料理人として究極の選択を迫られた高美は…。

一方、ミヤビの記憶は間違いが多いことに気づく。ついには、治療中に患者を取り違えそうになった。三瓶は、脳の中で記憶がすり替わる“記憶錯誤”が起きている可能性を示唆するが、残念ながら治療法は解明されていないという。新たな壁に悩まされながらも、高美に寄り添いたいと思うミヤビは…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」は2024年4月15日スタート。原作:子鹿ゆずる 漫画:大槻閑人『アンメット-ある脳外科医の日記-』講談社「モーニング」連載中 出演:杉咲花、若葉竜也、井浦新、吉瀬美智子、千葉雄大、岡山天音、生田絵梨花、安井順平、野呂佳代、小市慢太郎、酒向芳、山谷花純、尾崎匠海(INI)、中村里帆 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@unmet_ktv 」。PR動画は番組公式X(Twitter)にて公開中。

「アンメット ある脳外科医の日記」番組公式サイト

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